さっそく連戦になるが、新しくチームを作っている中、このスケジュールを乗り越えていくためにプレシーズンから準備を進めてきた。バルトシュ ガウル監督は開幕前に選手起用についてこう語っている。
「シーズンが始まってもチームを作るプロセスは続くので、毎試合必ず選手を入れ替えなきゃいけないところは出てくると思いますけど、一気にローテーションしてたくさんの選手を替えることはないと思う。試合をする中でどの選手が自分たちのサッカーに合っているか知ることも重要なので、いろんな選手を見る機会は多いと思いますけど、2月は自分たちのチームのベースをしっかりと作っていく大事な期間になると思っています」 バルトシュ ガウル監督体制は歩み始めたばかり。第一歩となった長崎戦を終えて川辺 駿は「アグレッシブな部分もありつつ、チーム全員でボールをつなぐシーンも多かった。自分たちにとってはすごく選択肢が多い中でサッカーができているので、相手にとってもすごくイヤなチームになっていくんじゃないかなと思う」と手ごたえを語っている。ホームスタジアムで戦う今年最初の試合でどんなパフォーマンスを見せるのか、期待は高まる。
広島サッカースタジアムに乗り込んでくるジョホールは、2025/26シーズンもマレーシアで圧倒的な強さを誇っている。ここまで16戦全勝で73得点6失点という信じられないような数字を残しているチームにとって、難しいのはコンディション調整だろう。週末の寒波は和らぐことが予想されているとはいえ、マレーシアと日本はかなりの寒暖差がある中でどこまで良いコンディションで戦えるのか。
広島としては、ジョホールの攻撃の軸になる9番のブラジル国籍FWベルクソンや、スペイン国籍MFのアヘル アケチェやサイドプレーヤーのオスカル アリバスといったキープレーヤーをしっかりと抑えながら、立ち上がりから積極的に自分たちのサッカーを展開してゴールに迫っていきたい。
リーグステージは今節を含めて残り2試合。ここまで3勝2分1敗で勝点11を積み上げ3位につけている広島は、今節で勝てば自力でノックアウトステージへの進出が決められる。2勝2分2敗で勝点8を獲得して6位につけているジョホールとしては、最終節に神戸と戦うホーム戦を少しでも優位な状況で迎えるために勝点を持ち帰りたい一戦になる。
10日の19時にキックオフする一戦は、最初から最後まで目の離せない試合になる。
[ 文:寺田 弘幸 ]