初出場・初制覇まであと2勝に迫った町田が参戦中のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)。アル・イテハド(サウジアラビア)との準々決勝を1-0で制し、準決勝にコマを進めた町田は、その準々決勝からスタメンを1名入れ替えて臨んだ。
ナ サンホに替わり、準々決勝はケガで欠場した
相馬 勇紀が試合開始からピッチに立った。
試合は序盤の先制点で幕を開けた。開始12分、相手DFのミスを突いた
相馬 勇紀がゴールに近い位置でボールを奪うと、右足でシュートを流し込み、町田が先制した。
日本人エースの背番号7は、ケガからの復帰戦で“一発回答”。懸命にリハビリを続けてきた
相馬 勇紀に“サッカーの神様”がほほ笑んだ格好だ。
幸先よくスコアを動かした町田は、その後も勇敢に時計の針を進めた。仮にボールを失っても、即時奪回を試みてマイボールにし、相手ゴールに接近。前半終了間際の40分には左サイドを打開した
相馬 勇紀がボックス内でフェデ カルタビアに倒されたが、VARサポートによる主審のオンフィールドレビューの結果、PK獲得の判定は取り消しとなった。
1点をリードして折り返した後半は、ともにメンバー変更なしでスタート。1点を追いかける展開のアル・アハリ(UAE)が攻撃のギアを上げて反撃の姿勢を強めると、町田ゴールに接近。それでも町田は粘り強いゴール前での守備力を発揮し、ゴールを割らせない。
ややこう着状態に入った試合は67分から68分にかけて、両チームともに3枚代えを実行。町田ベンチはフレッシュな選手を投入し、チーム全体の強度を担保した。
ともに選手交代で戦況を変えていこうとした試合は、町田が1点をリードしたまま終盤に突入。リードする町田としては、守備に重心を置きながら、機を見たアタッキングエリアへの前進で追加点のチャンスもうかがった。
刻一刻と決勝進出への“カウントダウン”が始まる中、追いかける展開のアル・アハリは83分にジョアン マルセロを投入。前線に多くの人数を割くことで前からの圧力を強めていったが、町田は自慢の耐久力を発揮し、最後の一線を割らせない。
こうして準決勝は町田が1点をリードしたまま、7分目安のアディショナルタイムに突入。90+2分にはギリェルミ バラにゴールネットを揺らされたが、相手のスローインが町田の選手交代前に実行されていたとしてVARのチェックが行われ、主審によるオンフィールドレビューの結果、“幻のゴール”に。終了間際の難所をしのいだ町田はその後も相手の攻撃をはね返し続け、アディショナルタイムが13分を過ぎた頃にタイムアップ。最終的には守備陣が
相馬 勇紀による虎の子の1点を死守し、ウノゼロで準決勝を制した町田が、ACLE初挑戦で“ファイナリスト”に名乗りを上げた。
[ 文:郡司 聡 ]