101回目となる天皇杯がいよいよ開幕する。岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウで行われる1回戦は、岐阜とHonda FCが対戦。勝利チームは2回戦でJ1・横浜FMとの戦いが待っている。
明治安田J3で2位につける岐阜は、岐阜県予選でFC岐阜SECONDを2-0で下した。FC岐阜SECONDは東海社会人リーグ2部で戦うアマチュアチーム。岐阜としては兄弟対決となったが、13分にレレウの個人技で先制点を奪うと、80分には右サイドからのクロスを富樫 佑太が頭で合わせて追加点。トップチームが貫録を見せた。
今季の岐阜はアクシデントに見舞われながらも、なんとかJ2昇格ラインを維持している。開幕から2勝1分で首位に立ったところで、選手に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出て活動休止。その間は練習ができずにコンディションを大きく落とした。
そして約3週間後に復帰したリーグ戦の初戦は、鳥取に1-0で勝利を収めたものの動きが重く、選手の出場時間をコントロールすることで乗り切った。しかし、続く富山戦、熊本戦は体力面やボールへの反応などが戻り切らず、上位を争うライバルに連敗。新型コロナウイルス感染症の影響が大きく成績に響くかと思われた。
それでも延期試合となったJ3第5節・沼津戦では、大雨という悪コンディションの中、得意のセットプレーなどで3-1と快勝。前節は無敗で首位を走っていた岩手相手に開始2分で先制点を奪うと、24分にも吉濱 遼平のピンポイントクロスから村田 透馬が豪快に蹴り込み、守備でも大きなピンチを招くことなく2-0で勝ち切った。
いったん落ちてしまったコンディションもほぼ万全に戻っており、勝てばJ1チームと対戦できるこの天皇杯1回戦に懸ける思いは強い。
岐阜の見どころはリーグ最少失点を誇る守備の強さ。3枚のCBは高さと強さを兼ね備え、セットプレーでも武器となる。そして、アンカーを務める元日本代表・本田 拓也の危機察知能力と先を読むプレーにも注目してほしい。
一方でHonda FCは、静岡県予選準決勝で沼津にPK戦の末に勝利。決勝の常葉大戦では66分に児玉 怜音のゴールで先制すると、終了間際にも堀内 颯人がミドルシュートを決めて本大会の出場権を得た。
Honda FCは2016年から2019年までJFLを4連覇した強豪。昨年の天皇杯では準々決勝に進出し、J2優勝チームの徳島に善戦及ばず敗れた。“Jの門番”とも呼ばれ、その実力はアマチュアの中でトップクラス。過去にも多くのJクラブを打ち破ってきた。
岐阜も2016年の天皇杯1回戦でHonda FCと対戦し、1-1で迎えた延長後半の120+1分に右サイドからのグラウンダーのパスを決められて敗退している。Honda FCはアマチュアとはいえ決して油断はできない相手。岐阜は5年前の雪辱を果たすためにもホームで勝利し、横浜FMへの挑戦権を手にしたい。
[ 文:斎藤 孝一 ]
明治安田J3で2位につける岐阜は、岐阜県予選でFC岐阜SECONDを2-0で下した。FC岐阜SECONDは東海社会人リーグ2部で戦うアマチュアチーム。岐阜としては兄弟対決となったが、13分にレレウの個人技で先制点を奪うと、80分には右サイドからのクロスを富樫 佑太が頭で合わせて追加点。トップチームが貫録を見せた。
今季の岐阜はアクシデントに見舞われながらも、なんとかJ2昇格ラインを維持している。開幕から2勝1分で首位に立ったところで、選手に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出て活動休止。その間は練習ができずにコンディションを大きく落とした。
そして約3週間後に復帰したリーグ戦の初戦は、鳥取に1-0で勝利を収めたものの動きが重く、選手の出場時間をコントロールすることで乗り切った。しかし、続く富山戦、熊本戦は体力面やボールへの反応などが戻り切らず、上位を争うライバルに連敗。新型コロナウイルス感染症の影響が大きく成績に響くかと思われた。
それでも延期試合となったJ3第5節・沼津戦では、大雨という悪コンディションの中、得意のセットプレーなどで3-1と快勝。前節は無敗で首位を走っていた岩手相手に開始2分で先制点を奪うと、24分にも吉濱 遼平のピンポイントクロスから村田 透馬が豪快に蹴り込み、守備でも大きなピンチを招くことなく2-0で勝ち切った。
いったん落ちてしまったコンディションもほぼ万全に戻っており、勝てばJ1チームと対戦できるこの天皇杯1回戦に懸ける思いは強い。
岐阜の見どころはリーグ最少失点を誇る守備の強さ。3枚のCBは高さと強さを兼ね備え、セットプレーでも武器となる。そして、アンカーを務める元日本代表・本田 拓也の危機察知能力と先を読むプレーにも注目してほしい。
一方でHonda FCは、静岡県予選準決勝で沼津にPK戦の末に勝利。決勝の常葉大戦では66分に児玉 怜音のゴールで先制すると、終了間際にも堀内 颯人がミドルシュートを決めて本大会の出場権を得た。
Honda FCは2016年から2019年までJFLを4連覇した強豪。昨年の天皇杯では準々決勝に進出し、J2優勝チームの徳島に善戦及ばず敗れた。“Jの門番”とも呼ばれ、その実力はアマチュアの中でトップクラス。過去にも多くのJクラブを打ち破ってきた。
岐阜も2016年の天皇杯1回戦でHonda FCと対戦し、1-1で迎えた延長後半の120+1分に右サイドからのグラウンダーのパスを決められて敗退している。Honda FCはアマチュアとはいえ決して油断はできない相手。岐阜は5年前の雪辱を果たすためにもホームで勝利し、横浜FMへの挑戦権を手にしたい。
[ 文:斎藤 孝一 ]