改修されたヨドコウ桜スタジアムで初の公式戦となる天皇杯2回戦。J1のC大阪が、J3の鳥取を迎え撃つ。
得点力の向上を目指し、レヴィー クルピ監督を新たに迎えて今季に臨んだC大阪は、開幕から8試合で勝点16を獲得。開幕ダッシュには成功したが、以降の10試合では勝点7と失速。5月は3分3敗と1勝もできず、順位も2ケタに落とした。この6試合では失点こそ『7』に抑えるも、得点がわずかに『4』。攻撃力に課題を残し、勝ち切れない要因となっている。
停滞するチーム状況を打破すべく、直近の明治安田J1第17節・仙台戦ではシステム変更に着手した。「チームにインパクトを与えて、選手たちの持っているポテンシャルを引き出したい」(レヴィー クルピ監督)と、それまでの[4-4-2]から[3-5-2]へと立ち位置を変え、より攻撃重視の布陣を採用した。結果としては引き分けに終わり、得点も1点にとどまったが、それまでの試合に比べるとチャンスの数は増加。「(システムを変えて)初めてのゲームではありましたが、チームとして良くなっていく手ごたえは感じています」と指揮官も話した。手ごたえそのままに、この試合でも両サイドが高い位置を取る3バックで臨むか、その出方が注目される。
選手個々では坂元 達裕、キム ジンヒョン、アダム タガートと、各国の代表に選出された選手が不在。彼らに替わって入る選手たちのプレーもこの一戦の見どころとなる。特に、ここまでキム ジンヒョンが不動の存在として君臨してきたGKは要注目。ベトナム国籍のダン バン ラムが、C大阪でのデビューを飾る可能性も十分ある。
対する鳥取はJ2復帰を目標に掲げてスタートしたが、ここまでリーグ戦9試合を終えて2勝1分6敗。スタートダッシュに失敗し、髙木 理己監督を解任。後任には、昨季まで鹿児島で指揮を執り、2018年には琉球をJ2に昇格させた実績を持つ金 鍾成監督が就任した。初陣となった5月23日の天皇杯1回戦・FC徳島戦は4-1で勝利したが、その後のリーグ戦では連敗。現在リーグ3連敗中と、浮上の兆しは見えてこない。
リーグ戦では勝利から遠ざかっている両チーム。戦いの場が変わる今回の一戦に向けて、気持ちを新たに臨み、前へ進むきっかけをつかみたい。C大阪としては、格下相手となるこの試合で、公式戦9試合ぶりの複数得点を目指したい。鳥取としても、この試合はチャレンジャー精神を持って戦える一戦。臆することなく挑み、指揮官が掲げる攻撃的な姿勢をぶつけて一泡ふかせたい。
緊急事態宣言下の大阪市の要請に基づき、無観客試合として実施される一戦だが、一般社団法人大阪府サッカー協会の公式YouTubeチャンネルにて生配信されることも決定している。C大阪が順当に勝利を収めるか、それとも鳥取がジャイアントキリングを成し遂げるか。白熱した攻防に期待したい。
[ 文:小田 尚史 ]
得点力の向上を目指し、レヴィー クルピ監督を新たに迎えて今季に臨んだC大阪は、開幕から8試合で勝点16を獲得。開幕ダッシュには成功したが、以降の10試合では勝点7と失速。5月は3分3敗と1勝もできず、順位も2ケタに落とした。この6試合では失点こそ『7』に抑えるも、得点がわずかに『4』。攻撃力に課題を残し、勝ち切れない要因となっている。
停滞するチーム状況を打破すべく、直近の明治安田J1第17節・仙台戦ではシステム変更に着手した。「チームにインパクトを与えて、選手たちの持っているポテンシャルを引き出したい」(レヴィー クルピ監督)と、それまでの[4-4-2]から[3-5-2]へと立ち位置を変え、より攻撃重視の布陣を採用した。結果としては引き分けに終わり、得点も1点にとどまったが、それまでの試合に比べるとチャンスの数は増加。「(システムを変えて)初めてのゲームではありましたが、チームとして良くなっていく手ごたえは感じています」と指揮官も話した。手ごたえそのままに、この試合でも両サイドが高い位置を取る3バックで臨むか、その出方が注目される。
選手個々では坂元 達裕、キム ジンヒョン、アダム タガートと、各国の代表に選出された選手が不在。彼らに替わって入る選手たちのプレーもこの一戦の見どころとなる。特に、ここまでキム ジンヒョンが不動の存在として君臨してきたGKは要注目。ベトナム国籍のダン バン ラムが、C大阪でのデビューを飾る可能性も十分ある。
対する鳥取はJ2復帰を目標に掲げてスタートしたが、ここまでリーグ戦9試合を終えて2勝1分6敗。スタートダッシュに失敗し、髙木 理己監督を解任。後任には、昨季まで鹿児島で指揮を執り、2018年には琉球をJ2に昇格させた実績を持つ金 鍾成監督が就任した。初陣となった5月23日の天皇杯1回戦・FC徳島戦は4-1で勝利したが、その後のリーグ戦では連敗。現在リーグ3連敗中と、浮上の兆しは見えてこない。
リーグ戦では勝利から遠ざかっている両チーム。戦いの場が変わる今回の一戦に向けて、気持ちを新たに臨み、前へ進むきっかけをつかみたい。C大阪としては、格下相手となるこの試合で、公式戦9試合ぶりの複数得点を目指したい。鳥取としても、この試合はチャレンジャー精神を持って戦える一戦。臆することなく挑み、指揮官が掲げる攻撃的な姿勢をぶつけて一泡ふかせたい。
緊急事態宣言下の大阪市の要請に基づき、無観客試合として実施される一戦だが、一般社団法人大阪府サッカー協会の公式YouTubeチャンネルにて生配信されることも決定している。C大阪が順当に勝利を収めるか、それとも鳥取がジャイアントキリングを成し遂げるか。白熱した攻防に期待したい。
[ 文:小田 尚史 ]


