
出はなをくじかれても。順天堂大が見せた下克上
順天堂大学
MF 6
自分は70分くらいで足をつっていて、なかなか思い切り打てずに足に当たらないことが続いたんですけど、いつも試合中は自分がゴールを決めることを意識しているので、もっと決められる場面はあったかもしれないですけど、ずっとゴールを狙っていたからこそのゴールだったと思います。 --ゴールシーンを振り返って。こぼれ球から20番の長倉(幹樹)が良い落としをくれて、最初、自分はファーに打とうと思っていたけど、9番の大森(真吾)が相手をブロックしてニアを空けてくれたので、思い切り振ってニアにぶち込もうと思ったら入った。仲間の助けが功を奏したと思います。 --Jクラブに勝った喜びは?ほかの大学勢が負けていて、(関東大学リーグは)自分たちしか残っていなかったので、自分たちの力を見せようと。チーム全体で、プロとやるだけでは意味ないから勝ちという結果を出そうと、そこの共通意識は持っていました。試合後、みんながガッツポーズをしていたように、全員が本当に戦ったからこそのうれしさがあふれていたと思います。
MF 10
--FC東京アカデミー出身選手として、FC東京相手にゴールを決めた感想は?PKはもらった人が蹴ると決まっていたので自分が蹴りました。自分は(FC東京U-18に所属していたときに)FC東京U-23の試合に出せてもらったが、そこでゴールを決めることができていなかったので、こうして今日、FC東京相手に恩返しというか、絶対に負けたくなかったので、PKが入って素直にうれしかったです。 --大学に入ってから成長したと感じていることは?FC東京U-18のときは攻撃の選手で守備のことをほとんど言われていなかったけど、大学に入ってチーム全体で戦う中で絶対的に守備が必要だと再認識して、大学に入ってからは守備でもチームに貢献できるように意識してプレーしています。
FC東京
監督
負けを真摯に受け止めて、監督の責任だと思っています。選手はそれぞれ気持ちを出してくれたと信じたいと思います。やはり、1点ではなかなか勝てないと思いますし、追加点を取れるような迫力を現状は出せなかったと思っています。順天堂大学の学生の頑張りは称えたいと思いますが、1失点や延長戦のPKは致し方ないにしても、1点ではJリーグでも勝てないと思いますので、攻撃の組み合わせはルヴァンカップに向けても探っていかないといけないと思っています。 --突き放しにかかった中で同点に追いつかれてしまった原因は?チャンスはあったけど、残り5分でゲームを締めさせるために(髙萩)洋次郎を入れたけど、最後締められなかったですね。 --堀池 巧監督と戦っての感想は?堀池と戦っているわけではなく、順天堂大学というチームと戦ったと思っています。その中で学生が1つきっかけをつかむと、プラスαの力を発揮することは重々承知はしていた。その意味では後半の終盤にもう1点を取らないと危ないということで、試合を決めるためにディエゴ(オリヴェイラ)や三田(啓貴)を入れました。最後にシュートを決められて延長になってしまったことは想定外の展開ではありましたけど、そういう展開になってもいいようにアダイウトンを入れましたし、打ち合いもできるメンバーはいたと思いますので、そこで次の1点を取れなかったことはチームとして情けないと思います。 監督経験の中で学生に負けたのは初めてなので非常に悔しいですし、多くのサポーターがコロナ禍でも観に来てくれた中で勝利できなかったことは自分自身の力のなさを痛感しています。
順天堂大学
監督
今日の2回戦が健太くん(長谷川 健太監督)のFC東京とやれるとはまさか思っていなかった。自分自身が一番もしかしたら楽しみにしていたかもしれないけど、ウチにはFC東京アカデミー出身の選手がいるし、彼らは「4年後に見返そう」と自分が誘ったので、そこで意地を見せてくれましたし、先制されてもあきらめずに戦えたという意味では、チームとしても個人としても自信になるんじゃないかなと思います。 学生たちはこの試合に向けて勝ったら得るものが多く、真剣勝負だからこそ自分の立ち位置が分かると。では、負けたらどうなのと聞いたら「ない」と言って、「チャレンジの気持ちを持って100%やるだけ」と昨日のミーティングでも言っていたので、そのとおりあきらめずにやれたことは良かった。 (FC東京は)トップクラスの選手がベンチに控えていたので、その選手たちを出させたら認められると思い、最後に主力の選手が出てきてくれて、そこでも勝ち切れたことはチームとしても自信になると思います。 --長谷川監督と120分戦ってみての感想は?意識していたのは自分のほうだと思います。やるからには勝ちたいという気持ちしかなかったですね。普段は3バックをやらないけど、最後は後ろを3枚にして両サイドを置いてとシステムをイジりました。 健太のほうがカテゴリーが違うし、結果を求められる。大学も結果は求められるけど、育成の部分はあるし、理想を求めることもある。長谷川 健太監督のFC東京というよりはJのチーム、真剣勝負の場で勝ちたかった。トレーニングマッチでは何度かやらせてもらっているけど、真剣勝負の場は天皇杯しかないので、勝ちたかったし、勝たせてあげたかったですね。
FC東京
MF 8
髙萩 洋次郎
--最後守り切る状況でピッチに入ったと思うが、どんな意識を持って入った?セカンドボールやクリアボールなど、相手が長いボールを入れてきたあとの落ちたところでしっかり回収して、そこから攻守で時間を作りたかったけど、なかなかそういう場面にならなかった。自分のところでもうちょいうまく回収できれば良かったです。 --順天堂大の勢いを押し返せなかった原因は?相手が球際やセカンドボールに強く来ているところでマイボールにできなかったことが、一番の原因だと思います。 --大学生に負けたことへの心境は?どんな相手でも負けたことはすごく悔しい。大学生だからという気持ちで試合には入っていないですし、上から目線で試合をしたつもりはないです。
MF 45
安田 虎士朗
少し前からトップチームの練習に参加させてもらっていて、ルヴァンカップでも出させてもらっていたので、そこで何かを残せたからチャンスをもらえたのかなと思いましたし、選手の信頼も練習の中で少しずつ得られていたと思うので、そこがスタメンのきっかけになったと思います。 --試合を振り返って。ボールを持ったときに仕掛けられるシーンはあったけど、それがゴールに直結したかと言われればそうでもないし、ミスも多かったので、今後はそこを課題として、チームを勝たせられる選手になっていきたいです。