さらに東京Vは、13日に行われたリーグ前節・千葉戦でも1-0で勝点3を奪って3連勝を達成。今季、一番調子の良い状態にある。
一方の岡山も、勢いを持ってこの試合に乗り込んでくる。リーグ前節・新潟戦では、12,000人以上が詰めかけたアウェイゲームにもかかわらず、1-0で勝利。強力な相手の攻撃をシャットアウトした上で、上門 知樹が68分に決勝ゴールを決めて金星をつかんだ。有馬 賢二監督が「粘り強く、1個1個のプレーを集中してやってくれた」と評価したように、「ずっと我慢していた」(宮崎 幾笑)という展開を戦い抜いたことで、2試合ぶりの勝利をつかむことにつながった。
5月からは3勝1分4敗と、少しずつ結果を残し始めて自信も得ている状況だ。全員がハードワークして戦うスタイルを継続して、今度は東京Vを上回りたい。復帰後に先発に定着できていないパウリーニョなど、出場機会に飢えた選手たちの活躍に期待がかかる。
互いに直近の試合から中2日で行われるため、選手を入れ替えて臨むことが予想される。
東京Vのキーマンは、U-20日本代表候補の3選手か。アタッカーの松橋 優安と中盤の山本 理仁、そして最終ラインとボランチをこなす馬場 晴也。彼らは、シーズン序盤は出場機会をつかんでいたものの、このところそのチャンスを減らしている。それでも、6月7日~10日まで行われたU-20日本代表候補のトレーニングキャンプで、松橋は「ゴラッソを決めたらしく、『結果を出してきました!』と言っていましたよ」と永井 秀樹監督がコメント。山本は「良い刺激をもらった」、馬場は「やらかしてしまったので、またイチからやっていきたい」と、それぞれチームメートの前で宣言したという。
15歳でJリーグデビューを果たして16歳でプロ契約を結んだ橋本 陸斗や、今季開幕スタメンをつかんだ17歳の阿野 真拓、一時は先発を確保した石浦 大雅など、才能豊かな10代はまだまだいる。“緑の井戸”から出てくるタレントたちの反逆、躍動に期待したい。
舞台は味の素フィールド西が丘。勝てば、AFCチャンピオンズリーグにも出場する名古屋との対戦が待っている。その挑戦権を得るのは東京Vか、岡山か。
[ 文:田中 直希 ]