13日にJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフステージで、浦和との第2戦を戦った神戸。6日の第1戦は1-2で敗れており、2点以上を奪っての勝利が必要だった試合で果敢な戦いぶりを披露した。
立ち上がりから攻撃的な姿勢を見せ、先に得点を奪われるイヤな展開だったが、ドウグラスとアンドレス イニエスタのゴールで二度追いつく粘り強さを見せた。あと1点奪えば、アウェイゴールの数で浦和を上回る状況まで持っていったが逆転することはできず、ルヴァンカップの戦いは終了することになった。
それでもルヴァンカップでは、ルーキーの櫻井 辰徳がグループステージで躍動感を示すなど、多くの選手がリーグ戦出場への道筋をつける大きな意義を担ってきた。チームの連係力アップや底上げなど、着実な上積みを遂げながら前進した大会だったと言っていいだろう。山口 蛍や酒井 高徳らは若手を引っ張り、高いレベルを目指していく中で、確かなパフォーマンスを発揮してきた。ルヴァンカップは終わってもチームの戦いはなお続く。それは今週末に再開されるリーグ戦はもちろん、この天皇杯も同様だ。
クラブとして初めての戴冠という栄誉に浴したのが天皇杯。2020年の1月1日、国立競技場を舞台に鹿島と激突した第99回の天皇杯決勝、神戸は2-0で勝利を飾っている。昨年度の天皇杯は出場自体がかなわなかったものの、今年度は2大会ぶりの戴冠を目指して参戦。優勝はもちろんのこと、AFCチャンピオンズリーグ出場権獲得へ向けて好発進を切りたいところだ。
一方、JFLを戦う鈴鹿ポイントゲッターズは、三重県代表決定戦で、勢いに乗っていたFC.ISE-SHIMAと対戦。前半をスコアレスで折り返す中、後半の3得点で撃破し、2年連続となる七度目の天皇杯出場を決めた。続く天皇杯1回戦では愛知県代表のFC刈谷と対戦し、オウンゴールで先制を許す難しい展開に。それでも前半アディショナルタイムに田村 翔太が決めて同点とし、51分に遠藤 純輝が逆転ゴールを奪取。これが決勝点となり、2-1で打ち破っている。
チームを率いるのは就任3季目となるスペイン国籍のミラグロス マルティネス監督。JFL以上の男子チームにおいて初の女性監督と話題も大きいが、リーグ戦では2019年の12位から昨季は5位に躍進させるなど結果を残している。今季はJ1クラブにも在籍していた橋本 晃司や阪田 章裕も加入するなど、ボールを保持する攻撃的スタイルを高める。2016年の天皇杯2回戦で神戸と対戦したが、1-7と大敗を喫しており、クラブとしては雪辱を期す一戦になりそうだ。
[ 文:小野 慶太 ]
