カテゴリーの壁を越えてのテンション高まるマッチアップ。7月7日に開催される天皇杯3回戦、テクノポート福井スタジアムでは、J1の大分と北信越リーグ1部で戦う福井ユナイテッドFCが一戦を交える。
大分は明治安田J1で現在19位。4チームがJ2に降格する厳しいレギュレーションの降格圏に沈んでいる。昨季までの主力が大幅に入れ替わり、負傷者も出ている中で、チームの土台を固められないまま連戦を重ねてきた。リーグ戦4試合無得点と、意図する攻撃からなかなか形が作れない苦しい状態だ。
7月4日に開催されたJ1第21節の清水戦を敵地で戦い、そこから中2日でこのゲームを迎える。さらに、3日後にJ1第22節のホーム・浦和戦も控えており、移動も含めてタフなスケジュールを強いられる3連戦の2戦目となるため、大幅なターンオーバーが予想される。
「われわれにとっては『勝ってあたりまえ』と言われるゲームになるかもしれないが、2回戦のホンダロック戦同様、おそらく相手はJ1のチームに一泡吹かせてジャイアントキリングをしようと、なりふり構わず、思い切ってチャレンジしてくると思う。それを受ける形になると、やはり厳しい試合になるだろう」と片野坂 知宏監督は言う。天皇杯出場メンバーの中から、リーグ戦に刺激をもたらすプレーヤーが台頭してくることに期待したい。
一方の福井ユナイテッドFCも4日にアウェイでのリーグ戦を戦い、中2日でこの試合を迎える。とは言っても、長野県の佐久運動公園陸上競技場でのゲームだったため、移動の負担は少ない。このあとは中3日で、全国社会人サッカー選手権北信越大会の予選を控えている。
今大会では1回戦でアヴェントゥーラ川口を2-1で下すと、2回戦は後半アディショナルタイムの2得点で劇的な逆転を演じ、J2甲府を下した。先制点こそ奪われたものの追加点を許さず、相手の背後を狙って攻め続けた結果、最後に追い越して90分で決着をつけるメンタリティーが光った。
大分が守り切る、逃げ切るという消極的な姿勢に傾けば、福井ユナイテッドFCにやられる可能性は大いにある。リーグ戦で不調の大分は、格下相手とはいえ公式戦勝利でチームに勢いをつけたいところ。JFL昇格を目指す福井ユナイテッドFCにとってはその名を高める格好の機会で、いずれもモチベーションを高く戦える状況だ。
福井ユナイテッドFCには、大分の育成組織出身の角野 翔汰と宮地 裕二郎が在籍する。角野は刀根 亮輔の1学年後輩で、宮地は高畑 奎汰の3学年先輩。弓場 将輝や2種登録の屋敷 優成も出場すれば、大分アカデミーOB対決が見られる可能性もある。ちなみに福井ユナイテッドFCの中村 有ヘッドコーチは、2015年に大分でヘッドコーチ、2016年は大分U-18で監督を務めた。
そんなサイドストーリーも絡みつつ、ピッチでは真剣勝負が繰り広げられる一戦。大分にとっては初めてのスタジアムで、刺激満点のゲームに期待したい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
大分は明治安田J1で現在19位。4チームがJ2に降格する厳しいレギュレーションの降格圏に沈んでいる。昨季までの主力が大幅に入れ替わり、負傷者も出ている中で、チームの土台を固められないまま連戦を重ねてきた。リーグ戦4試合無得点と、意図する攻撃からなかなか形が作れない苦しい状態だ。
7月4日に開催されたJ1第21節の清水戦を敵地で戦い、そこから中2日でこのゲームを迎える。さらに、3日後にJ1第22節のホーム・浦和戦も控えており、移動も含めてタフなスケジュールを強いられる3連戦の2戦目となるため、大幅なターンオーバーが予想される。
「われわれにとっては『勝ってあたりまえ』と言われるゲームになるかもしれないが、2回戦のホンダロック戦同様、おそらく相手はJ1のチームに一泡吹かせてジャイアントキリングをしようと、なりふり構わず、思い切ってチャレンジしてくると思う。それを受ける形になると、やはり厳しい試合になるだろう」と片野坂 知宏監督は言う。天皇杯出場メンバーの中から、リーグ戦に刺激をもたらすプレーヤーが台頭してくることに期待したい。
一方の福井ユナイテッドFCも4日にアウェイでのリーグ戦を戦い、中2日でこの試合を迎える。とは言っても、長野県の佐久運動公園陸上競技場でのゲームだったため、移動の負担は少ない。このあとは中3日で、全国社会人サッカー選手権北信越大会の予選を控えている。
今大会では1回戦でアヴェントゥーラ川口を2-1で下すと、2回戦は後半アディショナルタイムの2得点で劇的な逆転を演じ、J2甲府を下した。先制点こそ奪われたものの追加点を許さず、相手の背後を狙って攻め続けた結果、最後に追い越して90分で決着をつけるメンタリティーが光った。
大分が守り切る、逃げ切るという消極的な姿勢に傾けば、福井ユナイテッドFCにやられる可能性は大いにある。リーグ戦で不調の大分は、格下相手とはいえ公式戦勝利でチームに勢いをつけたいところ。JFL昇格を目指す福井ユナイテッドFCにとってはその名を高める格好の機会で、いずれもモチベーションを高く戦える状況だ。
福井ユナイテッドFCには、大分の育成組織出身の角野 翔汰と宮地 裕二郎が在籍する。角野は刀根 亮輔の1学年後輩で、宮地は高畑 奎汰の3学年先輩。弓場 将輝や2種登録の屋敷 優成も出場すれば、大分アカデミーOB対決が見られる可能性もある。ちなみに福井ユナイテッドFCの中村 有ヘッドコーチは、2015年に大分でヘッドコーチ、2016年は大分U-18で監督を務めた。
そんなサイドストーリーも絡みつつ、ピッチでは真剣勝負が繰り広げられる一戦。大分にとっては初めてのスタジアムで、刺激満点のゲームに期待したい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]