先週末にリーグ前半戦が終わり、湘南は4勝4分9敗で17位、磐田は4勝6分7敗で14位。お互いに下位に沈んでいるが、直近のJ1第17節でともに勝利を挙げている。
湘南はFC東京に2-0。今季絶好調の池田 昌生と町野 修斗が1点ずつ決めて勝利に導いた。試合を振り返って山口 智監督は「良いところがたくさん出た試合でしたし、勝ちにふさわしい内容だった」と選手たちを称えた。
FC東京の強力なアタッカー陣に対して無失点に抑えたディフェンスに関して指揮官は、「最後まであきらめないで体をぶつけるとか、自分たちからボールを奪いにいくという守備の面で大事な部分が出せた」と当たり前かつ大切なことを愚直にできたと評価。
そして攻撃に関しては「人数をかけて(攻める)回数を増やす中、揺さぶりやチャレンジだったりの前向きさが出てきた」(山口監督)と、攻め切ってフィニッシュで終わらせようとする意識をプレーで表現できるようになってきている。
一方の磐田はJ1第17節で鳥栖と対戦し、3-1で勝利。8分、13分と早々にファビアン ゴンザレスがゴールを決めると、27分には鹿沼 直生が3点目を奪取。53分に1失点を喫したが、2点のリードを維持して終えた。
どちらも良い流れを維持したい天皇杯3回戦は、どちらに軍配が上がるだろうか。また、この試合は鈴木 章斗や古川 陽介ら高卒ルーキーの活躍にも注目したい。
やはり同い年でルーキーイヤーを戦う選手の活躍は気になるもの。2回戦・ヴェルフェ矢板戦でプロ初ゴールを決めた鈴木 章斗は、「同じ年代でたくさん試合に出ている選手も多い。そういった中で良い刺激というか、悔しさがある」とライバル視している。リーグ戦で主力として活躍していくためにも、少ない出場機会で結果を残そうとギラついている。
そして、今季J3の福島から復帰した福島 隼斗は、2シーズン前に同じくJ3の相模原でプレーし、いまはJ1の磐田で主力になっている鹿沼の活躍に「負けていられない」と、奮い起こされている。
湘南には福島時代にもチームメートで、いま乗りに乗っている池田がいる。ポジションは違うが、福島 隼斗は彼からも刺激を受ける。
負ければそこで敗退という緊張感はある。そんな中、鈴木 章斗や福島 隼斗のように成長と結果を追い求め、ギラギラと燃えている選手も多い。今後さらにステップアップしていくかもしれない、そうした選手たちの活躍にも期待したい。
[ 文:舞野 隼大 ]
