讃岐は昨年、天皇杯香川県予選決勝を選手複数名とスタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことによって辞退。今回は2年ぶりの本戦出場となる。
香川県予選決勝から登場した讃岐は、多度津FCと対戦。それまでのリーグ戦は4試合無得点で未勝利だったが、8-0と大量得点を奪って勝利し、本戦への切符を勝ち取った。
勢いづいて直近の明治安田J3第10節・岐阜戦に臨んだ讃岐。しかし、4連敗中とリーグ戦で同様に苦しんでいた岐阜の気迫に呑み込まれ、0-2で敗れてしまった。開始早々に中盤の中心選手・長谷川 隼が負傷交代となったことが響いた形だが、嫌な流れを払しょくすることはできなかった。順調なスタートを切り、一時は3位につけていたが、現在は14位まで順位を落としている。
良いゲームをしながら結果につながらなかったり、一方的に攻められて負けてしまったりする理由はどこにあるのか。 岐阜戦後、米山 篤志監督は「イレギュラーが起こり、消極的になってしまった。自分たちが準備してきたものを戦いの中で出せる強さがまだ足りない。準備してきたものを出すと決めて、本当にそこに向き合わなければいけない。そうしないと得点にはたどり着けないと思っています」と分析。そして「天皇杯を挟むので、今日試合に出られなかったフレッシュな選手たちの状態も見ながら、そのときベストのパフォーマンスを出してくれる選手を選んで、次の試合を戦っていきたい」と今後を見据えた。
対するBrew KASHIMAは、佐賀県鹿島市を中心に活動している社会人チームだ。天皇杯佐賀県予選を振り返ると、準決勝でFC.TOSUを6-2で下し、決勝では佐賀大に2-1と競り勝ち、2年連続での本戦出場を勝ち取った。
Brewは英語で醸造を意味し、酒作りが盛んな土地柄を表す。また、育む、風が吹くなどの意味にも通ずることから地域に根差し、チームに風が吹く、応援されるチームへという思いを込めている。現在所属している九州リーグでは10チーム中9位につけているが、この試合にジャイアントキリングの夢を描き、全力でチャレンジするだろう。
果たして、試合後に勝利の輝きを身にまとうのは。いまひとつ波に乗れない讃岐が勝利の方程式を見いだすのか、それともBrew KASHIMAが前回大会は遂げられなかった1回戦突破を決めるのか。試合は20日15時、讃岐の本拠地・Pikaraスタジアムでキックオフだ。
[ 文:大森 一 ]


