C大阪は、2回戦で兵庫県代表のCento Cuore HARIMAと対戦した。直近のリーグ戦から先発を総入れ替えして臨んだ中、7分、原川 力のCKに北野 颯太が頭で合わせて先制に成功。後半は、阪田 澪哉と石渡 ネルソンがともにプロ初ゴールを決めるなど、一挙4得点。5-0で快勝し、3回戦進出を果たした。その後のリーグ戦では、神戸と札幌に連勝して一気に上位が見えてきたが、直近の2試合は福岡と鳥栖に敗戦。リーグ前節・鳥栖戦後、小菊 昭雄監督は「どのシーズンも波はあります。必ず波は来る中で、自分たちでしっかり乗り越えて、高めていく。もう一度、自分たちで強固なグループとして、今年の目標に向かって次の天皇杯、リーグの(次節・)浦和戦へ臨むことが大事になります」と話し、顔を上げた。天皇杯3回戦、そこから中3日で迎えるリーグ次節。どちらもヨドコウ桜スタジアムでできることを力に変え、苦しい状況を自らの力で脱していきたい。
対する大宮は、2回戦は同じJ2勢の千葉と対戦。直近のリーグ戦から先発10人を入れ替えて臨んだ中、50分、柴山 昌也のクロスに中野 誠也が合わせて先制に成功。その後は千葉に押し込まれる展開も続いたが、集中力を保った守備で得点は許さない。最後まで1点を守り切り、3回戦進出を果たした。また、J2第17節・仙台戦から指揮を執っている原崎 政人監督にとっては、この試合が公式戦初勝利。思い入れもある天皇杯で、今度はJ1のチームから勝利をもぎ取ることで、チームに勢いをもたらしたい。
互いに週末はリーグ戦が控えており、この試合はチームの総合力が問われる。C大阪は2回戦と同様、直近のリーグ戦から選手の入れ替えが多く見込まれる中、カギを握るのは攻撃陣か。リーグ戦直近の2試合では上門 知樹、中原 輝、北野と、途中から入った選手たちがいずれもギアを上げ切れていないだけに、天皇杯で結果を残し、リーグ戦へアピールしていきたい。最近の試合では守備時に5バックで構える大宮をどう攻略していくか。守備でのリスク管理とともに、中盤の構成力、そして攻撃での打開力が求められる。
J2第23節・町田戦から3試合続けて[3-4-2-1]で臨んでいる大宮は、格上との対戦となるこの試合でも同システムを継続する可能性が高い。ポイントは、いかに0-0の時間を長くして、相手の焦りを誘うことができるか。序盤に失点すると難しい展開になるだけに、無失点を続けていく中で勝利の可能性を高めていきたい。0-2で敗れたリーグ前節・群馬戦ではセットプレーの流れの中から2失点を喫しただけに、修正を図ることが必要だろう。その群馬戦からは中2日であり、公式戦5連戦の4戦目という過酷な日程だが、リーグ戦で浮上していくためのきっかけをつかみたい。
J1のC大阪が順当に勝利を収めるか、J2の大宮が番狂わせを起こすか。天皇杯特有の緊張感もはらんだ一戦は、12日の19時、ヨドコウ桜スタジアムにてキックオフされる。
[ 文:小田 尚史 ]


