2023/12/9 (土) 14:03 KO
決勝
入場者数: 62,837人
天候: 晴れ|気温: 17.1℃|湿度: 46%
120分+10人目で分かれた運命。川崎Fが3大会ぶりの戴冠を達成!
柏レイソル
川崎Fがしっかりつないでくるのは分かっていたので、失点しないように、なおかつ僕らも(細谷)真大のスピードを生かして、角を取ってそこから押し込んで攻めようとしました。それが前半の立ち上がりからずっとできていたので、あそこで1点取れれば試合内容も変わったと思います。PKは運の部分もあるので、しょうがないと思います。 --チームの守備の狙いについて。橘田(健人)選手と脇坂(泰斗)選手と瀬古(樹)選手を自由にさせない(ことを狙いとしていた)。グラウンドがそこまで良くなく、ロングボールを多用することも分かっていたし、僕らがセカンドボールを拾うところは試合を通してできていたと思います。今季の戦い方を自信を持って表現できたと思います。
個人的には何もできませんでした。悔しいと思うこともできないくらい、何もできなかった。ただ、チームとして狙いを持って戦えていたし、そこに入れなかったのは申し訳ない気持ちです。決勝の舞台でチームとしてあと一歩と思えるくらいの戦いができたことを、みんなに感謝したいと思いますし、こういう舞台に立たせてもらったことを、クラブの関係者みんなに感謝したいと思っています。 --PK戦を振り返って。個人的には決めて打ったシュートでした。思ったよりも浮いてしまったのですが、僕から見て左側に蹴ろうという思いだけでした。強いシュートを打つことは昨日とおとといの練習でもやっていましたし、同じように蹴りました。ただ、逆にキックのうまい選手たちがなかなかうまくいかなかったので……。PK戦でも勝つチャンスはありましたが、そこで向こうに持っていかれてしまったので、足りないところだったと思います。 試合後に鬼木(達)監督は「タイトルを獲り続けることで見える景色がある」とおっしゃっていました。それを来年以降、柏レイソルで体現していきたいと思います。
川崎フロンターレ
監督
まず、フロンターレのサポーターとレイソルのサポーターの両方が非常にファイナルにふさわしい、やりがいのある雰囲気を作ってくださって感謝しています。 ゲームのほうは終始、柏のペースだった。なかなか自分たちの形でサッカーをすることができなかったし、そういう意味ではまだまだ自分も力をつけないといけない。チームとしてもグラウンドのところはあるかもしれないが、もっとやれたことはあると思う。まだ自分たちはACLもあるし、これをつなげていきたい。 今日のゲームを含めて、今季は苦しかったが、ここ10試合近く、自分たちのやるべきことというか、それを我慢強くやってきて負けない、勝ちに持っていく姿勢が勝ちにつながっていたと思う。「120分を覚悟しておこう」と話していた。PKになっても最後の最後まで気持ちが大事だと思ったし、それを体現して、最終的に勝利に持ってこられたことをサポーターに感謝しています。 --柏のペースになり、受け身になっていた。ただ、あれだけ長く続くとは思わなかった。その要因について。まず、プレスのところで来ていたというのも実際あるが、選手間の距離が非常に遠くなった。2CBには時間があったが、中盤のところでアンカー、インサイドを含めてピックアップできない状況になった。ポジションがすべて中途半端になっていた。下りるなら下り切るとか、途中で3枚の回しとかも指示を出したが、そこにもっていくところまで、(柏は)カウンターもあるチームですので、中につけるのを少し怖がったのかなと思っています。起点をどこで作るのかハッキリさせられなかったのは自分の力不足かなと思います。 --延長後半でバフェティンビ ゴミスを投入するところで、家長 昭博と交代する表示から小林 悠に変わった。その理由は?悠の負傷ですね。ケガで、本人から訴えがあったのと、(彼が)交代枠のところを分かっていなかったようで、その前からケガをしていたようだが、もう交代枠がないと思って、ケガをしていても本人はいこうとしていた。そこがまだあるというのに気づいて訴えてきたので、代えました。 --今季、苦しいシーズンだった。優勝の瞬間に目には光るものがあった。あの瞬間の思いは?おっしゃられたとおり苦しいシーズンで、ただ、苦しい中でもJリーグがああいう形になってしまったからこそ、どうしても天皇杯を獲りたい思いがあった。終始、相手のペースでしたし、PKも含めて絶体絶命の場面が何度もあった。そういう意味でも乗り越えてくれて、勝負どころでの、目に見えない部分での最後の頑張りに感動して、いろいろな選手が苦しかったけど、それが報われた瞬間だと思って涙が出ました。
柏レイソル
監督
1週間前まで残留の懸かったJリーグの試合をしていた中、その戦い方でチャンピオンを争うことができたのは、レイソルに関わる選手たち全員がつないできた成果だと思っています。川崎さんとは(J1第)31節に試合をして、そのときも引き分けに終わりましたけど、戦い方を理解した中で今日のゲームに臨みました。もちろん延長PKを想定したゲームで、非常に良い入りをしてくれたと思いますし、90分で決着がつかず、120分を戦った中で、われわれのやろうとしているサッカーは選手全員が表現してくれたと思います。どちらが勝ってもおかしくないゲームで、最終的にPKでの敗戦になりましたが、この悔しい経験を選手が次への成長の糧にして、来年に向かってやってほしいと思います。 --シュート数でも上回ることができたが、後半になっても川崎Fに内容面で上回られなかった要因は?前線からの守備は今日のテーマに掲げていましたし、90分間強度を落とさずにいこうというところで、出ていた選手、途中から出た選手が意識をしてやってくれた結果だと思います。良いボールの回収ができて、それが攻撃につながったシーンが多かったと思っています。いつもですと川崎さんにボールを握られる時間が多かったと思うんですが、今日のゲームは最終ラインからロングボールを蹴らせることで、回収という場面が数多く見られたことが攻撃につながったと思っています。ただ、シュートといっても、本当に崩してというよりも、ミドルシュートとか、無理やり打ったシュートもあるので、アタッキングサード、もっと深い位置から崩せるシーンをチームとして高めていかなければいけないと思います。
川崎フロンターレ
GK 1
チョン ソンリョン
選手、スタッフ、サポーターのみんなが1つになっていた。優勝した経験もあるし、自信を持ってピッチに立った。前回(2020年度大会)優勝したが、2試合勝っての優勝だった。今回は勝ち上がってここに来たので、違ううれしさがあった。 --PK戦について。練習はしていたが、そこまで来ると思っていなかった。落ち着いて蹴ることができたし、止めた瞬間は「天皇杯優勝だ」とうれしい気持ちでいっぱいだった。キツい時期を思い出した。 --PKを決めたが?「止めたのもすごいが、キックもすごいな」って、家長(昭博)選手も褒めてくれた。 --PKの練習はしていた?1日前にPKは練習していたが、それ以前にも居残り練習でPKをしていた。天皇杯だけでなく、リーグ戦でもPK練習をしている選手はたくさんいた。ウチのチームには居残り練習をする選手が本当にたくさんいる。そういう経験が、この結果につながったと思う。 --松本 健太選手のPKを止めた瞬間は?僕がインサイドで蹴ったので、そのあとはインサイドでは蹴らない感覚があった。1回逆に行くことを見せて、タイミングを合わせて飛んだ。 --120分の中で、1対1を止める場面が複数回あったが?細谷(真大)選手もそうだし、(マテウス)サヴィオ選手もスピードがある。そういう場面があると思っていた。鋭いカウンターが起こり得ると試合前に予測していたし、自分のストロングポイントは1対1を止めること。先に転ばないように、最後まで見た。相手に威圧感を与えられるかなと。運も良かった。 --PK戦で決めた経験は?Kリーグであったような記憶がある。そのとき、フィールドプレーヤーで出場して、PK戦までいった。ただ止められてしまったんだけど、シュートを止めた選手は病院に行った(笑)。
FW 9
レアンドロ ダミアン
--いまの気持ちは?タイトルでシーズンを終わらせることは良いこと。チームの力を示すことができたと思う。自分の心に刻まれる大きな試合になった。 --難しい前半を過ごしたが?正直、スタジアムのピッチが良くなかったので、自分たちのスタイルでプレーすることができず、それが前半の難しさを生んだと思う。前半は自分たちのやり方でサッカーをしようと試みたが、難しかった。 --サポーターが多く集ったが?本当に素晴らしい環境をサポーターの皆さんが作ってくれた。川崎F、柏のサポーターの力で、このような素晴らしい決勝になったのだと思う。 --試合後について。この5年間について、フロンターレには感謝しかない。何1つ文句を言う必要もないし、自分にとってポジティブな部分しかない。感謝しかない。 --ご自身にとって川崎Fとは?自分の人生にとっての1つの大きな部分になっている。たくさんのことをクラブやチームメート、監督から学んだ。自分だけでなく、奥さん、子どもたち家族にもプラスしかなかった。心からの感謝の気持ち。
DF 2
登里 享平
本当に難しい試合だった。相手が背後を狙ってくるということは把握していたが、前半から押し込まれた状態が続いて、陣地も挽回できなかった。自分的にも、15分くらいしたら落ち着くかなと思ったが、流れを変えられず、難しい試合になった。ただ、要所で我慢するところは声をかけ合いながら、ポジティブに話していた。あの内容で前半0-0は、ラッキーと思うしかなかった。後半はしっかりいこうという話をした。 我慢の時間が今までと違うくらい体感は長かった。ピッチの状況もあって、ボールをつなげず、メンタル的にも受けたくないというのもあった。サッカーの切り替えもやるべきだったかなと思う。