長崎は明治安田J2で2位につけ、JリーグYBCルヴァンカップではプレーオフラウンドに進出。現在は公式戦5連戦の真っただ中で、讃岐戦は4戦目となる。
下平 隆宏監督は、連戦では2チーム体制を構築。リーグ戦を中心に戦う11人とルヴァンカップを中心に戦う11人を交互に起用することで、疲労の蓄積を避けつつチーム内の競争激化を図ってきた。
直近の公式戦である新潟とのルヴァンカッププレーオフラウンド第2戦はリーグ戦を中心に戦うメンバーで挑んでおり、今回はルヴァンカップを中心に戦ってきた11人の出番となりそうだ。今回のメンバーを中心にルヴァンカップ1stラウンドでJ1の磐田、浦和を撃破しており、戦力が著しく落ちることはない。
中でも、新潟との第1戦で先制ゴールを挙げた山田 陸や、3回戦・浦和戦で決勝ゴールを挙げたフアンマ デルガドなどはJ1でのプレー経験があり、左サイドでプレーする松澤 海斗はJ1のDFを相手に積極的に仕掛け、何度も突破してきた。
彼ら11人は新潟との第1戦では先制しながら1-2で敗れる悔しい思いをしており、今回の讃岐戦に懸ける思いは強い。
対するは、長崎と同じく中2日で今回の試合に挑む讃岐。J3では現在19位につけている。長崎との違いは、移動が伴う連戦であること。長崎は地元での連戦だが、讃岐はリーグ前節でFC大阪とのホームゲームを戦い、そこから長崎へ移動して今回の試合を迎える。そのため、試合での疲労以外の部分も考慮し、メンバーを選考しなければならない。
リーグ前々節・福島戦では、相手の2倍以上となる16本のシュートを放って1-0で勝利。直近のFC大阪戦はスコアこそ0-1だったが、この試合でも16本のシュートを放つなど、優勢に進められる試合が増えている。チーム状態は上向きで、順位よりはるかに侮れない相手だ。
天皇杯では1回戦で中国リーグ所属の三菱水島FCに2点のビハインドを負いながら追いつき、延長戦の末に4-3で制し、2回戦に進出してきた。
1回戦は連戦ではなく、直近のリーグ戦からの先発変更は3人にとどまったが、今回はどうか。米山 篤志監督がどのような選択を下すのかに注目だ。
3回戦に進出すると、新潟対北九州の勝者と対戦。長崎にとって、新潟はルヴァンカッププレーオフラウンドで敗れた相手。北九州と対戦する場合は“九州ダービー”となる。
讃岐としては、新潟が相手となればJ1チームと対戦できる貴重な機会であり、北九州は4月14日に開催されたJ3第10節にて1-1と決着がついていない相手だ。
一発勝負のカップ戦に、カテゴリーは関係ない。3回戦に進むのは長崎か、はたまた讃岐か。
[ 文:椎葉 洋平 ]