宮崎が3回戦に進出するのは初めて。5月25日にいちごで行われた1回戦では佐賀県代表の川副クラブを4-0で下し、2回戦に進出した。続く6月12日開催の2回戦では、ヤマハスタジアム(磐田)でJ1の磐田と対戦。カテゴリーが2つ上の磐田の攻撃を前半はなんとか抑えていたものの、61分に先制を許す。それでも、77分に阿野 真拓のゴールで同点に追いつくと、さらに後半アディショナルタイム、エリア内で力安 祥伍が倒されてPKを獲得。これを井上 怜がきっちりと決め、相手の本拠地でジャイアントキリングを成し遂げた。
なお、ここ数年宮崎県代表の座を分け合っているミネベアミツミFC(旧・ホンダロックSC)の過去最高成績(※2004年度大会以降)は 2005年度大会での4回戦進出。当時といまとでは開催ラウンド数に違いはあるが、肩を並べるチャンスを得たことになる。
しかし、リーグ戦では不振が続いている。明治安田J3第20節を終えて、3勝7分10敗の18位。今季の目標として掲げているJ2昇格プレーオフ圏内の6位以上は厳しい状況だ。また、今季は“育成型クラブ”に舵を切ったことから、若手中心のラインナップに更新されている。
J1の舞台で実戦を経験しているのは、かつて名古屋、新潟に所属したベテラン・大武 峻、徳島から期限付き移籍加入中の藤原 志龍、FC東京から育成型期限付き移籍加入中の安田 虎士朗しかいない。また、主力の阿野や安田はケガで戦列を離れている。
一方のG大阪は6月12日にパナソニック スタジアム 吹田で行われた2回戦でJ3の福島と対戦した。19分にダワンのヘディングシュートで先制すると、25分には山下 諒也、さらにその10分後にはイッサム ジェバリが追加点を挙げ、前半のうちに3点リード。福島は今季川崎Fのコーチから就任した寺田 周平監督による、川崎F仕込みの戦術が浸透してリーグ内での存在感を強めつつあった。しかし、そんな福島の粘りを寄せつけず、3-0の完封勝利を収めている。
前回大会は2回戦でJFL所属の高知ユナイテッドSCに2-1でのジャイアントキリングを許した。福島戦に続くJ3勢との対戦でも下克上を許すことなくすんなり勝って2大会ぶりのラウンド16進出を果たし、その勢いで2015年度大会以来となる優勝を目指したいところだ。
J1では12勝5分5敗で町田、鹿島に続く3位と、10年ぶりのリーグ優勝を狙っている。JリーグYBCルヴァンカップでは1stラウンド2回戦でJ3琉球に敗れたが、2014年の国内3冠に次ぐ2冠達成もそろそろ視野に入ってきそうだ。
会場となるいちごのこれまでの最多入場者数は、昨季のJ3第5節・宮崎対愛媛の2,932人。今回はそれを上回るファン・サポーターの集結が予想されている。8月に行われるラウンド16にコマを進めるのはどちらか。試合は19時キックオフだ。
[ 文:高浜 確也 ]


