今季はJ3を戦う群馬は群馬県予選決勝からの参加となり、その決勝では上武大と対戦した。結果は地力の差を見せつけ、6-0で大勝。田中 翔太が2ゴールを挙げるなど、リーグ戦ではあまり出場機会に恵まれていなかった選手たちがしっかりと力を発揮し、本戦へのチケットを手にした。
その試合でも披露したように、今季の群馬は新たにチームを率いる沖田 優監督の下で“超攻撃的サッカー”に取り組んでいる。ピッチ上の11人全員が積極的にボールに関わりながら攻撃を展開。常にベクトルを前方に向け、90分間ずっとゴールに襲いかかるようなサッカーと言っていい。
リーグ序盤戦は内容と結果がリンクせずに思うような成績を残せていなかったが、5月に入ってからチーム状態は上向き。公式戦4試合を戦って2勝2分と負けなしで、奪ったゴールは『13』を数える。チームとして取り組んできたサッカーに手ごたえをつかみ、自信を深め始めていることは間違いない。
ハードワークとアグレッシブさを武器に、そして何よりも闘志をむき出しにして挑んでくるであろう大学生相手にも、自分たちのスタイルを貫き通し、ゴールを陥れられるかが、勝利のカギを握るだろう。
GKの近藤 壱成にとっては古巣戦となる。1回戦の対戦カードが群馬県代表対東京都代表に決まったときから、母校との対戦を熱望してきた守護神のパフォーマンスにも注目だ。
対して、法政大はハイレベルな東京都予選を制して6年ぶりに本戦出場権を獲得した。準決勝で関東リーグ1部を戦う東京23FCに逆転勝ちを飾ると、明治大との決勝戦では前半のうちに2点を先行する試合運びを見せて勝利。元Jリーガーの柳沢 将之氏が今季から監督を務めるチームは攻撃力が売り。1回戦からJリーグクラブと対戦できることは大きなモチベーションとなっており、持ち味を発揮できるか注目したい。
前回出場した2019年度大会では、2回戦で東京V、3回戦ではG大阪を撃破し、大きなインパクトを残した。今大会はどのような姿を見せるか。チームには小湊 絆(→FC東京※2027年1月から)、松村 晃助(→横浜FM※2027シーズンから)、大畑 凜生(→清水※来季から)、日髙 華杜(→清水※来季から)とJクラブへの加入が内定している選手が数多くおり、今年2月中旬から3月1日まで中国で開催されたAFC U20アジアカップに出場した小倉 幸成など、各ポジションにタレントがそろう。相手をリスペクトし過ぎずに本来のパフォーマンスを出し切れれば好ゲームは期待できる。
2回戦で待ち受けるのは、明治安田J1で現在首位に立つ鹿島。“常勝軍団”への挑戦権を手にするのはどちらのチームだろうか。
[ 文:須賀 大輔 ]