昨年、新井 悠太(現・東京V)、稲村 隼翔(現・新潟)らを擁して全日本大学サッカー選手権大会を制した東洋大は、今大会にアマチュアシード枠で出場。創部以来初の舞台となった天皇杯、1回戦・仙台大戦は髙橋 輝の2ゴールに加えて、1年生の岡部 タリクカナイ 颯斗、2年生の宮本 新ら下級生の活躍も目立ち、4-2で制した。
また、東洋大には2026シーズンからの柏加入が内定している山之内 佑成が在学中。ケガで長く戦列を離れていたが、8日に行われた関東大学リーグ1部第11節・日本大戦でスタメンに復帰。来季からホームスタジアムとして戦う三協フロンテア柏スタジアムで、アピールをしたいところだ。
柏で注目すべきは、東洋大OBのGK松本 健太だろう。昨季は正守護神として活躍するも、今季は新潟から加入した小島 亨介がゴールを守り、ベンチを温める日々が続いている。その中でも「自分のフィジカルコンディションとか、技術的な部分も含めて、パフォーマンス自体はすごく練習の中でも良いものを出せている感覚はある」と自信を口にすれば、ルヴァンカップ1stラウンド3回戦・山口戦で今季初出場を果たすと、その言葉を体現。持ち前の足元の技術の高さを生かして後方からのビルドアップに参加しつつ、ピンチの場面では好守を披露した。しかし、続くプレーオフラウンド・東京V戦では2試合とも小島 亨介がスタメンに名を連ね、悔しい思いをしたはず。4年間を過ごした母校との対戦で、再び自らの地位を高めていきたいところだ。
そして天皇杯では、2023年度大会の決勝・川崎F戦で先発するも、PK戦の末に敗戦。その悔しい借りもある。再びファイナルの舞台で戦うために、いま一度松本 健太の活躍に期待したい。
また、ルヴァンカップで出色のパフォーマンスを見せた中川 敦瑛も、今後のスタメン奪取へ気合いは十分。馬場 晴也、小見 洋太、瀬川 祐輔が新たに加わった中で、さらなるアピールを続けていきたい。
「新加入の選手も入ってきて、またそこの競争というのを勝ち抜いていかないといけないと思うので、この結果に満足せずに、常に結果を残せるような選手にならないといけません。もっともっと質の部分を追求して、満足せずにやっていきたいなと思います」(中川 敦瑛) また、東洋大には田制 裕作や、湯之前 匡央といった柏のアカデミーから進学した選手たちも数多く在籍する。過去に所属したチームの“トップ”を相手に、どれだけ自分の力を発揮できるか。普段以上の思いを持って臨むだろう。柏としては、脅威になることは間違いない。
[ 文:藤井 圭 ]
