このラウンドからの登場となる磐田は、昨年度大会ではJ3宮崎に敗れて2回戦敗退、2023年度大会ではJ1神戸に2-5と大敗を喫して3回戦敗退。直近2大会は早期敗退が続いているが、今大会は1つでも上へ勝ち進むことで、チームとしてさらに成長していきたいところだ。
今季は、もう1つのカップ戦であるJリーグYBCルヴァンカップで二度J1クラブを下し、J2クラブでは唯一となるプレーオフラウンドまで勝ち進んだ。8日に行われたプレーオフラウンド第2戦で湘南に1-0で勝ったものの、第1戦で背負った2点ビハインドを覆すことはできず、敗退が決定。しかし、大会を通じて数多くの選手が出場機会をつかんだ中でプレーオフラウンド進出という結果を残し、ジョン ハッチンソン監督は「チームとして成長できたと思っている」と胸を張る。
「この前の(プレーオフラウンド第2戦・)湘南戦が14時キックオフだったので、疲労のキツさもあるが、それを考慮しながらメンバーを選ぶことにはなる。チームとしてしっかりとチャレンジして、次のラウンドに進めるようにしたい」(ジョン ハッチンソン監督) 磐田は中2日というタイトな日程である上にケガ人も多いため、総力戦となりそうだ。その中で注目したいのは、ケガから復帰してトレーニングに合流している渡邉 りょう。今季、度重なるケガで歯がゆい思いを募らせてきたストライカーは、「どんな状況であれ、試合に出ることが次のステップだと思うので、そこに向けた準備はしっかりとしたい」と出場への意欲を口にする。ここから再アピールしていくためにもまずはケガなく、そして状態の良さをピッチで示したいところだ。
対する相模原は、明治安田J3で3勝6分6敗の17位と苦戦を強いられているが、天皇杯1回戦ではリーグ戦で好調をキープしているJ2水戸を破り、2回戦へとコマを進めた。再びジャイアントキリングを起こすべく、ヤマハスタジアム(磐田)に乗り込んでくる。
注目選手は、昨季途中に柏から完全移籍で加入した武藤 雄樹だ。1回戦では決勝点をマークして勝利の立役者となる活躍を見せ、リーグ戦ではここまでチーム最多の4得点をマーク。頼れるベテランとしてチームを支えている。得点感覚に優れたストライカーが再びゴールを奪い、チームを3回戦進出へと導けるか。
両者の対決は、相模原がJ2に所属していた2021年以来、4シーズンぶり。同年は二度戦って、磐田が1勝1分と無敗で終えた。三度目の対戦となる今回は、磐田が上位カテゴリーとしての意地を見せるか、相模原が再びJ2クラブを下すか、注目の一戦だ。
[ 文:森 亮太 ]
