川崎Fは6月11日の2回戦では、クラブOBである寺田 周平監督が率いるJ3の福島と対戦した。直近のリーグ戦からスタメンを7名入れ替えた中、開始9分に先制を許す幕開けとなったが、前半のうちに山田 新のゴールで追いつくと、後半にその山田 新が2点目を挙げて逆転。その後も、途中出場の脇坂 泰斗と小林 悠のゴールでリードを3点に広げ、大勝ムードが漂った。しかし、終了間際に連続失点。終わってみれば、4-3の辛勝で3回戦にコマを進めた。
その後のリーグ戦では5試合を戦って3勝2敗と勝ち越しており、首位と6ポイント差の6位に位置。直近の公式戦となった7月5日の明治安田J1第23節・鹿島戦では、伊藤 達哉とマルシーニョのゴールで逆転勝ちを飾っている。
先週末に公式戦が組まれていなかったこともあり、長めのオフを挟んだチームは、リフレッシュした状態でこの一戦を迎えられるはずだ。
この間、U-12時代から“フロンターレひと筋”で育った20歳のCB高井 幸大のトッテナム・ホットスパー(イングランド)への移籍が発表されたり、同じくCBのセサル アイダルが海外クラブへの移籍を前提とした手続きのためチームを離脱することが発表されたりした。その一方で、戦線離脱が続いていたエリソンがコンディションを上げてきているようで、また鹿島戦で負傷交代した伊藤 達哉も問題ない様子。相模原戦での出場の可能性は考えられる。韓国で開催中の東アジアE-1選手権に日本代表として参加している山田 新と大関 友翔の出場の可能性は状況次第で変わるだろう。
下位カテゴリーのクラブとの一発勝負は難しさがあるが、タイトル獲得を目標に掲げる川崎Fからすれば、ここで負けるわけにはいかない。2回戦の反省を生かしてきっちりと地力を証明し、勝利を手繰り寄せたい。
対する相模原は、5月24日の1回戦でJ2の水戸をベテランストライカー・武藤 雄樹のゴールで撃破すると、6月11日の2回戦では同じくJ2の磐田と対戦。髙木 彰人とラファエル フルタードのゴールで逆転勝ちし、J1クラブへの挑戦権をつかんだ。
7月12日に行われた直近のJ3第20節・福島戦は0-1で敗れ、リーグ後半戦を勝利でスタートできなかったが、大会が変わることや公式戦で“格上”と戦えることをプラスの力に変えて挑みたいところ。若手の勢いや意欲と中堅・ベテランの経験や落ち着きをうまく融合させ、U等々力に乗り込みたい。
初めて実現する“神奈川ダービー”を制し、8月のラウンド16に進むのはどちらのチームになるだろうか。
[ 文:須賀 大輔 ]


