だが、まだ勝負はここから。「勝ちながら、どんどん相手が向かってくる状況を受け止める、はね返す力をつけたい。勝ち続けないとそういう現象は起きない。勝ち続けて記録も気持ちも強くしていきたい」と鬼木 達監督が話していたように、対戦相手は川崎Fを引きずり下ろすために、あの手この手の対策で戦いに臨んでくるだろう。その中であっても、自分たちのサッカーを体現し、攻守において圧倒できるかがポイントとなる。
そんな絶好調の川崎Fに挑むのが、首位を勝点7差で追いかけている2位のC大阪。前節・柏戦は、あまり自分たちのペースで試合を進めることができなかったものの、安定した守備を披露しながらブルーノ メンデス、オウンゴール、西川 潤と3得点を奪って3-1の勝利を挙げた。「自分たちのサッカーという点ではわれわれにとって良い試合ではなかったのですが、戦う姿勢や守備の面では良い試合だったと思います」とロティーナ監督も試合後の会見で振り返ったように、主導権を握って試合を進めるC大阪らしさを見せることはできなかったが、そういう中でも勝ち切れる力を示せたことは次につながるだろう。
そんな両者が激突する今節。川崎Fは前節にメンバーを入れ替えたことで登里、大島、家長といった軸となる選手たちが万全な状態で戻ってきそう。その結果、攻撃の破壊力もグンと上がるはず。対してC大阪は戦略家でもあるロティーナ監督がどう分析して、守備ブロックを崩しにかかるのか。また多彩な攻撃をグループでどう防いでいくかは注目だ。
川崎FがJ1新記録となる10連勝をつかむのか、その勢いをC大阪が食い止めるのか。熱き戦いが等々力陸上競技場で繰り広げられる。
[ 文:高澤 真輝 ]


