前節、C大阪は川崎Fとの上位対決に挑み、2-5で完敗。7分、ブルーノ メンデスの公式戦3戦連発となる得点でさい先よく先制するも、FKとPKによる失点で前半のうちに逆転される。後半も、瀬古 歩夢の今季初ゴールで一時は1点差に迫ったが、その後3失点。首位に近づく勝点3を奪うことはできなかった。
ここまでリーグ戦10試合で6失点と堅守を誇っていたチームとしてはショックの残る試合でもあったが、「ボールの失い方が悪い中での失点が多かった」と瀬古も振り返ったように、C大阪としてはリーグ最多得点を誇る相手の圧力に自滅した感も残った。特に、「自分たちが普段やらないようなエラーをしてしまった1失点目と2失点目がもったいなかった」とロティーナ監督も嘆いたように、前半の2失点が大きく響いた。それだけに、今節は選手個々が自らのプレーを見つめ直し、一つひとつのプレーの精度を高めていきたい。7連戦のラストということで、疲労を蓄積させている選手も出てきているが、前節の敗戦を払しょくし、前向きな気持ちを取り戻す勝利をつかむためにも、リバウンドメンタリティーが求められる。
リバウンドメンタリティーという意味では、敵地に乗り込む仙台も同様だ。JリーグYBCルヴァンカップBグループ第3節、ホームでC大阪を迎えた一戦で、仙台はあっけなく0-3で敗戦。わずかに望みがあったグループステージ突破がかなわなかっただけでなく、リーグ戦では出場機会が少ない選手たちに強烈なアピールが見られなかったことも残念だった。もっとも、前半だけで喫した3失点を受け、主力選手たちが交代で入った後半は立て直し、C大阪を押し込む時間も作った。やられたままでは終われない。カップ戦での借りを、リーグ戦で返したい。
冒頭で記したように、前節、C大阪は首位に敗れて勝点差が離れたとはいえ、長いシーズン、まだまだここから。再び首位の射程圏内にたどり着くまで、勝利を積み重ねていきたい。そのための初戦が今節となる。リーグ再開後、ホームでは直近の3試合で勝利がないだけに、今節こそ、勝って試合後にサポーターと喜びを分かち合いたい。
仙台は、鳥栖の監督や選手、スタッフらに新型コロナウイルスの陽性反応が検出されたことを受け、前節は延期となり、ホームで清水とスコアレスドローに終わった直近の第10節から1週間の間隔が空いた。第9節・神戸戦のようなチーム一丸の戦いを再現すべく今節に照準を合わせてきただけに、虎視眈々と上位撃破を目指す。
[ 文:小田 尚史 ]