ホームで迎え撃つ横浜FMは、直近の第12節・広島戦に3-1と快勝して初の2連勝中。今夏加入したジュニオール サントスと前田 大然が試合を重ねるごとにフィットし、特にジュニオール サントスは3試合3得点。昨夏加入した柏で公式戦ノーゴールだったことがウソのようなパフォーマンスを見せており、今後の浮沈のカギを握りそうな存在感を放っている。
ただ、今節は中2日で迎える連戦4試合目のため、少なからず入れ替えはありそうだ。前田は3試合連続、ジュニオール サントスも2試合連続で先発しており、スタートからピッチに立つかは微妙なところ。アンジェ ポステコグルー監督は起用の判断基準について、「フィジカルコンディションとパフォーマンスによって判断しているが、パフォーマンスが悪ければ、コンディションが良くても起用しない」と説明。広島戦翌日の24日には控えやベンチ外メンバーが精力的に汗を流しており、ともに直近3連戦でベンチ外だった天野 純、エジガル ジュニオや4アシストの水沼 宏太らの起用も考えられる。
対する札幌は前回の横浜FM戦を最後に白星から遠ざかっている。1週間前の第11節・大分戦では1-1と引き分けたものの、それ以前の3試合で計12失点と守備に大きな不安を抱えている。前回の横浜FM戦ではゼロトップが見事にハマって快勝しただけに、それを再現させて復調のきっかけをつかみたいところだ。
ポジティブな材料を挙げるとすれば、23日に予定されていた第12節・鳥栖戦が中止となったため、大分戦から丸1週間、試合間隔が空いたことだろう。タフな夏場だけに中2日で臨む横浜FMに対して大きなアドバンテージがあるのは明らかで、その優位性を結果につなげたいところだ。
では1カ月前の試合内容を踏まえて、少し展開を占ってみよう。
札幌は今節も前回抜群に機能したゼロトップを採用すると見る。その札幌に合わせる戦いを選択しない横浜FMは守備強度をどれだけ高められるかがポイントとなりそう。広島戦では夏場としては驚異の走行距離119.7㎞を記録し、特に後半、走力で広島を凌駕した。メンバーを入れ替えても同程度のパフォーマンスを見せられれば、札幌をハメられる可能性は十分にある。一方、札幌は荒野 拓馬がどれだけかく乱できるかがカギを握る。前回対戦と同じく、横浜FMのプレスを外し切れれば、優位に立てるはずだ。つまりは“ハメる”のか、“外す”のかの戦いとなるだろう。
[ 文:大林 洋平 ]

