ホームの柏は9月に入り、最高のスタートを切った。2日にJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・C大阪戦に挑むと、敵地での一発勝負という厳しい状況ながらカウンター攻撃がハマり3-0で勝利。呉屋 大翔と江坂 任の2トップがそろってゴールを決める好内容で準決勝進出を決めた。
中2日で迎えた前節・清水戦もアウェイでの戦いということで、大阪から柏に戻ることなくそのまま清水入り。迎えた一戦は、大きなメンバー変更はなしに、システムも守備時は5バックを敷く布陣を採用。この試合では高いラインを保ち、ルーズな対応が目立つ相手の守備陣に対し、またしても2トップが躍動する。35分に呉屋が巧みなシュートを決めると、38分には江坂が強烈な一撃を突き刺し、2-1で勝利した。
相変わらずケガ人が多く、清水戦でもGK中村 航輔が負傷交代するなど、メンバーのやり繰りに苦労の絶えない状況ではあるが、そこは百戦錬磨のネルシーニョ監督。前節のあとにも「ケガ人が多くいる中でも、これまで出場機会に恵まれなかった選手たちがピッチ上で非常に良い結果を残してくれている。チャンスに飢えた選手たちがしっかりと役割をこなすことでチームとしての底上げができる」と意に介さず、チーム一丸となりこの過密日程を乗り切る姿勢を貫いている。
ホームに戻ってきて戦う今節・G大阪戦も公式戦直近2試合で機能を見せている[5-3-2]で臨むことが濃厚であり、「自分たちが5バックでも戦えることに手ごたえをつかめているし、フォーメーションが変わっても全員がやるべきことを理解している」(戸嶋 祥郎)と選手たちも好反応である。最終ラインから前線までどのポジションにも代表クラスの選手をそろえるG大阪は難敵だが、明治安田J1第7節・仙台戦以来のホーム戦勝利を飾りたい。注目は公式戦2戦連発中で初めての古巣戦を迎える柏の呉屋。加えて、ここ2試合を休養に充てたオルンガのメンバー復帰の期待も高まる。
対してG大阪は敵地に乗り込んで戦った前節・仙台戦を4-1で制し、4試合ぶりの勝利。開始早々にセットプレーから先制を許したが、その直後にJ1リーグ戦初先発となった大卒ルーキーの山本 悠樹のゴールで追いつく。さらにその後3ゴールを重ね圧勝した。
能力やタレント性ではJ屈指の選手をそろえる青黒軍団としては、4連勝を飾った7月以来の連勝を目指して戦う今節。ここ数年は相性があまり良くない柏を下し、上位戦線に絡んでいきたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
