C大阪は第11節で川崎Fに敗れたあと、JリーグYBCルヴァンカップこそベスト8で敗退するも、リーグ戦では6連勝と破竹の快進撃を続けている。第16節の横浜FM戦では先制されるも逆転で勝利し、16日に開催された第25節の神戸戦では前半に退場者を出し、数的不利で1-0の勝利。どちらも苦しい展開で接戦をモノにし、チームの一体感はより増している。
神戸戦では疲労を考慮して清武 弘嗣と坂元 達裕がベンチスタートとなる中、柿谷 曜一朗にリーグ戦での今季初ゴールが生まれた。試合後、柿谷は「常に試合に出ているメンバーは疲労もたまる時期。出ていなかったメンバーが準備して、連勝を絶対に止めないようにしないといけない試合で、全員でやるべきことをやった結果、勝てたので良かった」とコメント。チームの奮闘をベンチで見届け、今節再び先発に戻ると思われる清武と坂元のパフォーマンスには注目だ。
アウェイに乗り込む鹿島はザーゴ新監督の下、新たなチームがスタートしたばかりの開幕当初は結果が出ない日々が続いていたが、前々節の仙台戦後、「やってきたことが浸透するまで時間が必要だった。それができつつあるのは良かった」と指揮官も語ったように、新たな戦術に取り組みつつ、選手たちがピッチの上で柔軟にプレーできるようになり、個々の良さも発揮され始めた印象。5連勝を達成した前節の清水戦後は、ロッカールームで選手間で内容に言及するやり取りもあったようで、勝ちながら、さらに高いレベルを求めていく循環に入ってきたようだ。今節は最少失点と守備が堅いC大阪が相手。どう攻略するか。攻撃面での内容が問われる。
リーグ戦も折り返しを迎え、前半戦は川崎Fの強さが際立ったが、C大阪も例年なら優勝ペースで勝点を積んでいる。水曜日に行われた神戸戦では、川崎Fに比べて1試合少なかったぶんの試合で勝点3を獲得したことで、その差を『5』に縮めることにも成功した。2005年以来となる7連勝を懸けて臨む今節は、川崎Fより先に試合を行うため、勝てばその差を『2』に縮め、さらにプレッシャーを掛けることもできる。神戸戦から中2日の連戦になるが、5人の交代枠も生かしつつ、強度を保っていきたい。
対する鹿島も右肩上がりの状態で、今節は2位のC大阪を破り、より自分たちへの自信を深めたいところ。両者ともに勝点3を加え、より上を目指していきたい一戦となる。
[ 文:小田 尚史 ]