札幌の前節はホームでG大阪に0-1で敗戦。立ち上がりからきっ抗した展開となり、どちらがスコアを動かしても不思議ではない空気感のまま進んだ終盤に、CKから一気にカウンターを仕掛けられて失点。その後はパワープレーで同点を目指すも、最後までゴールを割れないまま敗れてしまった。
G大阪戦の3日前に行われた鳥栖戦で10戦ぶりとなる勝点3獲得を果たしていた札幌。勢いそのままにG大阪戦でも勝点を重ねて浮上の契機としたかったが、それはかなわず。上位進出を目指しながらも2ケタ順位になってしまっており、非常に苦しい戦いが続いていると言うしかない。今節も中3日というスケジュールではあるが、ホームで続けて戦える部分をなんとか生かしたいところだ。
一方、敵地に乗り込む柏の前節はホームで広島と対戦して1-1。立ち上がりに右サイドを突破されてしまい、そこからのクロスで失点。相手の勢いに押される展開に持ち込まれたが、前半終了間際に左サイドからのロングパスを、北爪 健吾が冷静なトラップから鋭くフィニッシュ。良い時間帯に同点とすると、後半は流れを引き寄せて積極的に攻め込み、最終的には勝ち切ることこそできなかったものの、勢いを持ったまま試合を終えた。
夏場の柏は不調という印象こそないものの、戦績はなかなか安定していなかった。ここからAFCチャンピオンズリーグ出場圏内浮上をもくろむのであれば、なんとか勝点を安定して積み重ねたい。その意味では立ち上がりに失点して流れが悪くなりつつあった展開から、DFの得点で追いついた広島戦は今後への好材料になるかもしれない。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、焦点となるのが札幌が柏のエースストライカーであるオルンガをどのように封じるかだろう。オルンガは今季ここまで16得点で、1試合1得点のペースでゴールネットを揺らしており、札幌との前回対戦でも2得点を奪っている。札幌はパワーのあるストライカーに対して後手に回る傾向があるため、今回は人数をかけてでも封じたいはず。オルンガは前節でフルタイム出場しているため、この試合でどういった形で起用されるかは不透明だが、札幌守備陣とのバトルは注視に値する。
試合は他会場よりもわずかに早く、18時30分のキックオフ予定だ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

