そこから3カ月後の再戦。ここまでの過程や成績はそれぞれ異なるが、何かと因縁や関係性を持ち上げられる両チームの対戦は盛り上がることが予想される。
横浜FCは後半戦で順調な歩み出しを見せている。前々節・川崎F戦は2-3で敗れたが、チームとしては手ごたえをつかんだゲーム内容となった。また、ベテラン勢が元気あるプレーを見せて、チームに好循環をもたらした。その3日後の前節・浦和戦では松尾 佑介が躍動。アカデミー時代を過ごした浦和から2ゴールを決めて、チームを勝利に導いた。
今節は今季二度目の連勝を目指す戦いとなる。今季は特殊な日程でクラブによって試合数のバラつきがあるが、目標である10位以内とは勝点9差。まだ後半戦が始まったばかりではあるが、これ以上離されると厳しいだけに、ホームで勝点を積み上げていきたい。
昨季途中に横浜FCの監督に就任し、ここまで柏に対しては2戦2勝を誇る下平 隆宏監督は「レイソル戦はいつも特別。やっぱり勝ちたい」と闘志を燃やしており、対柏3連勝を飾れるか注目だ。
対する柏は現在、上位争いに参戦できるか、中位をさまようかの瀬戸際にいる。前節は同勝点の横浜FMとホームで戦ったが、1-3で力負け。リーグ再開直後に3連敗を喫して以降は一度も連敗はなくここまで勝点を積み上げてきただけに、10月初戦でリスタートを切りたいところである。ネルシーニョ監督がこのゲームのポイントに挙げたのはお互いのビルドアップ。「攻守においてビルドアップがカギになることは間違いない」とにらんでいる。
そして、両チームのサポーターが楽しみにしているであろうことは、昨季の横浜FCにおいてJ1昇格の立役者の1人でありながら、今季から柏に移籍した北爪 健吾の存在。今節のメンバー入りは確実で、ニッパツのピッチに立つ可能性は極めて高い。
「アウェイという感じはしないし、僕にとっては非常にやりやすいスタジアムで舞台は整っている。勝つことで横浜FCのサポーターに対して成長した姿を見せることが恩返しになると思う」 強い意気込みを見せる柏の背番号13に注目である。
[ 文:須賀 大輔 ]
