ホームのC大阪は前節、湘南に1-0で勝利。前半からボール保持率で上回るも、相手の組織された守備を崩し切るには至らず、決定機の数は少ない展開となったが、中盤から終盤にかけて攻め続けると、それが最後に実った。90+2分、丸橋 祐介のCKをマテイ ヨニッチがヘディングで合わせ、スコアを動かすことに成功。連敗を『2』で止めるとともに、J1ホーム通算150勝目を手にした。
一方の横浜FMは、前々節はホームで大分に4-0と快勝するも、前節はG大阪とのアウェイ戦に臨み、1-1の引き分け。G大阪戦は先制するも宇佐美 貴史のPKで追いつかれ、後半も守勢に回る時間が長い、厳しい内容だった。今節は中3日や中2日で続く超過密日程の19戦目となるが、前節の試合後、アンジェ ポステコグルー監督も「土曜日の試合に向けて準備が整った」と話したように、豊富な戦力を生かし、前節からメンバーを大きく入れ替えてくることも想定される。水沼 宏太や扇原 貴宏といった、かつて桜のユニフォームを着てチームの顔として活躍した選手たちがプレーするかにも注目したい。
前半戦の第16節では、後半に横浜FMがエリキのゴールで先制するも、すぐさまC大阪が清武 弘嗣の芸術的なシュートで追いつく。終盤には高木 俊幸が決勝点。C大阪が逆転勝利を収めた。もっとも、C大阪は前半から激しいプレスで追い込まれるなど、横浜FMが標ぼうするアタッキングフットボールに大いに苦しめられた。今節も、まずは相手の攻撃をしっかりと防ぐことが勝利へ向けてのカギとなる。その上で、ただ守勢に回るだけではなく、しっかりとボールを握って押し返す時間も作り、相手の背後や空いたスペースを突いて、ゴールを狙っていきたい。
3位のC大阪が連勝で勝点を伸ばし、上位を追走するか。それとも、横浜FMがホームでの敗戦の借りを返し、2試合ぶりの勝利を手にするか。コンディション調整が難しい中2日での一戦ではあるが、J屈指の守備力と攻撃力を誇る、C大阪と横浜FM。ハイレベルな攻防がピッチで展開されることに期待したい。
[ 文:小田 尚史 ]