この1週間で3試合目を迎える横浜FCは現在3連敗中である。明治安田J1第24節・札幌戦で相手のマンツーマン戦術に苦しみ0-3で完敗。1週間の準備期間を経て仕切り直しの一戦として挑んだ第25節・湘南戦では好機を作りながら決め切ることができないでいると、終盤に決勝点を許し敗戦となった。さらに前節・大分戦の前半は「われわれのゲームで素晴らしい内容だった」と下平 隆宏監督も絶賛する戦いぶりで2点を先行するも、前半終了間際にCKから1点を失うと、相手が対策と修正を講じてきた後半は終始劣勢を強いられ、ゲーム終盤に立て続けに失点し逆転負けを喫した。
試合後、指揮官は「終了間際の失点が多いこと。そして、後半は相手もリスクを背負ってマンツーマンで来たが、そのリスクを利用してゴールを奪えないことが課題」と後半45分の内容を悔やんだ。
そこから中4日でこのゲームを迎えることになるが、まずはコンディション面よりもメンタル面での回復が優先課題となりそうだ。チームとしてのスタイルは昨季からの積み上げでしっかりと確立されており、自分たちの立ち返る場所はある。そこをいま一度見直すとともに勝つことへの執着やこだわりを再確認して臨みたい。
対する神戸もいまは苦しんでいる様子だ。9月下旬に三浦 淳寛監督が就任した直後はいきなり3連勝を飾りチームは立ち直ったかに見えたが、第21節・柏戦を3-4で落とすと、そこから4試合勝ちなし。10月28日に前倒しで行った第30節・仙台戦で勝利して復調の兆しを見せるも、3日の第26節では監督交代初戦となった清水に3点を奪われ敗戦を喫した。
1勝1分4敗と大きく負け越しているここ6試合を見ると、敗れた4試合は全試合で複数失点を喫しており、6試合合計でも失点数は『15』を数える。豪華タレントをそろえる攻撃陣に多くの注目が集まるが、チーム全体で守備の立て直しを図りたい。
前回対戦は2月23日にノエビアスタジアム神戸で対戦したリーグ開幕戦までさかのぼる。そのゲームでは13年ぶりのJ1リーグでの戦いとなった昇格組の横浜FCが前半からアグレッシブな姿勢を見せ、大卒ルーキーで開幕スタメンをつかんだ瀬古 樹が先制ゴールを奪うも、後半は地力で勝る神戸が反撃に出ると、古橋 亨梧がネットを揺らし、勝点1ずつを分け合った。
そこから半年以上が経っての対戦で、どちらも様変わりしている部分は多い。現状、両チームともに勝利に飢えている中でシーズン終盤に浮上のきっかけをつかむのはどちらだ。
[ 文:須賀 大輔 ]
