ホームの横浜FCは前節、敵地に乗り込んで名古屋と対戦した。前半から相手のペースに呑まれることなくボールを動かしながらゲームを進めていくと、左サイドを起点に斉藤 光毅がヘディングシュートやミドルシュートを狙うチャンスを迎えるが決め切れず。後半に迎えた松浦 拓弥の決定機では、狙い澄ましたシュートがGKランゲラックのセーブに遭いネットを揺らすことはできなかった。守備では安定した対応を続けた。一度取られたPKが取り消しになる運にも恵まれたが、集中力を切らさず守り切り、スコアレスドローで最低限の勝点1を持ち帰った。
最後の3連戦を前に、下平 隆宏監督は、「基本的には一試合一試合なので勝ちにいくゲームをしたい。ただ、この3試合で考えれば中3日、中2日というスケジュールなので、特に真ん中(今節)のガンバ戦は多少メンバーを入れ替える可能性はありますね」と口にしていた。メンバーを入れ替えて戦う可能性は大いにある。ここ最近、ピッチから離れている53歳の三浦 知良や42歳の中村 俊輔にチャンスが回ってくることも考えられる。仮に2人が同時に先発を飾れば明治安田J1第18節・川崎F戦以来であり、ホームゲームでは初めてのこと。レジェンド2人が上位争いを演じる青黒軍団にどう立ち向かうか楽しみだ。
横浜FCはここまで32試合を戦い、8勝6分18敗で『30』の勝点を積み上げてきた。11月に入ったシーズン終盤には「15位以上の死守」(下平監督)を目標に再設定し、達成間近にある。“降格圏”の16位以下と4ポイント差で迎えるラスト2試合。このゲームで勝点3を得ることができれば、最終節の“横浜ダービー”を前に自力での“残留”が決められるだけに、モチベーションを高く維持して臨みたい。
対して、残り2試合で連勝を収めれば2位でシーズンを終えられるG大阪は約1週間半のインターバルを得てこの試合に臨むこととなる。11月25日の第29節・川崎F戦で0-5の大敗を喫し、目の前でリーグ優勝を見たが、それ以降は1勝1分と持ち直し、2位をキープ。12月6日に行われた直近の第31節・湘南戦は福田 湧矢の豪快なシュートで先制すると、一度は追いつかれるが、最後はパトリックのゴールで勝ち越し、しっかり勝点3を手に入れた。
シーズン終盤に来て井手口 陽介や小野瀬 康介など離脱者が目立つが、宮本 恒靖監督が率いて3年目となるチームの総合力は高く、髙尾 瑠や山本 悠樹ら若手の成長も目立つ。まずはしっかり目の前の敵である横浜FCを叩き、ホームで戦える最終節へとつなげたい。その先に天皇杯での川崎Fへのリベンジが待っている。
[ 文:須賀 大輔 ]
