札幌は前節、敵地で川崎Fと対戦して0-2で敗戦。普段はショートパスをつなぐ川崎Fが立ち上がりからロングボールを織り交ぜてくる中で、マイボール時にはしっかりとボールを動かしながら前進し、首位と互角な攻め合いを演じてみせた。後半開始直後に先制点を奪われながらも粘り強く勝機をうかがい続けたが、後半アディショナルタイムにカウンターから失点して敗れてしまった。ただ、しっかりとしたサッカーをプレーし、好印象なパフォーマンスを披露していた。「われわれが目指している方向性が間違っていないことが確認できた」とペトロヴィッチ監督も手ごたえを口にした。
直近の公式戦となった水曜日のルヴァンカップでは、ホームで鹿島と対戦。勝てばグループステージ首位通過となったが、スコアレスドローに終わった。しかし、積極的に攻守を展開し、負傷離脱していたキム ミンテ、ルーカス フェルナンデスが戦線復帰。今季加入したガブリエルもデビューを果たすなど、プラス要素も少なからず手にしている。
一方、少しずつ気温が上昇してきた札幌に乗り込む清水は、前節・名古屋戦に0-3で敗れた。立ち上がりからアグレッシブに攻守を展開してくる名古屋に後手に回る場面が多く、ファウルで止めてしまうシーンが目立った。その中でセットプレーから失点し、終始名古屋のペースで試合が進んだ。前半を0-1で折り返すと、後半に失点を重ねてしまい、8戦未勝利と苦しい状況に陥ってしまった。
直近のルヴァンカップは敵地で横浜FMと戦ったが、1-5の大敗。開始早々に片山 瑛一の得点で幸先よく試合をスタートさせたものの、前半のうちに同点にされると後半は4失点を喫してしまった。ただ、グループステージとしては2位に滑り込んだ。試合は敗れたものの、プレーオフステージ進出という成果を勢いに変えたいところだ。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、最近の戦績を見ると札幌のほうが流れは良さそうだが、両者の勝点差は『3』。1ゲーム差である。立ち位置は大きく変わらないということだ。1つ勝てば勢いづく可能性があり、ここで落とせばより苦しくなるのはどちらも同じ。その意味ではシビアかつ堅い試合になる可能性もあるが、そうした緊迫感も楽しみたいところ。試合は14時キックオフ予定だ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

