清水のリーグ再開初戦は、2位の横浜FMとの対戦となった。試合は前半、清水が最初の攻撃で結果を残す。滝 裕太のFKをチアゴ サンタナが折り返し、片山 瑛一が押し込んで先制ゴールを奪う。それでも試合を優位に進めることができず、横浜FMに押される時間が続くと、39分にマルコス ジュニオールに同点ゴールを決められ、さらに後半開始直後の47分にエウベルに逆転ゴールを決められてしまう。しかし、交代選手が流れを変えると、60分に後藤 優介のクロスを西澤 健太が頭でねじ込んで同点に追いつく。清水は最後まで守り抜いて、横浜FMの連勝を『7』で止める貴重な勝点1を獲得した。
その試合では鳥栖から加入した直後の松岡 大起が先発したが、新外国籍選手のベンジャミン コロリ、ホナウドが8日の練習から合流しており、いまはデビューを待っている状態だ。今節以降の出場の可能性はある。
また、前節は2失点を喫したが、終盤は5バックにして守り切るなど、ロティーナ監督の特徴である守備にある程度メドが立った。ここからさらに勝利へとつなげるためには、攻撃面でどのように得点を決めていくかが求められることになる。新戦力や、前節で今季初得点を決めた西澤 健太などの奮起に期待がかかる。
一方のG大阪は前節、徳島と対戦。今節と同じく下位同士の対決となった。G大阪が序盤から積極的にチャンスを作るもゴールを奪うことができず、逆に30分に自陣右サイドでFKを与えると、岩尾 憲のボールをニアで宮代 大聖に合わせられて先制を許してしまう。さらに、前半終了間際には、自ゴール前を何度も横切るボールをクリアできず、最後は岸本 武流のクロスを西谷 和希がジャンピングボレーで合わせて追加点を許した。G大阪は後半開始から段階的にメンバーを代え、相手のミスを突いてチャンスを作ったが、ようやく得点を挙げたのは後半のアディショナルタイムに入ってから。90+1分にチアゴ アウベスの加入後初ゴールで1点を返すのがやっとだった。G大阪は明治安田J1第6節・横浜FM戦に続いて連敗。それでも、「(得点)ゼロで終わるのと1点取って終わるのとではまた次に向けて違うと思います」と松波 正信監督が言うように、この1ゴールを今節につなげたいところだ。
G大阪は、7月17日から週2試合ペースで試合をこなし、今節が9連戦目。この時期の連戦は体力の消耗が激しいことは容易に想像できるが、今節もメンバーをローテーションしながら戦うことが予想される。その中で、注目選手はやはりチアゴ アウベスだろう。今節は古巣対決となるが、清水時代がそうであったように、総得点こそ多くないが“固め打ち”が特徴のため、前節の1ゴールが今節に勢いを与えることは十分に考えられる。チームの連敗を止めて、再び浮上のきっかけを作りたい。
[ 文:田中 芳樹 ]

