ショックを振り払うゴールラッシュ。横浜FMが8-0でFC東京に大勝
FC東京
MF 10
--1試合8失点はクラブワーストの記録だが、どんな思いですか?本当に東京のサポーターの皆さん、東京に関わるすべての皆さんに申し訳ない気持ち。言葉が出てこないというか残念な気持ちでいっぱいです。 --3バックの真ん中のプレーは難しかったと思うが?少しでもチームの勝利のため、1点でも多く返してという思いで後半はスタートした中で、不慣れではあったけど、なんとか貢献したい気持ちでプレーした。結果的に後半も4点を取られてしまって申し訳ない気持ちですね。これを経験という言葉で終わらせてしまったら「ふざけんな」と思う人もいると思うけど、この経験を次に生かすしかないと思っています。 --先制点がすべての始まりだと思いますが、横浜FMに対してどういう入りをしようとした?入りの入りは悪くなかったと思う。マリノスは今日、速い選手を前に置いてきていた。そこは東京の裏のスペースを狙ってきていたと思う。先制点はどんな試合も大事ですし、そこから退場者を出してしまってゲームプランも難しくなってしまったと思う。その中で最小限に抑えないといけない。8失点はプロとして本当に情けない。 --この結果を招いたしまった原因は?原因はいっぱいあって、1つではないと思う。ここからどうできるかは選手一人ひとりのメンタルが大事だと思う。これをプラスにしていかないといけない。リーグ戦残り3試合で意地を見せないといけない。このままでは終われないのでもう1回映像を見て分析して次に向かうしかないと思っています。
--厳しい状況でのリーグ戦デビューとなったが?1人少ないことは分かり切っていることで、そこで自分にできることは失点しないことであり、点を取る姿勢を見せて点を取らないといけなかった。チームが意図していることをやれば良かったので難しさはなかったですけど、結果的に大量失点を食らって1点も取れない最悪な結果に終わってしまった。途中で出てきた中で何もできなかったと感じています。 --今日の経験をどう生かしていきたい?まずはピッチの上に立ってこの結果に終わったことはすごく申し訳ないと思う。自分は憧れられるプレーヤーにならないといけない。こういう試合を絶対に繰り返してはいけない。逆に言えば一生ないような試合を経験して、どんな状況でも自分のやるべきプレーをやらないといけない。チームが勝てるためのプレーはやらないといけないので、どんなスコアになっても戦う姿勢は見せていかないといけないと思っています。 --試合直後、ピッチ上に大の字になっていたがどんな思いだった?あの行動はプロサッカー選手としてみっともなかったと反省している。ピッチで90分出ている選手は自分以上に悔しかったはずだし、東京の選手も全員が戦っている上でのあのスコアなので、自分の感情は出してはいけなかったと反省していますけど、単純に東京のエンブレムを背負ってピッチに立って代表して戦っている中で、こういう試合を絶対にしてはいけない。途中から出て失点を止めることはできなかったし、1点も取れなかったことにすごく悔しさを感じていました。
横浜F・マリノス
監督
最高の試合をすることができました。ゴール数も勝ったこともそうなのですが、戦う姿勢やピッチ上の表現が素晴らしかったです。多くのサポーターが足を運んでくださり、このサッカーをお見せすることができてうれしいです。 --前田 大然選手を3トップ中央に起用した狙いを教えてください。自分はいつもベストなコンビネーションを求めています。中央の素早い突破だけでなく、周りをサポートする姿勢も素晴らしかった。プレー以上にメンタルや戦う姿勢を、彼だけではなく、チーム全体で表現してくれました。 --前節で敗れて優勝を逃しましたが、素晴らしいリバウンドメンタリティーを発揮した要因は何でしょうか。ここ数週間、90分間を通して自分たちのサッカーを続けるのが難しい試合が続きました。ただ、その試合で打ったシュート数と変わりません。サッカーは面白いもので、良いサッカーをしていても結果がついてこないこともあります。今日は全員がメンタルを強く持ち、表現してくれました。 ボールの動かし方、人の動き方、パス交換のテンポが素晴らしく、たくさんのチャンスを作り、表現したかったサッカーを見せることができて、結果もついてきました。選手たちが素晴らしいサッカーを見せ、サポーターのためにエンターテインメント性の高いワクワクするサッカーをしたことをうれしく思います。 --前田選手のセンターFWの可能性をどう感じていますか。そして、彼のベストポジションはどこだと感じていますか。最高のプレーを見せてくれました。裏への抜け出し、中央の突破ができるので、FC東京を苦しめると思い配置しました。彼のパフォーマンスは彼だけの力ではありません。他の10人、ベンチメンバーがいるからこそ彼が生きたのです。 ベストポジションについては難しい質問ですが、前線でマルチなポジションができる選手の1人です。1トップでも右でも左でもできる柔軟性を持った選手です。最後に言いたいのは、彼の素晴らしいパフォーマンスがヨーロッパで放送されないことを祈ります(笑)。
FC東京
監督
今日は本当にやられました。自分が監督になってこれだけコテンパンにやられたのは初めて。悔しさを通り越して情けないというしかないと思います。選手は精一杯やってくれましたし、サポーターも最後まで応援し続けてくれて感謝しています。これも自分の力のなさ。悔しいです。この悔しさをまた返せるように自分自身力を蓄えてやっていきたいと思います。 --選手にはどんな言葉を伝えた?同じような話をしました。サポーターの応援が途中で止まってしまうかと思っていましたが、最後まで応援をし続けてくれた。このサポーターの思いを汲んで残り3試合戦わないといけないと話しました。 --2年前の最終節で優勝を争った横浜FMとここまで差が開いてしまったことへの思いは?今季はデティールの部分で組織として戦えなかったと反省しています。今日も人はいたし、クリアできそうではあったけど、相手にこぼれてしまって失点を重ねてしまうことにつながっていると思います。 8点ほどの差はないと思いますが、確かに優勝を争ったマリノスはいまの上位にいるわけでウチは中位に沈んでいる。デティールの差が積もり積もってこの順位や勝点の差につながっていると思います。そういう部分をしっかりやっていかないと上位と差は離されてしまうと思います。 --後半は東 慶悟を3バックの中央に入れたがどんな狙いだった?トレーニングではまったくやっていないです。大森 理生が10人でJリーグ初出場ということで心臓がバクバクだったと思います。その中で後半、少しでも落ち着いてプレーさせるにはキャプテンをそばに置いて落ち着いてプレーさせたいという思いと、マリノスが両サイドが張り出してきて、4バックを新しいメンバーの組み合わせでやるにはちょっと辛い状況であった。 攻撃でもサイドで高い位置を取れるように、その意味では東を真ん中に置いて、攻撃時には長友(佑都)と渡邊(凌磨)を高い位置に持ってきてワンチャンスどうにかできればという思いでやりました。 トリプルボランチでサイドの補填と1トップに入ったときのフォローを狙いましたが、これはトレーニングでやっていないので選手たちも戸惑ったと思います。その中でも最後の最後まで切れることなくよくやってくれたと思っています。
横浜F・マリノス
FW 38
前田 大然
--ひさびさのセンターFWでの先発でハットトリック。特に何を意識しましたか。(FC東京の)ライン設定が高めだったので、どんどん裏へ抜けていくことを意識しました。やっぱり前(センターFW)の方がやりやすいとは感じていますが、チームが決めることなので、与えられたポジションで結果を残せて良かったです。 --得点ランキング2位のレアンドロ ダミアン選手に4ゴール差をつけ、得点王に近づきました。そこまで意識していないと言えばウソですが、チームメートが僕に取らせてくれているので、僕はそれに応えないといけません。もっとチャンスがあった中、3点しか取れていません。今日は良かったですが、苦しい試合でも決めないといけないので、反省もしています。 --この後、合流する日本代表への意気込みを聞かせてください。代表とチームの戦い方が違う中で、どのポジションで使われるか分かりませんが、出たときに目に見える結果を残したいです。 --1点目と2点目のあとのゴールパフォーマンスを教えてください。1点目は(アンパンマンのキャラクターの)ロールパンナちゃんをやって、2点目はほとんど知らないと思いますが、ハピーの大冒険という映画で、娘がハマっているハピーをやりました(笑)。
DF 25
小池 龍太
--先日、「勝者のメンタリティーを見せる」と語られていた言葉どおりの試合でした。その要因は何でしょうか。勝つために、そして90分終わったあとに喜ぶために、一人ひとりがチャレンジする力強い気持ちを持ったり、ボール保持者がチャレンジするための準備がすごく良かったです。それが勝者のメンタリティーにつながりました。全員のサポートがあったからこその結果ですし、それがチームの差となりました。 --自身の2得点は積極性が生んだ2得点でした。1点目はGKのファンブルからこぼれてきましたが、タカくん(扇原 貴宏)がクロスを上げるチャレンジをした中、全員が準備して僕にこぼれてきたラッキーゴールです。2点目も全員がチャレンジし、(水沼)宏太くんの位置までボールを持っていけて、最後自分がシュートを打つというチャレンジを全員が作ってくれました。周りのサポートがあっての2得点ですし、8得点につながりました。 今日のような頑張りやサポートをもっと大切にしないといけません。チームのために誰が何をするかを明確にして、もっと強く誇れるチームにしていきたいです。 --選手ミーティングはいつ、何を話し合ったのか、差し支えない範囲で教えてください。前節の次の日に選手全員で話し合うタイミングがありました。タイトルや目標がないから戦えないチームにはしてはいけないし、「自分たちはもっとできるはずだ」と。口で言うのは簡単ですが、プレーで表現しようと話し合いました。