前半6分に小柏剛が決勝点。札幌が最終節を勝利で飾る
北海道コンサドーレ札幌
今季最終戦なので、J1残留が決まり優勝もない中ではあるが、サポーターと一緒に勝って締めくくることをテーマにしてやっていたので、それが達成できて良かったです。得点の場面は高い位置でボールを奪ったら自分が前に出ていくことは常に言われていることなので、そうした形の中でボールがこぼれてきたところにポジションが取れて良かった。2試合続けて得点ができたが、シーズン全体としてはもっと得点のチャンスがあったので、もっともっとレベルアップしなければいけないと思っている。
横浜FC
監督
0-1での敗戦になり、本当に残念です。選手たちは最後まで戦ってくれました。最後のワンプレーまで惜しい場面も作ってくれたことは評価したいし、感謝したいと思います。しかし結果は勝てなかった。そこにはいろいろなものがあると感じた最後のゲームでした。最後の最後まで応援してくれたサポーターの皆さま、サポートしてくれているスポンサー企業の皆さま、本当にたくさんの人が応援してくれた1年だったとあらためて感じております。 --クレーベ選手は7月11日以来のメンバー入りと出場だったが?ケガがなかなか治らず、本人も歯がゆい時間をずっと過ごしていた。それでも奮い立たせてやってくれていて、やっと使えるメドがたって今日のメンバー入りになりました。 --そのクレーベ選手が途中出場して、高さで脅威を与えていた。後半戦に彼を欠いて戦わなければならなかった影響は?もちろんあったと思います。1人に頼るチームにならないようにというのはありましたが、やはりクレーベの力をもってすれば、チームに大きな力を発揮してくれたと思う。そこは残念ですが、これも受け入れるべきことだと理解しています。 --自身の去就は?現在、クラブとも協議しているところなので、今日の時点でお答えすることはできません。
北海道コンサドーレ札幌
監督
予想どおり難しい試合だった。横浜FCはJ2降格が決定してしまいましたが、シーズン途中から非常に力のある選手を補強し、徐々にチームとして成長し強くなっていったように私からは見えた。そしてこの試合ではホームのサポーターに勝利を届けたいという相手の強い意思を感じた。試合自体はお互いが五分に渡り合う展開でした。勝って終わりたいという気持ちがぶつかり合う素晴らしい試合でした。 --来季に向けて収穫と課題は。昨年の途中からトライしてきた前からのプレスが今季は非常に成熟してきたと思う。そうした形から今日も得点ができたと思う。来年は相手がわれわれに対して守備的に戦ってくることが十分に考えられる中で、オフ・ザ・ボールの連動性をより高めていくことをやっていきたい。 そして出し手の選手がその中で的確な選択肢を選べるようにしていきたい。今季の課題はチャンスがありながらも決め切れなかったこと。それは大きな課題だったと思います。少しでも決め切れていればもっと勝点が取れていたはず。そうしたことが挙げられると思います。 --10位という結果について。そして来季への抱負を。サッカーは常に上を目指さなければいけない、満足してはいけない。だが、現実的に考えて今季われわれが10位で終えられたことは私は一定の評価をしていいと思っている。なぜならば私自身がケガをしてキャンプにほぼ帯同できず、リーグ開幕直前に合流するというアクシデントがあった。キャンプというのは1年間戦う上で非常に大事な期間である。その時間に監督が不在だったということについてチームに対して申し訳ない気持ちがあり、難しいスタートになってしまった。 その中で今年は最後まで常に誰かがケガをしているというシーズンでもあった。加えて4チームがJ2に降格をするという非常に厳しいレギュレーション。そしてシーズン途中にわれわれにとって貴重な得点源の選手が移籍をしてしまった。今年はわれわれにとって非常に厳しいシーズンだった。ただし、そうした中でも下位を争うというよりは、常に真ん中より上を狙える位置で戦うことができていたということは評価したい。そしてわれわれのチームの若い選手が日々のトレーニング、試合で成長をしてくれた。今季の大きな成果と言っていいと思う。 来季に向けて問題があるとすれば、われわれのチームの若い選手は他のチームから見て魅力的な選手が少なくない。そうした選手が他のチームに移籍をしてしまうかどうか。来季に向けてはどういったチーム編成になるのかがしっかり固まってみないと分からないところもあるだろう。やはりレギュラーの選手がたくさん抜けるようであれば、来季はまた2~3歩下がったところから始めなければいけないだろう。反対に、現状の選手たちが残るようであればさらなる上積みができると思う。このオフの移籍期間がどういうふうになるのかは分かりませんが、私はみんなが残ってくれることを心から願う。
横浜FC
MF 23
前嶋 洋太
ここ2試合は早い時間で失点していて、チームとしての課題だった。そこをしっかりやっていこうと話していたが、立ち上がりで失点して難しくしてしまった。それから自分たちは攻めるしかなかったし、攻撃に対する意識は、特に後半戦は守ってカウンターというのがチームとしてあったけど、今日はそれだけでは点が取れない感じだったので、前に前にという意識をチームとして持ってやりました。 自分はサイドの選手なので、より多くFWの選手にシュートを打たせるのが仕事だと思っているので、最後は惜しい場面を作れたけど、試合を通して見るとなかなかチャンスを作り出せなかった。そこは今季を通しての課題だったと思う。 --最終節を終えて、いまの心境は?個人的にもチームとしても課題が多く見つかった。J1のスピード感、強度、技術に肌で触れて、もっと自分が成長していけるという確信も持てました。 --来季は再びJ1復帰を目指す戦いになるが?今年得た経験、強度や技術的なところはJ2でも引き続いて上を目指してやっていくことがチームに貢献できることだと思う。それを選手一人ひとりがやっていくことが大事になる。今年4チームが降格したので厳しい戦いになると思いますし、そこで上がれたとしてもまた今年みたいに落ちてしまったら意味がない。選手全員の目線を、このJ1の目線で戦っていかなければならないと思います。
FW 9
クレーベ
--7月以来のメンバー入りだったが?ひざのケガで離脱していましたが、非常に良いリカバリーでトリートメントできたことで、ピッチに帰ってくることができました。横浜FCのすべてのメディカルスタッフに感謝したい。非常に献身的に、多くの努力で自分のケガを治そうとしていただきました。 --後半途中からの出場だったが、プレーで意識していたのは?監督からは「守備の意識を高めてピッチに入るように」と指示がありました。献身的に守備をしながら、仲間たちをけん引してより前にプレーすることを心がけました。僕がピッチにいる存在意義は相手のゴールネットを揺らすことだと思っているので、そこを一番に意識して、その上で監督の要望に応えようとしました。 僕だけでなく他の選手が交代でピッチに入ったことで流れを変えることができた。特に前に、アグレッシブに攻撃して流れを持ってくることができた。多くのチャンスを作ったが、不運にもゴールは決められなかった。ただサッカーというのはそういうものだと思う。 --残留するために足りなかったものをどう感じている?より前に、アグレッシブに攻撃することが足りなかったし、逆に守備のことを考え過ぎるところがあったと思う。対戦相手を分析して対戦相手だけに注目するのではなく、自分たちを分析して自分たちを知り、自分たちのことを考える時間が必要だったと思う。対戦相手が自分たちのことをよりリスペクトしたり、自分たちのことをより恐れるような存在になることが足りなかったと思います。