スコアレスで勝者は現れず。名古屋は来季のACL出場が消滅
浦和レッズ
FW 7
--初めてのJリーグのシーズンだったが、どのようなリーグだと感じたか。また、自身のパフォーマンスについて。1年目のシーズンで、僕は途中から合流しました。プレシーズンのキャンプなしでの参加でしたが、良かったと思います。ラクな試合はなく、どの試合もタフでハードなゲームでした。本当に頑張らないとゴールを決めることが難しいリーグだと感じました。ただ、われわれにはまだ天皇杯が残っていますので、そこで頑張りたいと思います。来年はさらにステップアップしていきたいと思っています。 --時間限定の出場は予定どおりだったと思うが、ひさびさの出場ながら動きはキレているように見えた。自身の手ごたえは?おっしゃるとおり、45分の出場はプランどおりでした。良い時間帯もありましたが、最後のところでのパスなどが良くなかったりしたので、チャンスをゴールにつなげることができませんでした。ただ、プレーしてみて痛みが軽減しているのは良かった点ですし、良い前半だったと思います。ゴールは来週にとっておいた、ということになれば良いと思います。
--お互いにチャンスと良い守備があった試合だったと思うが。両チームとも非常に整った守備をしていて、相手にチャンスを与えないきっ抗した試合でしたが、後半に入ってからはチャンスが増えたと思います。名古屋は今季、記録的なクリーンシートの数でしたが、自分たちにとっては(無失点は)久しぶりでしたので、そこは喜んで良いと思います。試合を通じての、トータルのパフォーマンスも良かったと思います。ただ、もちろん足りない部分もありました。来週(の天皇杯)も同じようなスピリットで戦って、C大阪にチャンスを作らせないようにしなければいけません。 --後方からの組み立てはどう考えていたか。最初の飲水タイムまではボールを運べたと思います。相手がマンツーマン気味にマークしてきたところで、中盤の選手がスライドしてきたときにスペースが空いていて、そこを使うことができました。飲水タイムで相手が修正してきて消されるようになりましたが、そのあとは時間が経つにつれてまた運べるような形は出てきました。今日はラストサードのシュートやパスなどが足りなかった試合だと思います。しかし、名古屋は非常にまとまったチームで簡単にプレーすることができないのですが、彼らに対して取り消された2ゴールを取ることができましたし、それ以外にも明らかな決定機が2つありました。なので、パフォーマンスは良かったと思います。ただ、もちろん結果には満足していません。
名古屋グランパス
監督
私も含め、選手たちも残ったエネルギーを最後まで使い切る以外の戦い方しか選択肢がないという難しい状態で試合に入りました。内容も本当に難しい内容だったと思います。 (選手の)コマが少なく、長澤(和輝)が出場停止だったり、中谷(進之介)に関しては最後までしっかりプレーしてくれましたが、コンディションがギリギリだった。そんな中で、みんながそれをサポートしながら、チーム力で最後まで戦い切るというような、グランパスらしさというものは見せられたと思っています。 今日の試合も含めて、この1年間、さらには2年間、継続して取り組んできましたが、本当に評価できる良い過ごし方、良い取り組みができた2年間だったと思います。しつこいぐらい言いますけど、久しぶりにグランパスがタイトルを獲るところまでやり切りましたし、参加したすべての大会でかなり良いところまでいき、リーグ戦も上位で終わることができました。シーズンを総評して、とても良い過ごし方ができたと思います。 --相手に対応する流れが続きましたが、重要視していたことは?中盤のケガや出場停止で、交代のコマが本当にまったくなかったという中で、相手が優位にならざるを得なかったと思います。中盤のところでもう少し前にパワーを持って当たりにいきたかったのですが、受けるしかないという選択肢を取らざるを得なくなりました。 試合の流れ自体を変えてこちらが押し切るというところ、本来だったらこうするべきだということは分かっていますが、稲垣(祥)も今季あれだけやってくれて、最近の試合では時間が経つにつれて疲れが出てしまうところがあったと思います。その中で、それでもメンバーをどんどん代えながら、いろんな形でやり繰りをして、選手自身もやりたいサッカーがあると思うんですけども、なんとかこの試合をやり切って終わろうという意識を、全員がすべてを受け入れてやってくれたのではないでしょうか。
浦和レッズ
監督
試合自体は支配しながら進めることができたと思いますし、相手にとって危険なプレーもできたと思います。ただ、名古屋のようにディフェンスが堅く、守備時では5枚やそれ以上で構えてくるクラブ、リーグの中でも失点の少ないクラブが相手ですので、簡単ではありませんでした。その中でも、関根(貴大)や江坂(任)などがチャンスをいくつか作れましたし、セットプレーでは残念ながら(VARで)取り消されてしまいましたが、そういった惜しい場面もいくつか作れたと思います。 全体を通して見たときに、われわれのほうが若干上回っていて、勝点3に近かったのかなと思いますが、もちろん相手側にもマテウス選手のシュートなどチャンスはありました。ただ、試合全体の選手たちのパフォーマンスや戦う姿勢は良かったと思います。この試合で唯一足りなかったのはゴールでした。 --ケガから復帰したキャスパー ユンカー選手と明本 考浩選手をハーフタイムで交代したのは、ある程度予定どおりだったのか?45分間で交代することは、ある程度プランとして持っていました。選手たちはそれ以上の時間をプレーできる状態ではあったと思いますが、次の試合やこれまでのケガの経緯などを踏まえた上で、リスクを冒さずケガなく試合を終わらせることを想定して試合に臨みました。そのプランを遂行した形になりました。 --契約満了の宇賀神 友弥選手と槙野 智章選手、引退を決めた阿部 勇樹選手と過ごした1年をどう感じたか。まずこの試合に関しては、ここまで貢献してくれた彼らに対して、3人が一緒にピッチに立って戦ってもらうところを皆さんに観てもらいたかったことがあります。ただ、これでシーズンが終わったわけではなく、次の試合(天皇杯)もありますので、そこでプレーする可能性はあります。彼ら3人を途中で入れた理由としては、ピッチに立って楽しんでもらうというのが大きな理由でした。
名古屋グランパス
FW 8
柿谷 曜一朗
--シーズンの総評と、この試合の感想をお願いします。本当に大変な1年でした。いろんなタイトルに挑戦していって、そのうちの1つを獲ることができました。来年に向けた順位にはならなかったですけど、本当に全員が目標に向かっていった。出た選手も出てない選手も含めて、全員が充実した1年とは言えないかもしれないですけど、名古屋グランパスにとって、ファミリーの皆さんにとって、歴史に残る1年になったんじゃないかなと思います。 --今季を振り返って。今年名古屋グランパスに来て、今までやってきたベースにプラスαのところが求められてきたと思います。まだまだそのプラスαの部分を追求してやっていかないと順位も上がらないし、もっともっとファミリーの皆さんと素晴らしい景色を見られないなと感じました。来年は今までマッシモ(フィッカデンティ)監督が作り上げてきたベースを崩さず、もちろん新しい選手がいると思うので、全員が1つの方向を向いてリーグ優勝というタイトルを目指しながら、すべてのタイトルを目指して戦っていきたいなと思います。 --今季リーグ戦5ゴールという成績について。公式戦を含め、自分のゴール数やアシスト数は、自分が当初目標としていた数字には程遠い結果に終わってしまい、すごくふがいない成績だったなというふうに思っています。チームとして守るべきところだったり、ゴールが欲しいところだったり、いろんな時間帯がある中で、試合を通してずっと決定的な仕事ができなかったというところに関しては、本当に反省をしなければいけないと思います。個人としてもう一度見つめ直して、もう一度試合に取り組む姿勢から変えていくべきところがあると思うし、ゴールをする気持ちを作り直していくことも大事かなと感じています。ただ、チームとしてはタイトルに向かって全員が努力した結果、良いシーズンになったと思っているので、来季以降はもう少し自分にとって素晴らしいシーズンになるように、結果もともについてくるようにやっていきたいと思います。
MF 15
稲垣 祥
--今日の振り返りと、今季の総括をお願いします。今日の試合に関しては勝利がマストのゲームだったので、そういった意味では物足りないですし、自分のパフォーマンスを含め、まだまだだったなとすごく痛感しました。 今年は本当にハードで中身の濃い1年でした。本当に悪いことも良いことも乗り越えながら、隔離生活というイレギュラーなこともありました。大変なシーズンでしたが、それでもタイトルが獲れたというところが、本当に自分たちの自信となっていますし、大きな一歩を踏み出せたのかなと、個人的にもチーム的にも思います。 --今季はリーグ戦で8ゴールを挙げました。自分のプレーについて。ゴールに関しては、今季に限らず何年も前からずっと得点を取れるボランチというのが、自分の中で理想の形としてありました。自分が日本でボランチとして存在感を出し、唯一無二の存在になるにはそこが1つの突破口というか、存在価値を示せる、現実的なアピールポイントだったり、ストロングポイントだと思っていたので、そういった意味では今季ゴールを数多く決めることができたのは本当に良かったです。これを今後のシーズンでも続けていければ、また自分も1ステップ2ステップ上がって、より魅力的な選手になっていけると思います。「今年はたまたま調子が良かったね」で終わらせないためにも、もう一度自分のプレーをかみ砕いて、良いところも悪いところも含めて、また来季に向かっていきたいと思います。 --来季に向けての意気込みは?まずは1回ちょっと休みたいです。やっぱり今季は本当に、精神的にも肉体的にも厳しいときがけっこうあったので、体に相当負荷がかかっていました。なので、そこはしっかりと体を大事にしてあげたいですし、来季以降については、自分自身が落ち着いてから考えていきたいです。