2022/2/19 (土) 14:03 KO
第1節
ピーター ウタカ
49'
入場者数: 11,701人
天候: 曇のち雨|気温: 9.5℃|湿度: 61%
京都が浦和の猛攻をしのぎ、J1復帰戦で勝利をつかむ
浦和レッズ
--ノーマルな状況ではなかったと思うが、キャプテンとしてこの1週間、どのように試合に臨んでいたか。ご存じのように、コロナにかかってしまった選手が続出して、監督も言っていましたが、週の始めの練習はできませんでした。その後はいる選手、スタッフと力を合わせながら、良い準備をすることができたので、今日試合をするにあたって何の不安もありませんでした。逆にチャンスが訪れた選手もいたので、そういった選手ができるだけのびのびやれるように声をかけながら、1週間過ごすことができたと思います。 --京都がハイプレスに来たことで、ディフェンスラインの背後を狙うことが機能していたが仕留められなかった。前半の試合運びはうまくいっていた部分が多かったと思います。自分たちのつなぎを前でプレスして、引っかけてのカウンターを彼らは狙っていたと思います。リーグ戦の一発目、アウェイでピッチコンディションも良くない状況でしたので、策というか割り切ることができました。ただ蹴るだけではなくて狙いを持った中で味方につなげることもできていましたが、ゴール前の落ち着きやクオリティーはもっと集中して上げなければいけないと思います。そこのクオリティーは次の埼玉スタジアムで取り戻したいと思います。
--今週、どこかのタイミングでスタメンが決まったと思うが、そのときからの心境は。正直、自分はベンチだと思っていたのですが、チームがこういう状況で急きょ出ることになって、言われたときは緊張しましたが、ピッチに立ったら「やるぞ」という気持ちが強くて、ピッチに入ってからは緊張なくできました。 --プレーの手ごたえや課題などは。ボールを持って前を向いてプレーしたり、積極的に走ったりすることは、慣れないポジションでしたができたと思います。できなかったこととしては、後半最初のプレーでミスをしてしまって、そういうプレーはチームに悪い影響を与えてしまうので、しっかりやっていかなければと思います。 --この1試合はどんな時間になったか。負けて悔しい気持ちもありますが、やれたこと、やれなかったことがハッキリできたので、そこはまた練習で自分に厳しくやっていければ、またチャンスは来るかなと思います。
京都サンガF.C.
監督
僕自身も2019年以来のJ1の試合でしたが、試合前から変なたかぶりもなく「いつもやっていることをそのままやろう」と選手と話をしてピッチに送り出しました。始動日から準備をしてきたことを選手がやってくれたし、非常に堂々とプレーしてくれました。サンガスタジアムでの勇姿をうれしく思いました。 後半に少し押されたことも含めて、フットボールは攻撃と守備が切り離されているわけではなく、ちょっとしたことで勝負が決まってしまう残酷なスポーツだと思っています。全員で勝利に向かって、このJ1の舞台を楽しんでやれたんじゃないかと思います。 途中でケガをして走れなかったり、足をつった選手もいましたが、非常にスリリングでアグレッシブな展開でした。京都のサポーターの方々、浦和からもたくさんのサポーターが来られましたが、久しぶりのJ1で「世界に通用するサッカーを」とちょっと大口を叩いていますが、アドベンチャーの一歩を進めたんじゃないかと思います。選手に感謝しています。 --J1に初めて挑む選手が多い中、ビッグクラブ相手に物怖じせず真っ向勝負を演じました。フットボールの試合に真っ向勝負以外の戦い方が存在するとしたら、それはいまのサンガの選手にとって必要だとはまったく思わないです。われわれはJ1で初めて戦う選手も含めて、肌感覚で相手に対してどうなのかを学んでいかなければ成長も勝利もないと思っています。 今日初めてJ1のピッチに立った選手もいましたし、J1に戻ってきた選手もいました。古巣の浦和に挑む選手もいましたが、それぞれがチームのやり方を理解して、自分のプレーを出してくれたと思います。それ以上でも以下でもないし、その気持ちをシーズンを通して続けていけばいいんじゃないでしょうか。 --得点シーンについて、川﨑 颯太選手が高い位置でボールを持ったのはこの試合で初めてでしたが。前半から流れとしては悪くなくて、ハーフタイムにシュートのときにもう少し思い切ってボックスに入っていったり、遠めからでも足を振っていこうと話しました。颯太は去年の中盤以降にああいうことを覚えて、自分でパスするだけではなく自らボールを運んでいくことが増えていきました。後ろから勇気を持ってあそこまで入っていったのは素晴らしいし、練習の成果が出たと思います。 --スタメンは麻田 将吾選手が左SBで起用されましたが、狙いは?相手に対して自分たちは何が一番有効なのかを考えて、自分たちのチャレンジの中で彼があのポジションになりました。最後は中央に移りましたし、いる選手でいろんな形や並びができることがJ1では非常に大事だと思っています。今日出なかった選手もいますが、明日からも戦術の膨らみをもたせられるように準備したいです。
浦和レッズ
監督
-- 狙いは出ていたと思うが、最後を決める、決めないの部分は課題となっている。決定機は3つ4つ、明らかなものを作っています。(江坂) 任、(小泉)佳穂、アキ(明本 考浩)のところなどがありました。相手にほとんどチャンスを作らせない中、ワンチャンスで決められてしまった。その決定力の差が出てしまった試合かもしれません。今日の京都がそういうチームでした。攻撃のポジショニングが良くないこともありましたが、より勝利に近いプレーができたのは浦和だったのではないかなと思います。起用できる選手が少ない中で戦いましたが、そういうことも言い訳にしてはいけないと思います。 --新人の安居 海渡選手が開幕スタメンになったが、どういったアドバイスを送ったか。またプレーの評価は。彼には落ち着いてプレーすることをアドバイスしました。良い守備を見せてくれたと思います。本来ならボランチとして起用してあげることができれば良かったのですが、今日はもう少し前めでプレーしました。Jデビューを素直におめでとうと言いたいですし、良い仕事をしてくれたと思います。 --京都の印象は。また、ラインが高かったがどう点を取ろうとしていたか。前半の立ち上がりに見せた形が1つです。ウインガーを張らせてダメージを与えるのが狙いでした。京都はハイプレスを掛けてゴールを奪おうとするチームなので、立ち上がりでそれを避けるようなプレーをしました。最後の30分間も、もう少し落ち着いていればより良い形ができたと思いますが、攻守で的確なポジショニングが取れないながらも、佳穂が入ることによってチームとしてチャンスを増やし、よりダメージを与えることができたのかなと思います。全員が全力で戦ってくれましたし、より良い結果になっていてもおかしくなかった試合だと思います。
京都サンガF.C.
DF 3
麻田 将吾
--左SBでの起用でしたが。チームとしてのやり方は変わらないけれど、相手の右サイドの酒井(宏樹)選手や関根(貴大)選手のところを考えて使うからと監督からは言われました。ただ、そんなに気にし過ぎるなという感じもありました。タスクはありましたが、チームがこれまでやってきたことはあまり変えずにプレーしました。 やってみた感じは代表レベルの選手と戦えて、やられた部分もありますが、すごく楽しかったです。真剣勝負の試合は少年が夢中になって遊んでいる感覚というか、少し集中力を欠いてしまうこともあるんですが、今日は90分間夢中になって、あっという間の試合でした。 --プレッシャーもあったと思いますし、ビッグクラブ相手の試合でもありましたが?自分が想像していたよりは、それは感じなかったです。ホームということもあったし、去年と変わらずサポーターの皆さんが良い雰囲気を作ってくれたのもあります。自分もある程度の自信を持って試合に臨むことができました。相手がどういうチームでどんな選手がいるのかは二番目三番目に考えることで、まずは自分がどんなプレーをするかでした。圧力はそんなに感じなかったですね。
MF 24
川﨑 颯太
--初めてのJ1の試合でしたが。(武田)将平くんと(松田)天馬くんがコミュニケーションをとってくれて、僕1人ではできなかったことも3人で去年から積み上げてきたコミュニケーションで助け合いながら、全員で戦えました。個々でも負けないようにがんばれたと思います。 (チームの連係面も)浦和相手に、まず自分たちが引けを取らずに勝つんだという気持ちでやれたのが良かったです。今日勝ったからといって自分たちのすべてが通用するわけではありません。今日出た課題を明日からまた取り組んでいきたいです。 --ゴールの場面、川﨑選手がこの試合で初めて高いエリアまで進入しましたが。曺(貴裁)さんが言っていたシャトルというプレーだったり、パスを出した後に僕がボランチだからといって後ろでサポートするだけではなくて、前に出ていくことも要求されています。前半はそこが出せていなかったなというハーフタイムの反省があったので、後半開始にチームに勢いをもたらすために前に行ったことが得点につながって良かったです。