上田綺世ら攻撃陣が躍動。新体制対決は鹿島に軍配。
鹿島アントラーズ
--会心の勝利だったと思います。開幕に向けて正直不安がなかったかと言えば不安が大きかった。今週行った紅白戦もなかなか良い内容とはいえず、自分たちの中でも不安はありましたけど、逆に水戸戦も負けたし、それが危機感持った中で入りからアグレッシブに行けたのが勝利の要因かと思います。 --試合前はどんな声をかけ合ったのでしょうか?相手はホームだし必ず来るから、受け身にならないで必ず自分たちから先手をとっていこうという話をしました。つなぐのも落ち着いていいんですけど、入りはやっぱり受け身になりたくないんで。どっちかというと始めは大きいことからスタートして、相手の裏をどんどん突いて、相手を受け身にならせようと話していました。そこに関しては今日はすごく良い入りができたと思います。
FW 18
--開幕戦で2得点。素晴らしいスタートを切った感想を教えてください。開幕から勝ててない状況、去年もそうですけど僕が経験している中では昨年、一昨年とスタートダッシュがうまくいかないということを課題としていた中で今日はみんなが一丸となって戦えていたと思うし、3-1で勝てたことは良かったと思います。 --この試合に向けてチーム全体でどうやって気持ちを高めていったのでしょうか。選手も大樹さん(岩政 大樹コーチ)を中心に1カ月半やってきて、一番僕らが意識したのは逆境を楽しもうということができましたし、大樹さんもそれを掲げてくれていて、5シーズン勝てていないことも楽しめる逆境だったと思うし、この若いチーム、転換点と言われる僕らだからこそ違いを見せられたらいいんじゃないかという思いがそれぞれあったと思う。そのモチベーションがうまく試合でできたんじゃないかと思います。 --相手の3バックが攻撃になるときに開くことを利用して、切り替わった瞬間に何度もその間を狙っていたと思います。その動きが1点目につながったと思うのですが、狙いを教えてください。やっぱりスカウティングの中でも3バックが開いたり、4バックを形成してビルドアップしてくるというところと、3バックの急所として3CBの外側の背後というのは相当イヤな部分だろうなというところをすり合わせて、チームとしての狙いがあったので、それをうまく生かせたゴールだったんじゃないかと思います。 --この勝ちを次の川崎戦につなげないと意味がないとはいえ、この勝利はどんな意味がありますか?自分たちがキャンプからずっとやってきたことが形になったと思うし、それを自信に変えられるきっかけになったと思う。この勢いを大切にしながらもう一度良い準備をして次の試合に臨むことが大事だと思います。
ガンバ大阪
監督
お疲れさまでした。私がG大阪の監督に就任して初めてのホームの試合で自分としても良いスタートを切りたいなと、勝利してファン・サポーターの方々と喜び合いたいと思っていましたが、残念な結果になってしまったなと思います。足元の悪い中、そして寒い中、またコロナ禍の中でもたくさんの方がG大阪の試合を見に来ていただき、今季どういうサッカーをするのかという楽しみも持って応援していただいたと思います。 結果が伴わなかったこと、また開幕を勝利でスタートできなかったことは私自身も悔しいですし、申し訳なかったと思います。もちろん、パトリックが退場して難しい展開にはなりました。そして、鹿島さん相手に10人でプレーしなければいけない厳しさもありました。そういう中で選手は最後まで走り切って、いま持っているものを出し切ってプレーしてくれたと思います。その姿勢を評価しながら今後の試合にも継続し、そしてまた修正すべき点も今日のゲームで見えたところがあって、それをしっかりと修正しながら、また自分たちらしい、G大阪らしいサッカーを積み上げていって、次こそはホームで勝利を、そして一緒に喜び合えるように戦っていきたいと思います。 --監督がおっしゃるようにパトリック選手が退場するまでは複数のパスコースを作ったり、相手のSBの背後を狙うような動きが全体的にできていたと思うのですが、これまでに準備してきたものはどれぐらい今日の試合で見せられたと思いますか。準備してきたこと、鹿島戦に向けてというところでは、選手もトライしてくれたと思います。チャレンジしてくれたと思います。ただ、やはり失点も前半の2点というのは自分たちがロストしてカウンター、そして自陣でのロストで2点目、それは鹿島さんが狙ってくるだろうという想定内の中で、その動かしを、プレスを動かして、はがしてというところは準備してきたところで、やはりミスが失点につながるこのJ1の厳しさというか、われわれがまだ積み上げなければいけない点かなと感じました。 やはりトライしなければいけないところと、選手にもまた割り切るところもあると思うので、その辺のバランスをとりながら自分たちがどういうふうに戦うかというところもすり合わせていかないといけない。非常に強度のある鹿島さんなので、ピッチの選手も開幕戦の中、久しぶりのゲームで緊張感の上がる中、少し今季からまた新たにやってやろうという気持ちを持っている中で、プレッシャーを感じていたところもあるかと思います。それをブレずに、そして逃げずになんとかチャレンジして、より相手を上回る良いサッカーができるように修正したいと思います。 --パトリック選手が退場したあとはなかなかチャンスを作れませんでしたが、4バックにしたりとか監督はどのような打開策をイメージされていたのでしょうか。 前半の38分、40分ぐらいですかね、パトリックがいなくなって10人になった。ただ、そのときに残り5分ぐらいだったので、まずはこれ以上失点しない。しっかりと、ハーフタイムをこのまま迎えるということを考えました。そしてハーフタイムで、ビハインドの状況で後半に入るので、なんとか1点でも取れることを狙っていきつつも、できるだけ1点差を長引かせて、なんとか勝点1でもつながるゲームになればというところで後半のやり方、後半のメンバーチェンジというところもチャレンジしました。 --答えづらかったら構いませんが、東口 順昭選手の状態はどうなのでしょうか。ヒガシ(東口)の状態が良ければ、もちろん今日も開幕で先発で、そしてホームでプレーしてほしかったですけど、状態が良くないので回避していますし、今日もベンチに入ることができなかったんですけど、1日でも早くコンディションをよくしてもらい、またチームになって、チームの力になってほしいなというところは思います。
鹿島アントラーズ
監督
Jリーグ開幕戦というところで、たくさんのサポーターの皆さんが新生鹿島に期待してくださって、監督がいらっしゃらないという不安の中で先週も水戸に負けましたし、いろんな不安があってですね。その中で皆さんがいろいろな思いを届けてくださって、それに応えることができて良かったと思っています。選手たちが素晴らしい戦いを見せてくれたというのがすべてです。個人個人に託したタスクをそれぞれが一生懸命戦ってくれましたし、こうやってチーム全員で戦う意識が見られて、非常にカッコいい選手たちだったなと思います。 --途中で[4-2-3-1]に形を変えたと思いますが、コーチの指示だったのでしょうか。選手の判断だったのでしょうか。後半、出ていくときに相手が[4-4-1]の想定だったのですが、[4-3-2]だったということで流れは悪くなかったし、相手は10人というところでそのままでもいいと思ったのですが、すぐに相手に致命傷を与えるような攻撃を仕掛けたいということで、荒木(遼太郎)と鈴木 優磨のポジションを変えました。意図は相手が中盤3枚になるとスライドが間に合わないことによって中央が空くと。ライン間でのプレーが光るだろうと。そこに優磨がサイドから入っていくほうが相手に致命傷を負わせられるということで、1、2分で変えたんですけど、それがうまくいったと思っています。 --レネ ヴァイラー監督もスイスでご覧になっていると思いますが、まだ連絡はなかったですか?みんなにやっと寝れるよと話をしてきたところなのでまだ話はしていないです。でも、喜んでくれると思います。それは結果が出たことだけでなくて、内容的にどんどん相手の背後にスプリントしていくような選手たちがたくさんいたし、僕個人もそうですけど、守備のところも前半少し恐れがあったのかラインが下がってしまいましたけど、その後、いけるよということを感じてきてからはアグレッシブに守備もできましたので、その辺りも監督が描いているサッカーができたのではないかと、ある程度は思っています。 --監督代行として初采配をふるう前の心境と、勝利したあとの心境を教えてください。自分の想像を超えるプレッシャーだったというのが正直なところです。この1週間、開幕に向けて恐れというものを抱く瞬間がありました。それは指揮官を務めるということに対して、責任というものがかなりのしかかってくるところがありました。さらに僕の場合は、期間がまだ決まってはいないですけど、2週間くらいの短期間というところで、短期間の結果というのは正直分からないですよね。いろんなものが作用して結果が出てくる怖さがさらにあって。もう少し期間が長ければ正しいことをやっていれば正しい結果、平均に落ち着いていく感じがするんですが、その平均に落ち着く前に良い結果か悪い結果かどっちが出るか分からないと。2週間、その恐れはやっぱりありました。試合が終わってからはですね、うれしい、ホッとした、安堵、一番は今日は寝られるな、ということばっかりです。 選手たちが本当に、この新米コーチのために勝利をという気持ちをおそらく持ってくれているように感じましたし、終わってからもそういう気持ちで戦ってくれてたんだな、と感じましたので感謝しています。
ガンバ大阪
GK 25
石川 慧
--今季はGKも含めてビルドアップに関わるサッカーをしていると思いますが、キャンプを通じてやれていたことが今日できなかった点や今後の課題をどう感じていますか。本当に開幕戦というところで、少し堅いゲームになるかなという予想の中で、もう少しボールを丁寧につなぎながらゴールに向かえれば良かったですが、10人になってしまったので、そういう戦い方をしないといけなかったのと、コロナがあって各選手のコンディションのバラつきがあったので、いるメンバーとか、できる選手がここからよりコンビネーションとか戦術的な部分を合わせる必要があるのかなと思います。
DF 3
昌子 源
--選手の退場があって、ゲームプランは狂った部分はあったと思いますが、それまではパトリック選手にボールを蹴る場面もありました。どういうイメージで試合に入りましたか。立ち上がりはもちろん、鹿島の特徴でもある本当にアグレッシブに前からリズムを作ってくるチームなので、そこは単純に試合の入りを慎重に、パトリックにというのはありましたけど、そうですね……少し難しくなってしまいましたね。 --その中でビルドアップのミスもあって2点目を取られましたが、ピッチ内ではどのような話をしたのですか。もちろん、ビルドアップをしていく中で、少しボランチが落ちて4枚になる形もあったし、1失点目も2失点目も両方ビルドアップからのミスでやられたんですけど、本当に細かいところだったり、個人個人の技術だったり、立ち位置とかいろいろなところがある中で、もちろん失点はダメだけどそこでトライを止めてしまうと進歩がないというか、結局自分たちで苦しくしてしまうだけなので、そういう声は皆から出ていましたね。