最後まで強度は落ちず。メモリアルゲームで横浜FMが勝利を収める
FC東京
前半の早い時間帯に失点してしまい、難しくしてしまった。そして僕たちにも数多くのチャンスがありながら決め切れなかった。僕自身も決め切れなかった。敗因はそこかなと。個人としても責任を感じています。 --横浜FMのハイテンポについていけた部分はあったと思うが?ハイテンポでスピーディーな攻撃を出せた部分もたくさんありましたけど、ボールを持って落ち着かせる時間帯も必要だったかなと。前半から前へ急ぎ過ぎて、ボールを失って逆にカウンターを食らってしまうこともあった。ショートカウンターで行くべきところと保持するところの判断を一人ひとりが明確にしていかなければいけないと思います。 --横浜FMのペースに付き合ってしまった?その部分は確かに少しあったかと思います。ただ、僕たちウイングも速くて良い選手はいますので、速い攻撃、ショートカウンターを狙っていくことは良かったと思いますが、マリノスも裏を狙っていくことがうまく、中盤を使って崩すうまさはトップクラスだと感じていますので、だからこそボールを保持する時間帯がもう少しあれば、もっと違った展開になったと思いますね。
前半はすごく良い形で前線でボールを奪ってからのショートカウンターがハマっていて、スタッツとしても良かったので、そのまま後半もいけるかなと思ったのですが、最初のほうで自分のパスが引っかかって失点してしまったので、そこで流れが崩れてしまった印象がありますね。 --前半と比べて後半は前から行けなくなってしまい、ボールも握れなかったが?前半と同じように後半も行こうと思っていたが、マリノスさんが立ち位置を変えてきたので、そこは苦戦してしまったと思います。 --2失点目の場面をどう振り返る?永井(謙佑)選手に出したけど、永井選手の特徴を踏まえればスピードのある選手なので裏だと思いましたが、あそこで自分がしっかりと判断していれば取られることはなかった。自分の判断ミスであり、足元ならきっちりとつけないといけなかったので技術的なミスで失点を招いてしまったかなと思います。 --リーグ戦では今季初ゴールが出たが?ショートカウンターがチームのスタイルであり、インサイドハーフがあそこに出ていけることがこのチームの強みでもある。うまく落ち着いて決められた。広島戦でも同じような形があって外してしまったので、それの良い反省、改善ができたので良かったと思います。
横浜F・マリノス
監督
クラブ30周年の特別な夜に、自分たちのサッカー、自分たちの姿勢をしっかり見せることができました。良い結果を残し、見守っていただいたファン・サポーターの方には、気持ちよく家路についていただけたと思います。 --難しい時間帯あった中、持ち味を出し合った試合で相手を上回れた要因は何でしょうか。FC東京は良いチームですし、簡単な試合ではありませんでした。前半、ボールを握り、ほとんどコントロールしていたとは思いますが、落ち着きがなく、バタつくシーンもありました。後半は落ち着き、良いプレーも見られました。クラブが今日まで作り上げた30年の歴史がある中、勝利で飾ることができ、忘れることのない夜になったのではないでしょうか。 --4試合連続先発している角田 涼太朗選手の評価を聞かせてください。正直、彼が良いプレーをしてくれてうれしい気持ちでいっぱいです。まだまだ伸びシロのある選手の1人です。プロのキャリアをスタートさせて間もない中、良い成長が見られていることは素晴らしい。 今日は相手の右ウイングの選手が速いプレスを掛けてきましたが、その中でできた部分もありましたし、プレーを続けていくことで信頼はより深まっていくでしょう。練習を含めた日々の努力も素晴らしく、これからの彼の成長も楽しみにしています。
FC東京
監督
試合のスタートに関しては少しナーバスな形になってしまったと思います。その時間帯に失点もしてしまいました。けれども、その後にうまくチームはリアクションをしてくれました。前半だけでもわれわれは7本のシュートを打ち、多くのチャンスを作れていたと思います。相手はSBが中央にポジションを取って中央に数的優位を作ろうとしていたと思います。そのような中で相手のSBの裏にスペースが空いてくるところから、良い形でチャンスを作れていたのが前半の展開でした。 後半のスタート直後にわれわれのミスから相手のウイングをフリーにさせてしまい、2失点目を生んでしまいました。けれども、チームはその後も立て直してチャンスを作ることはできていました。 10人になってからも勝利を目指して戦い続けてくれました。その執念を心から誇りに思っています。サッカーは結果がつきものです。勝ったり負けたり引き分けたりすることがあります。そこは当然受け入れています。これからも今日見せてくれた姿勢を表現してほしいですし、それが突き進むべき道だと思います。 --横浜FMはここ数試合の相手よりもプレースピードが速かったと思います。FC東京が今日見せたプレースピードをアベレージにしたいという考えでしょうか。今日の試合に関しては、そうではないと思います。今日はウイングが主役になるような試合展開だったと思います。マリノスもウイングが幅を取り、チャンスを作ろうとしていました。われわれもウイングをうまく生かして、前半は多くのチャンスを作れていました。今日の試合においてはポゼッション率やプレースピードの重要度が低い展開だったと思います。
横浜F・マリノス
FW 18
水沼 宏太
--30周年のメモリアルゲームで決勝アシストを決めたいまの気分を聞かせてください。素直にうれしいです。30周年記念試合でこれから語り継がれる中で絶対に外されない試合ですし、勝たないといけないとみんなが意識していた中で勝つことができて、自分の結果うんぬんより勝つことができて良かったです。 --決勝アシストのシーンを振り返ってください。相手のSBがもともとCBの選手で、食いついてこないことが分かっていました。時間がある中で多くの選択肢がありました。前半から相手のウィークポイントを見ていて、そこに送り込めば絶対ウチの選手が入ってくれることを信じ、そこに自信を持って蹴ることができました。「ここに入ってきてくれ」と常々言っているので、仲間に通すことだけを考えていました。 --横浜FMのレジェンドであるお父様の貴史さんの前で結果を残せたことをどう捉えていますか。最近、自分が出ているときに父がマリノスの中継で解説することがなく、試合前に「久しぶりにやるよ」と僕に伝えてくれ、いつもとは違った気持ちにはなりました。マリノスが30周年を迎え、僕も水沼 宏太として、水沼の看板を背負ってマリノスの選手として戦う気持ちで臨みました。 父が会場に来ていて結果を残せたのは自分にとって幸せなことだと感じています。直近までケガをしていたのですが、30周年の試合に間に合うことができ、自分の記録を残せたことは喜ばしいことです。これに一喜一憂せず、頑張っていきます。
MF 30
西村 拓真
--先制点の場面を振り返ってください。今日はスペースに入っていこうと思っていたので、うまくカツくん(永戸 勝也)が僕の得意なボールを上げてくれて良かったです。そんなにクロスから得点した覚えはないのですが、去年ぐらいからジャンプが高くなり始めて、うまく決まっています(笑)。 --以前、「新しい自分を見せる」と言われていましたが、それを体現できているということでしょうか。新しい感覚ですね。得点の部分では見せられてはいますが、今日は内容が良くなく、改善点が見つかった試合でした。ビルドアップであったり、ボールへの関わり方の質を高めていかないといけません。トップ下なので、もっとチームのチャンスを作らないと難しくなります。自分は動くのが好きなのでやりやすさも、難しさも感じています。ただ、これからもっと良くなっていくと思います。 --30周年記念試合を勝利で飾りました。歴史のあるクラブなので、このクラブのエンブレムを付けている以上、覚悟を持ち、それなりのプレーをしていかないといけません。それをこれからも結果で示していきます。