清水は前節、浦和とアウェイで対戦した。序盤から苦しい戦いが続き、33分にはPKで江坂に先制点を決められてしまう。それでも、53分に浦和の伊藤 敦樹が2枚目のイエローカードで退場すると、大きく流れが変わった。数的優位となった清水はサイド攻撃を徹底し、69分にはショートコーナーから山原 怜音がファーサイドにクロスを入れると、ヴァウドが強烈なヘディングシュートを叩き込んで同点に追いついた。その後も清水はチャンスを作ったが、逆転するまでには至らず、1-1のドロー決着。
「当然勝点3が取れたら一番良かったが、簡単なことではないので、この勝点1をポジティブに考えながら次のG大阪戦に向けて、また選手、スタッフで一丸となって勝利に向けて準備をしたいと思う」 と平岡 宏章監督が話すように、清水は久しぶりのホームゲームに向けて切り替えて戦うことになる。
一方のG大阪は前節、京都との“京阪ダービー”に臨んだ。序盤から決定機を作り、31分には齊藤 未月のミドルシュートをゴール前で小野瀬 康介がコースを変えるが、GK上福元 直人のファインセーブに遭う。37分にはFKから昌子 源がフリーでヘディングシュートを放つも、GKの正面。G大阪が優勢に試合を進めていたが、45分に金子 大毅がシュート性のボールを折り返すと、ピーター ウタカが合わせて京都が先制。ハーフタイムに片野坂 知宏監督から「前半は悪くない。絶対止まらないこと、続けること」「後半、ひっくり返そう!」と送り出されると、58分にはダワンのダイレクトボレーがゴール右スミに決まって同点。その後は両チームともに決定機を仕留めることができず、勝点1を分け合った。
片野坂監督が試合後に「チャンスをしっかりと決め切って、先制点を取り、有利に試合を運べる状況を作れれば良かったなと思います」と話したように、決定力不足が大きく響いた。それでも、G大阪はここまで7試合を消化しているチームの中ではC大阪に次いで2位タイの11ゴールを決めており、得点力はリーグ屈指だ。失点も同じだけ多いが、今節は勝ち切る強さを見せたい。
この試合、ホームの清水は『ディープシーブルー月間』として、フィールドプレーヤーはオレンジのユニフォームではなく、2ndユニフォームであるディープシーブルーのユニフォームを着て戦うことになる。G大阪のクラブカラーも含めて、IAIスタジアム日本平は青一色になりそうだ。
[ 文:田中 芳樹 ]

