ピーター・ウタカが2ゴール奪取。京都は今季3勝目で7位に浮上
サガン鳥栖
--後半からの投入と同時にチームのシステムも変わりましたが、チームとしての狙いと個人の役割は。前半を外から見ていて、完全に相手の戦術というか相手のやり方にハマっていた部分がありました。選手の距離感がいつも以上に遠く感じていました。自分が入って時間を作ることによって、もうちょっとチームがコンパクトに攻撃も守備もできればなと思って試合に入りました。 --勝つ試合で取れればベストだったと思いますが、復帰後初ゴールもありました。個人の結果がついたことはどう受け止めていますか。やっぱり、得点を取っても勝たなければ何の意味もないですし、ゴールを取ったことは個人的なことで言えば良いことだと思いますけど、試合はチームでやっている以上、そこに満足することはないかなと思います。
MF 14
--切り替えで密集を作り、ボールを奪ってそのまま攻撃の勢いにつなげるのが京都の強みでしたが、それを出させるような判断が目立った印象です。試合の入りから2失点を喫するところまで、京都さんのストロングポイントを出させてしまったというか、僕たちも奪ったあとのボールを簡単に失いすぎたなというところで、立ち上がりの流れを持っていかれた中での2失点だったなという感覚があります。 --リーグ戦は初黒星。この敗戦を今後にどうつなげますか。いつかは絶対に負ける試合が来ますし、これを連敗にしないことが大事だと思います。しっかり切り替えること。メンタル面でもそうですし、今日試合が終わったあとも選手同士ですごくコミュニケーションをとって、「もっとこうするべき」という話もありましたし、そういうところを改善していって、次の試合に戦術的な部分とメンタル的な部分を切り替えてやっていけたらと思います。
京都サンガF.C.
監督
フットボールの原則は前にプレーすることだと思います。足を止めないで数的優位を作る、数的優位を作らせないということはどんなサッカーにおいても大事なことです。そうした原則に基づいて、今日は勝ったことよりもスプリント回数がリーグ1位の鳥栖さんに対して、われわれの良さを出せたことがすごく自信になります。そこには選手たちの絶え間ない努力があるし、連戦を言い訳にせず結果を出した選手たちにお疲れさまと言いたいです。 ただ、当然ながら課題もあります。勝ったからすべてが良しというわけではないし、3日後にはルヴァンカップがあります。チーム状況をさらに高められるようにして、次の試合も頑張ります。 --守備の堅い相手をどう崩そうとしたのか?鳥栖さんは後ろでボールを回しながら、ポジショナルプレーで前にボールを運んで、そこでシュート打って回収することが得意なチームです。相手のハイプレスをどうはがしていくのか、限られた準備期間ですが戦略を練りました。それがある程度うまくいった場面で1点目が生まれたと思います。 われわれのストロングになったことが相手の不利益になるように準備をしましたが、2点目までは出来過ぎだったかなという気もします。ただ3-0になったあとに少し落ち着いてやりすぎてしまい、相手につけ入るスキを与えてしまったことは反省です。 --先制点は流れるような形から生まれましたが。左利きの選手が右サイドでボールを持つと、数的有利が作りやすい状況になります。対峙した選手にとってはシュートもパスもある、難しい状況だったと思います。あれはいつも取り組んでいることの中で、選手たちが選んだ選択肢でした。すごく良い得点だったと思います。 --鳥栖に走り負けず、むしろ勝っていた印象があるが。走らなくてもサッカーは勝てることがありますが、僕は走らないと勝ていないと思っています。それはいつ走るのか、どこに走るのかを共有しないといけない。その判断というのは、いつも選手たちにトライさせているつもりです。そこはうまくいきましたが、世界のトップレベルに比べて日本のトップレベルはまだまだだと思います。そこは選手と共有して、今後も取り組んでいきたいです。
サガン鳥栖
監督
多くのファン・サポーターに駆けつけていただいた中で勝ちを届けたかったのですが、それが達成できずに申し訳なく思います。ただ、選手たちは100%ファイトしてくれました。勝つことを狙って最後まで試合を行ってくれた。そこは次につながる点かなと思います。 --走行距離、スプリント数ともに京都が上回っていた。お互いのスタイルを考慮するとこの数字の優劣が内容にも反映されやすいかなと思いますが。おそらく、そういうふうな形になるかなと予想していました。予想というのは終わったあとのことですね。そういう数値になるかなと。まず1つは勝負をしなければいけない部分とそれ以外で勝負しないといけない部分。まずはそこの一歩の寄せや球際の部分ではやはり京都さんの方が今日はパフォーマンスが良かったなと思います。 われわれはそこでもちろん対等以上にやらなければいけないんですが、それが対等もしくは少し相手に分があるなというところでの第二の策といいますか、そこの部分が今日は欠けていたなと。やはり、京都さんにそういうものを出させないようにするという部分が少し薄かったかなとは思いますね。 --切り替えで密集を作る京都に対して、そこから広げようとするときにやや強引になってボールロストする場面が目立ちました。その局面での選手の判断はどう映りましたか。京都さんはそこが強みなんですが、どちらのボールになるか、少しルーズなボールになったところで襲いかかるようにプレッシングに来るので、そこの回収の仕方、展開の仕方の部分では、今日は判断が良くなかったかなと思います。
京都サンガF.C.
FW 9
ピーター ウタカ
--先制点について。まず福岡(慎平)選手、山田(楓喜)選手、白井(康介)選手たちをはじめ、チームのみんなが得点を取るための形を作ったし、そこで自分のところにボールが来たのでストライカーとして決めました。その中でポジショニングは良かったと思います。 --2点目の場面、相手選手2人をかわす見事な切り返しだったが。まず良いディフェンスから前線にボールが来ました。その中でいろんな選択肢がありましたが、最終的にはあのシチュエーションで切り返しをした方が有効だと思いました。 --ここ3試合で7得点と攻撃が機能しているが。自分たちはこのステージで守っているだけでは勝つことができません。FC東京戦以降、得点を取るんだということを再認識しました。自分たちのサッカーをしっかりやる中で、より得点を取るためにさらに目が覚めて、しっかり力をかけられていると思います。 もう1つ、前節・G大阪戦はもっと得点できるチャンスがありました。その中で勝ち切れなかったことで残念な思いが強かったので、今日は前節で追加点を取れなかったぶんも取り返すんだというエクストラなモチベーションが自分の中にありました。
MF 24
川﨑 颯太
--J1初得点となった、CKからの追加点について。前日のセットプレーの練習では少し違う形でやっていたのですが、その中で自分が点を取れそうかなというところがありました。曺(貴裁)監督とも話をして、チームとしても「颯太を使ってみよう」ということになりました。そうした狙いがピッタリハマって良かったです。 --今日の守備について。鳥栖さんはGKを使ったビルドアップが上手なので、後ろに引かずに前からプレスに行って、なるべく大きく蹴らそうとしました。そうすればCB2人は競り勝ってくれるので、そのセカンドボールを拾おうとしました。攻撃でも相手が前からプレスに来たので、簡単に裏返せるところは裏返して、そこからセカンドボールを拾って2次攻撃を仕掛けようとしました。 --後半は我慢の時間帯もあったが、そこで意識したこと。自分たちが後ろでボールを回せなくても、あまりエネルギーをかけずに前へボールを出して、速攻で(山田)楓喜や(松田)天馬くんが走ってくれました。その選手たちを孤立させずにラインアップしたり、セカンドボールを拾うことができたからこそ、チャンスが作れたのだと思います。