これまで息をひそめていた攻撃力が爆発した浦和。約3カ月ぶりの勝利
名古屋グランパス
--3失点という結果について。立ち上がりからセットプレーのチャンスを多く与えてしまって、1失点目は致し方ないにしても、立て続けに2失点目をしてしまうのは良くないですし、簡単な失点ではなかったですけど、修正をしようとしていた中での失点だったので、もったいなかったですね。 --守備で後手に回ることが多かったと感じたが。相手にうまく引き出されながら裏返されたというか、江坂(任)選手を捕まえにいくと裏にほかの選手が入ってきますから。正直ボールホルダーにもう少しプレッシャーに行ければ、自分たちもうまく規制を掛けた中での守備なので予測ができるのですが、そこもうまくいかなかったので。全体が間延びした中での守備が多くなって、それを前半に選手の中で修正しないといけないところでしたが、3失点目もまさにその形で取られてしまったので、本当にもったいなかったですね。
MF 7
--スクランブルでの出場となったが、どうしたいと考えていたのか?セットプレーから2失点していましたし、オフェンスもディフェンスも自分たちのペースにできていないという状況で入りました。まずは落ち着かせるというか、3失点目をしないことと、攻撃では1回押し返そうと僕の中では思っていて、それがある程度はできていた部分もありましたし、3失点目を喫してしまったので、そこはもう少し何かできることがあったんじゃないかなと思います。 --後半はどう攻撃を考えていたのか?チームとしてまず1点を取ることが勢いにもつながるし、チームも盛り返すのかなと思っていました。でも、ディフェンスラインからビルドアップするにも中盤がない状態が多かったと思うし、相手のバイタルエリアで、相手がそろっているのにもかかわらず無理やり仕掛けてしまったり、クロスを無理やり上げてしまったり、そういうところで相手にとってラクな攻撃をしてしまったと思います。中で待っている人間と外からクロスを上げる人間の意思疎通がうまくいっていなかったと。それは話し合うことで次につながると思うので、チームとしての共通意識を高めたいと思います。
浦和レッズ
監督
今日は完全な試合ができたと思います。特に前半は相手にダメージを与えることができたと思います。縦に仕掛ける部分は非常に大事だと思っていたので良かったと思いますし、そういった形でいくつかチャンスを作ることができました。チャンスを作る中で獲得したセットプレーを生かすこともできました。3点目が入ってチームに落ち着きが出ましたし、無失点で終えることもできて、非常に良い前半でした。 後半は、前半に比べると落ちた部分もありますが、それでもチームは追加点を目指していましたし、無失点で終えることができました。チーム全体が非常に頑張ってくれて、前半ほどではないにしても、良いプレーをしてくれたと思います。 --中断期間のトレーニングの成果はどのくらい発揮されたと感じているか?これについては終わることがない、常に完璧になることがない部分ですが、今日のプレーの中でわれわれが中断期間にやっていたことが見て取れたのではないかと思っています。いくつかピッチの中で表現されていましたし、3点目に関しても、狙っていた形の1つでした。セットプレーについても、(これまでも)データの部分では良い数字を出していましたが、得点することができました。セットプレーでのセカンドボールの質も高めることができました。もちろん修正点はありますが、これまで足りなかった部分がこの試合の中で反映されたかと思います。ただ先ほども言ったとおり、終わりのない部分ですので、さらに積み上げて質を高めていければと思います。 --後半は運動量が落ちたようにも見えたが、前半ほどうまくいかなかった要因は?試合のリズム、ここまで試合をしていなかったところは影響したと思います。そして今日の試合の中での展開もありました。前半は非常に強度を高くプレーしていて、前線の江坂(任)と明本(考浩)、サイドの関根(貴大)、大久保(智明)と、戦って走って激しくプレーをしていましたので、1試合を通して強度を保ち続けるのは難しいと思います。名古屋にボールを持たれた理由も、そのあたりが反映されていたと思います。選手を交代しながら修正しようとしましたが、うまくいったところと改善すべきところがありました。特にカウンターを許してしまったところは改善点ですが、そういった中でも得点チャンスは作れていたので、そこは良かったと思います。
名古屋グランパス
監督
相手があのメンバーで来たということは、圧力を掛けてくるだろうと予想していたのですが、若干、立ち上がりから持っていかれたのかなと。前半なかなか良い形ができなかったので阿部(浩之)を入れ、だんだんと落ち着きを取り戻しました。後半も(攻撃に)いきながらも相手のカウンターのケアというところでは、何回か危ない場面もありましたが、しっかりと対応できたという意味では、内容は悲観することはないと思います。今回は浦和に敗れましたが、しっかり切り替えて次の試合に向けて準備したいと思います。 --1点の遠い試合だったが、攻撃面での反省点は?サイドを崩すところまではいっているので、最後の部分だと思います。もう少し中に入るところやクロスの精度が上がってくると、あわやというシーンが増えると思います。まったく崩せなかったわけではないので、今日は(得点を)取れなかったですが、それを続けていくことが得点に近づくと思います。 --阿部選手の投入の目的は?一発のある選手ですし、石田(凌太郎)も今日は初先発ということで頑張ってくれたと思いますが、若干スタジアムの雰囲気と、先制されたことで自分らしさが出せませんでした。阿部は足元もしっかりしていますので、ゲーム自体を落ち着かせたいと思いました。
浦和レッズ
DF 28
アレクサンダー ショルツ
--今日の試合でのチームの良かった部分は?非常に高いモチベーションで挑むことができた試合でした。良いパフォーマンスをしなければいけないというプレッシャーはあったものの、攻撃的な練習をこの中断中は行ってきました。2ゴールはセットプレーからでしたが、流れの中からでも良い攻撃を仕掛けられたと思います。自分たちもプレーを楽しむことができましたので、スタジアムにいた方々全員が楽しめたと思います。ただ後半は少し、長く感じられるような展開になってしまいました。 --セットプレーの得点など、分析は狙いどおりにできていたか?そうですね、いつも相手を分析していますし、セットプレーも含めて、相手の分析のミーティングは皆さんが想像している以上にわれわれは行っていると思います。今日も分析のもと、練習でも行った、それぞれ違った形のコンビネーションで奪えた2得点でした。それをしっかり行ったコーチングスタッフと、しっかりと実行した選手による良い結果だったと思います。 --どのように名古屋対策をして、またそれがうまくいった部分はあったか?結果が3-0ですので、うまくいったと思います。それでもマテウス(カストロ)を筆頭に、危険な場面を作られることもありました。マテウスなどは、ドリブルで2、3人抜くことができる選手です。セットプレーなどもしっかり準備してチャンスメークをすることができましたが、相手を見るというのが半分、もう1つは自分たちを見て、自分たちがやるべきプレーをする部分もあると思います。そして今日はホームゲームでしたので、その両方に重点を置きました。例えばビルドアップで相手を引き出して、シャドーにスペースを作ってそこにボールをつけることも行いましたが、今日ピッチに立ったトモ(大久保 智明)が非常に良かったと思います。このゲームに対して、自分は何の文句もありません。
MF 3
伊藤 敦樹
--今季初ゴールとなったが。押し込むだけでしたが、やっと決めることができて素直にうれしかったです。 --アシストのシーンは狙いどおりだったか?練習でもああいう形はやっていましたし、関根(貴大)くんが僕に預けて走っているのが見えたので、タイミングよくワンタッチで出せました。狙いどおりでしたし、ゴールにつながって良かったです。 --3カ月ぶりの埼スタでの勝利だったが、スタジアムから感じたものは?本当にファン・サポーターの後押しは毎試合素晴らしいですし、早く勝利を届けたかったので、良かったと思います。(ヒーローインタビューのあと)最後に1人でスタジアムを1周しましたが、この雨の中で最後まで自分を待ってくれていて、本当に応援されている、後押しされていると強く感じました。