G大阪は前節、C大阪との“大阪ダービー”で痛恨の逆転負け。3連敗となり、J1参入プレーオフへと回る16位に甘んじている。
京都戦を皮切りに、福岡戦、清水戦と残留争いを勝ち抜く上で重要な戦いが続くが、まずは今節。ホームでつまずきは許されない。「パリ・サンジェルマンを相手に2点取れたということは非常にポジティブですし、そういう部分をまた今後に生かしていければと思う」と片野坂監督は話したが、京都から勝利を手にする上で不可欠なのは攻撃陣の奮起である。“大阪ダービー”で加入後初のプレーを披露した鈴木 武蔵と食野 亮太郎にとっても、よりフィット感が問われることになる。
パリ・サンジェルマン戦では鈴木が1トップに配置され、食野がシャドーの一角でプレーしたが、まだ連係面では課題を残していることが明らかになった。ただ、積極的にボールを呼び込んだ食野は試合後、「いったん今日の試合から切り替えて、次の京都戦が一番大事だし、そこに僕はフォーカスしないといけない。そこに勝つことだけを考えて明日から準備したい」と気合い十分。
守備においては、前線からハイプレスを掛けることは最低限のミッションだが、パリ・サンジェルマン戦では高いラインを果敢に保つ一方で、カウンターへの脆さも露呈した。韓国代表の一員としてEAFF E-1 サッカー選手権を戦ったクォン ギョンウォンの出場が不透明なだけに、三浦 弦太と昌子 源の踏ん張りが求められる。
一方の京都は直近の3試合を2分1敗。前節は広島に先手をとられたものの、大前 元紀の得点でドローに持ち込み、勝点1を分け合っている。ただ、京都はその後数多くの選手とスタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことにより、24日までチームトレーニングが休止となっている。いかなる選手がピッチに立つか不透明ではあるものの、曺 貴裁監督が求めるスタイルはチームに浸透しているだけに、逆境の中でタフに戦ってくるはずだ。
連敗にピリオドを打ちたいG大阪と、新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えたい京都。互いに勝利を目指して、ピッチに立つ。
[ 文:下薗 昌記 ]
