終盤に猛攻を仕掛けた清水。壮絶な展開はドロー決着に
サガン鳥栖
--ゴールの感想は?本当にうれしかったというのが率直な感想ですけど、チームとして勝利できなかったので、勝利につながるゴールじゃなかったのは少し悔しかったです。(相手が)4バックのときは大体ああいうスペースが空いてくるということをチームとして共有しているので、(原田)亘くんが良いボールをくれた。思い切ってプレーした結果だと思うので良かったです。 --後半は清水の圧力や勢いに押された感がありましたが、ピッチ内ではどう感じていましたか?清水は個の能力が高い選手が多いですし、そういった中で同点までされて、逆転されてもおかしくない試合だったので、もっともっと選手同士でコミュニケーションをとるというか、こういう暑い中でやっていますし、もっと声をかけてボケないようにしなければいけないなと思いました。
DF 20
--清水の攻撃に対して意識していたことは?(チアゴ)サンタナ選手が起点になっているのは分かっていたし、練習もしていたのですが、彼に対してのリスクマネジメントが少し……緩くいこうと思ったわけではないんですけど、結果的に彼を起点にやられてしまったというところ。そこを自分たちディフェンスラインがしっかり持ちこたえられれば、自分たちのゲームになっていたと思うので、それができなくて残念です。 --久しぶりに会った北川 航也の印象は?試合途中から来たときに「おかえり」と一声かけました。清水で一緒にやっていた頃よりは体が大きくなったというか、たくましさを感じました。 --北川、乾 貴士、カルリーニョス ジュニオと3人入ってきたときの印象は?一人ひとり突破もできて、時間も作れる選手たちだったので、自分たちからすると本当にイヤな選手たちが出てきたなと。あそこをしっかりはね返せればというところもあったのですが、相手に流れを持っていかれてしまったと思います。自分たちも落ち着いてもう一度振り返らなければいけないんですけど、その辺は学ばなきゃいけないところだと思います。
清水エスパルス
監督
今日は前半と後半で2つの別のチームのような戦いになってしまいました。前半は良い入りができていなくて、彼らにやりたいようにやらせてしまって、われわれが準備してきたことが表現できなかった前半でした。後半にしっかりリカバーして、勝つチャンスも多く作れたゲームでした。結果に対して悔しさは残りますが、チーム全体が見せた姿勢に関しては、選手たちを称えたいと思います。 --コロナの問題がありながら、勝点1を奪ったことについて。苦しい状況に置かれましたが、それを言い訳にして、過去に起こったことを嘆くだけのことを私はしたくありませんでした。苦しい状況でしたが、われわれがやったことはそれにも負けず前向きに準備をして、あくまでこの試合に勝つぞという意気込みを持って臨んできました。 それだけに、開始4分で失点してしまい、早過ぎる失点に関しては非常に悔しいし、それによって良い準備をしてきたわれわれの自信が削がれたところもありました。やはり彼らにサッカーをやらせてしまえば、彼らも高い連係があるし、彼らのサッカーのリズムになってしまったと思います。逆にわれわれは置かれている状況から、この間に新加入の選手だったり、またコンディション的には十分でない選手がいたかもしれません。そうした選手をそろえて、あくまでこの試合は勝ちを望んでいましたが、苦しさは予想以上だったと思います。 ですが、前半にチアゴ(サンタナ)のチャンスもあったし、そこで決めていればまた試合の展開も変わったかもしれないし、それでもチームはあきらめることなく、後半も自信を持ってリスクを冒して戦っていました。 --今日の試合展開で、どこが勝点1につながったと思うか?3人を同時に投入したところがポイントになったと思っています。やはり、われわれはリードされていたのでリスクを冒して前に行く必要があったし、私たちも信頼する選手を送り出しました。後半になって、また攻撃にさらなるエネルギーを与えるということに関してもポイントになったと思います。 (北川)航也、カルリーニョス(ジュニオ)、乾(貴士)と3人のことも信頼しているし、彼らは十分な経験を持ち合わせていて、そしてこれからも清水エスパルスに貢献してくれる選手だと思っています。攻撃でリズム、エネルギーを取り戻したことで、攻撃の活性化につながったと思います。先ほども言ったようにこの結果に対しては悔しいですが、われわれは続けていかなければいけません。でも間違いなく今日までわれわれがしてきたことは、必ずこのあとに報いが来ると信じています。
サガン鳥栖
監督
勝点3が欲しかった試合ですね。ただ、勝点1に終わったというところでは、これを大切にしながら次のゲームに向けてやっていきたいなと思います。本当に良いものと課題が出た試合かなと思います。 --いまおっしゃった良いものと課題を具体的に教えてください。得点が取れ出したことは非常に収穫だと思います。また、さまざまな人が得点を挙げていることは本当に収穫です。ただ、失点のところで言うと、攻撃の部分と少しリンクするんですけれども、守備の回数をもっと減らせるかなと思っていますので、そこにフォーカスしてやっていきたいと思います。 --横浜FM戦に続いて4バックでしたが、その狙いや意図は?どちらもわれわれは武器として持ってます。その中で今回は、こういう良いコンディションの11人であれば、こちらの方が良いかなというところですね。 --監督が大事にしている両ウイングが得点しましたが、その評価は?やはりあのポジションが取ってくれるようになると、さまざまなバリエーションがもっと増えるので、続けていってほしいですし、もっともっと点が取れるなと思っています。
清水エスパルス
MF 33
乾 貴士
いろいろな状況があったので、試合に出られたことに関してはうれしかったです。ただ、そんなことを言っている場合ではありませんでした。試合に入る前に1点を取ってくれて、勢いもあったので、絶対に追いつけると思っていたし、勝ち越せるとも思っていました。ただ2-1の状況から惜しいシーンが何度かありましたが、それを決め切れず3点目を逆に取られてしまったのが、引き分けで終わってしまった原因だと思います。 終了間際のシーンは、シュートを打てたと言えば打てましたが、相手が来ていたのは分かっていたので、もう1つかわそうとしてしまったという判断ミスだったと思います。あの場面は打って終わらなければいけないところだったし、そういうプレーが何度かあったので、今後そこで決め切れるような仕事をしたいと思います。 チアゴ(サンタナ)もカルリーニョス(ジュニオ)もすごく良い選手だし、(北川)航也は代表で一緒にやったこともあったので特徴も分かっていました。前の選手とはすごくやりやすいです。キープもできるし、突破もできるという選手たちなのでやりやすかったです。 ピッチに立つことができたというのは感謝しかないし、この期間いろいろな人にサポートしてもらいました。最終的には岡山の皆さんが練習をさせてくれたということがここに立てた一番の理由で、そこから清水には大熊(清)さん、社長もそうだし、いろいろな方が助けてくれて、いまこうやって復帰できた。感謝しかないし、次はピッチで返していきたいです。
DF 29
山原 怜音
結果的に2得点に絡むことができたのは良かったのですが、前半の最初は自分のところでピンチを作られてしまったので、そこは責任を感じていた。ならば自分がやるべきところはゴールに関わるところだなと思っていたので、そこでチームに勢いづけられて良かったと思います。 チームは困難な状況でしたが、自分たちもスタッフもコミュニケーションで解決できるところがほとんどだという話をしていました。ピッチの中でうまくいっていないときだったり、新加入の選手、普段一緒に組んでいない選手でも、コミュニケーション次第でなんとかなると思っていたので、そこは意識していました。 乾(貴士)選手が入ったことでボールを収めてくれるし、簡単に失わないので、SBの選手からすると預けられるという安心感がありました。そこでタメを作ってくれることで上がる時間がありました。自分だけでなく周りの選手も上がることができたと思います。カルリーニョス(ジュニオ)選手、北川(航也)選手、乾選手が入ってきてから攻撃の厚みが出ていたと思うので、攻撃力というところで勢いは増したと思います。 ただ、前半戦も引き分けの試合が多かったと思いますが、前半戦は負けていないと捉えていたと思いますが、残留を目指す上、勝点1を取れたというよりも、勝点3を逃したという気持ちになっていくと思います。だから勝ち切らないといけないと思いますが、確実に今日の戦いは次につながる戦い方ができたと思うので、それを生かして次は勝ちたいと思います。