電光石火の2連撃。残留争い直接対決は京都に軍配が上がる
ヴィッセル神戸
出だしでつまずいてしまい、相手を勢いに乗らせてしまったと思う。2失点とも軽過ぎたかなと。防げたと思うし、そこは自分たちみんなに責任があると思う。その失点がなければ違った展開にはなったと思うし、1点でも決めていたら流れが変わったかなというのもある。ただ、試合を通して最初の2点で決まってしまったと思います。 --前半の途中から京都が3バックにシステム変更した。攻めづらさなどは?特にそういうのはなかった。どっちかというと前半はけっこうチャンスは作れていたが、後半に停滞していた中で10人になってしまった。でも、10人になったほうがもう少し一人ひとりが動かないといけない意識があり、11対11のときにも一人ひとりが動きを出せればもう少し相手を崩すことができたのかなと思う。相手は動きがあったと思うし、2列目から飛び出したり、ワンタッチで落としたり、自分たちはそういうプレーが少なかったのかなと思う。チーム状況が厳しい中で失点すればこういうゲームになるし、点も取らないといけないのもある。どうやれば点を取れるのか、残り試合が少ない中でやっていかないと、どの試合も厳しくなってくる。
FW 21
--復帰戦でした。入るときはこういう展開は予想していなかったんですが、「やるしかない」と思って入った。スタジアムの皆さんも拍手で迎えてくれたので、走ることができたし、プレスをすることもできた。結果は残念ですけど、次からホームの試合が続きますし、サポーターの皆さんが喜んでいただけるのが一番なので、練習からしっかりやっていきたい。 --コンディションは?また、リバウンドなどへの不安は?痛みも何もないので、試合感覚とかその辺だけですね。試合に出続けることが自分にとっても大きいこと。そのためにもトレーニングをしっかりやっていかないといけないし、負けたあとのリバウンドメンタリティー、チーム全員でもう1回やり続けるしかない。それはみんな分かっていると思うし、やっていきたい。
京都サンガF.C.
監督
先週、稲盛(和夫)名誉会長がお亡くなりになられました。京都サンガにたくさんの愛を持って接してくれた人だと多くの人から聞いていますし、僕自身も尊敬する人でした。今日の試合は喪章をつけましたが、ただ戦うだけではなくて「これだけサンガはできるようになったんだ」、「サッカーでチャレンジして世界へ出ていくんだ」といったメッセージを選手と一緒に送らなければなりませんでした。ここ何試合か、良い戦いをしながら勝てませんでしたが、その悔しさを晴らしてくれました。後半に相手に退場者が出てからもう1~2点取れれば一番良かったですが、J1という荒波や険しい道の中で、少しずつですが成長していく選手の姿を見ることは、監督としてうれしいものがあります。 リーグ戦はあと8試合あります。まずは水曜日の天皇杯(準々決勝・東京V戦)、そしてホームへ帰ってきて鹿島さんと戦いますが、目の前の試合の勝点3を取るために全員で準備します。今日の試合は稲盛名誉会長をはじめ、サンガを応援してくださるたくさんの人たちへささげるべき勝利です。それを達成した選手たちを称えたいと思います。 --前半途中に3バックへ変更したが。早い時間に2点リードしたあと、少しサイドに人数をかけられて割られてしまう場面がありました。相手のストロングポイントなので、そこを引き出されないように前半ラスト10分から15分はそういう対応をしました。そのまま後ろに重たくなって相手にボールを持たれるのはイヤだったので、後半は少し形を変えながらやりました。(松田)天馬も慣れないポジションでしたが、良い戦術理解でやってくれました。どんな形でも狙いをハッキリさせるという意味では、J1でやれることがだんだん増えてきました。
ヴィッセル神戸
監督
非常にもったいない試合でしたし、試合の入り方というところで相手に圧倒されたなと思います。神戸からたくさんのサポーターに来ていただいて、(試合に敗れて)申し訳なく思っています。 --相手が前から激しくプレスに来ることは想定していたと思うが?相手があれくらい来るのは想定はしていました。そういう相手に対してどうやってひっくり返すか。シンプルに大きいボールで背後を狙っていくところが大事だったが、キックオフからバックパスして、バックパスして、蹴る間もないくらい相手が圧力を掛けてきたんですが、そこを自分たちも各駅停車でバックパスしていたので蹴る間もないなと。蹴れるときに早く背後に蹴って自分たちが逆に圧力を掛けることをしないと、今日みたいなゲームの入りになってしまうと思います。 --ステファン ムゴシャ選手の欠場理由。また、選手起用に難しさはあったか?(ステファン ムゴシャの欠場は)戦術ではなく、ちょっとプライベートな問題でアクシデントがあったというところです。退場が出てプランが狂ってしまった。交代をしようというタイミングでの退場だった。あの場面に関しては(小林)友希を別に責めるつもりもないですし、それまでみんながもっとカバーし合えればああいうシーンにはならなかった。
京都サンガF.C.
FW 23
豊川 雄太
(リーグ戦で加入後初得点が)やっと取れましたね、良かったです。自分の中では大きなゴールだし、苦しんだぶん、うれしかったです。今週に準備してきたことが出た2得点だったし、チーム全員で共有できていました。残り8試合、自分が京都に来た意味を示さないといけません。ここからだと思うし、今日こうしてゴールにつながるプレーが出せたのは良かったです。 --後半には相手の退場も引き出したが。あの時間はけっこう疲れていて、体力と相談しながら守備をやっていましたが、ああいう1本は狙っていました。相手CBの対応からルーズボールになったので、グイっと行きました。それがレッドカードを誘発させたのかなと思います。 --稲盛 和夫名誉会長の訃報も届いた中、負ければ降格圏に転落する非常に重要な試合だったが。稲盛さんについては監督や社長からも話がありましたし、勝利を届けられたのは今後にもつながると思います。サンガを作っていただいた方のためにも、絶対に降格しないようにしたいです。自分自身、これまでリーグ戦で得点がなく、チームに迷惑をかけてきました。悔しい思いもしてきました。ここから自分がやらなきゃいけない、という気持ちがより強く出た試合だったと思います。これを継続して、天皇杯を含めた残り試合を戦っていきたいです。
MF 7
武富 孝介
本当にみんなの気持ちが入った試合の入り方ができて、ホームでたくさんのサポーターの後押しも受けることができ、そのまま試合を持っていくことができました。 --序盤で立て続けに得点を奪えたが。テーマだった“相手コートで奪い返して攻撃する”ことは練習から取り組んできましたし、それが出た得点でした。特に2点目は奪ってから手数をかけずにゴールへ向かって得点できた、良い形でした。トヨ(豊川 雄太)もリーグ戦で得点がない中で頑張っている姿を見ていたので、良かったなと思います。 --前半途中からシステムを変えて対応したが。ソリッドに戦ったというか、結果にこだわりながらも自分たちのサッカーは崩さずにやりました。今日も含めて残り9試合で勝たなければいけないし、結果も求められます。そこは前節の清水戦の課題を修正できました。 --最後までチームの熱量が落ちなかったが。みんなチームを残留させたいとか、このチームが大好きといった思いがあります。今日の試合前に、通訳の岡本(剛人)さんがすごく熱い気持ちのこもった話を自分たちにしてくれました。チーム全体の士気が上がったし、力になった言葉でした。普段は通訳に徹している人だけど、京都サンガに20年在籍していて、このクラブを長く見ていていろんなことを知っている。あまり勝てない負の歴史もあったけれど、これからもっと強いチームになっていくんだよ、ということを涙を流しながら話してくれました。僕は在籍2年目だけど京都が大好きだし、このクラブをもっと強くしたい。J1にいることで選手も成長するし、(川﨑)颯太や(福岡)慎平たちはもっと良い選手になっていける。サポーターやスタッフの皆さんの思いも背負って、残り試合を戦っていきたいです。