鹿島がディエゴ・ピトゥカのゴールで追いつき、勝点1を獲得
鹿島アントラーズ
(安西)幸輝選手が非常に良い形で中に入ってくれて、そこで良いパスをくれたのであとは決めるだけでした。今季のリーグ戦においての初得点ということでとても良かったと思います。しかし、チームとして目指していた勝点3を取れなかったので、優勝争いに継続して戦える位置にいたかったです。 ただ、あきらめたわけではなく、前半が悪かったので、後半に良くなったところで勝点3が取れなかったのは残念ですが、成長しているところや向上しているところはみんな感じているので、非常に良かったと思います。悪かったことは修正して次に生かすことができればと思います。 --後半に良くなったところはどこですか?1つは落ち着いてプレーできたことだと思います。もう1つは名古(新太郎)が入ったことです。いつもどおりわれわれがやっているつなぐことができました。細かくは言えませんが、ハーフタイムに相手チームの中盤の配置や与えてくれる情報があったので、そこを修正して、うまくできたのではないかと思います。 --高い位置に出ていったのはベンチからの指示ですか?自分の判断ですか?三竿(健斗)選手がDFの前にいて、僕と舩橋(佑)選手ができるだけ前に行く。エレケのサポートにできるだけ距離を詰めてほしいということが監督から試合前に言われていたので、それをやっていたのですけど、個ではなくチーム全体として前半は出来が悪かったので、それを後半は監督の指示によって、われわれが目指していた相手の弱点を突くことにつながったと思います。
京都サンガF.C.
監督
立ち上がりは鹿島さんのアグレッシブな球際の強さに少し押されたところがありましたが、「あれくらい来るかな」という展開の中でよくしのいだあとに、理想的な展開から先制点を取ることができました。前半最後の豊川(雄太)のヘディングが入ればもう少し有利に試合を進められたと思いますが、サッカーに“たられば”はありません。後半も飲水タイムあたりまではわれわれのリズムでやれているところもある中、相手は選手交代で分厚くしてきました。ああいう展開になることは予想しながら、自分たちのサイドの形を変えたあとに失点してしまいました。あそこの采配がどうだったのかという反省はありますが、自分としては良かれと思って決断したことです。 結果として鹿島さんを相手に最後の15分は押されましたが、カウンターからのチャンスもありました。自分たちの良さを出して、アウェイで戦った試合よりも堂々とプレーできるようになった成長も見ることができました。この勝点1でようやく30ポイントに乗せることができましたが、来年J1で戦うための残り7試合と天皇杯は自分たちの血となり肉となるような試合の中で、サポーターやスポンサーの皆さん、応援してくださる皆さんに喜んでもらえるような試合と価値を届けたいです。
鹿島アントラーズ
監督
勝ち切りたいゲームでした。ゲームの運び自体は全体が想像したとおりに進んだと思いますが、それでも勝ち切れなかったのは僕の責任だなと思います。 --先発を前節から6人入れ替えて臨んだ狙いとパフォーマンスは?この試合を勝つためにメンバーを組み、プランニングをしました。思ったとおり、選手たちはゲームプランどおりに試合をしてくれましたし、それぞれ良い動きが見られて、思っていた以上にひとまず想定してきた11人の中にどんどん入ってくる選手が増えてきたという印象です。 --現時点で底上げの作業をしないといけないのは苦しいところがあると思います。それがこの後半戦に響いているという印象でしょうか?チーム作りというか、僕はいろんなチャレンジ、いろんなトライをしているところがあります。これに関して、シーズン後半にやるもんじゃないという記事を見たりするんですけど、僕は新しくコーチになった坪井(健太郎)コーチともしゃべっているんですけど、「ヨーロッパの監督さんたちって、どこまでもそれやりますよね。ペップ グアルディオラはチャンピオンズリーグの一発勝負でいきなり新しいことをやりますよね。ヨーロッパのみんなそうですよ」という話です。 シーズン頭だから新しいことにトライして、シーズンの終わりには無難に戦うみたいなものは日本の常識であって、そんな無難な試合をしていたらおそらく発展がなくなって、シーズン終盤であってもチームは進んでいかないと思っている。そういう話を聞かされて、「そういう監督しか残っていけません」と言われたときに、確かにそうだなと思いました。 僕はトライすること、選手たちを試すこと、この狙いのためには選手をこう使ったらいいんじゃないかということ。外から見たらチャレンジに見えるかもしれませんけど、当然そこには選手たちにも伝えていますけど、自分なりの裏付けがあって、選手たちのパフォーマンスを見ながら十分やれるというところで動いているので、ここはなんて言うんでしょう、シーズン後半だからやっちゃダメというというふうには捉えていないですね。その概念自体、古臭いなと思っていて。僕はどんどんやりにいくと割り切っていますね。
京都サンガF.C.
FW 11
山﨑 凌吾
ようやく取れたなという思いが一番強いです。素直にうれしかったです。「縦パスが入ってくるかな」というイメージと、入ってきたときにターンするイメージができていました。そのイメージどおりのプレーができた得点でした。まず得点できたこと。そして自分のゴールで勝ちたかったですけれど、あとはチームとしての得点数を増やすための仕事も自分の持ち味です。アシストや起点となるプレーは続けていきたいです。 --試合展開について。勝点3を取れた試合だったと思います。後半の失点シーンなど、試合の運び方などは鹿島さんのほうが優勢だったので、ウチのチームの甘さが少し出たのかなと感じています。鹿島さんもメンバーを替えてきて、前半とは違う圧力を感じていました。あの時間帯は少しズルズルと下がってしまう場面がありました。その悔しさはありますが、連戦の中で勝点1を取れたことをポジティブに捉えていこうという話はみんなでしています。
MF 24
川﨑 颯太
序盤は少し球際やセカンドボールの部分で相手に主導権をとられてしまいましたが、先制点の少し前あたりから徐々にセカンドボールを拾えるようになり、そうしたプレーが増えていったので、少しずつ主導権を握れるようになってきました。最初の15分ほどは勇敢に戦えていませんでした。そこを声をかけ合ったりすることで、切り替えていけました。 --アシストについて。曺(貴裁)さんからチャレンジすることは言われています。あの場面、最初はミドルシュートを打とうとファーストタッチをしたところに山﨑(凌吾)選手の動きが見えました。そこへ良いボールをつければやってくれると思い、信じてパスを出しました。 --失点シーンについて。DFが5枚いる状況なのに、自分が少し後ろに吸収されすぎてしまいました。安西(幸輝)選手に運ばれてしまったので、そこは自分が状況を理解して前に出るべきでした。自分自身、疲れてきた中でそうした判断ができなかったのは反省点です。