磐田が見せた執念の反撃。2点差を追いつきドロー決着
セレッソ大阪
(2-0からの時間帯は)相手も蹴ってきたので、もう少しコンパクトにできたら良かったです。またゲームコントロールの課題が出てしまった。同じことを繰り返しているのでもったいないですが、良い教訓にして、連戦は続くので次に向けて良い準備をしたいです。 --復帰後初先発となったが?今日は普段、(先発で)出ていない選手たちのアピールの場と、リーグ戦としても勝たないといけない試合でした。2点目が入るまではパーフェクトなゲームでしたが、もう1回、そこから自分ももっと引き締めることができたら良かったです。それができなかったので、自分の力不足もあると思います。自分自身に残念な気持ちもあります。 --1点目のアシストについて。試合の2日前に、タギ(アダム タガート)と、「点を取って、気持ちよく代表に行ってほしい」という話はしていたので、タギが決めてくれて良かったですが、勝利をプレゼントできなかったことは残念です。タギ自身はコンディションが上がっているので、オーストラリア代表でも活躍してくれると思います。僕らはルヴァンカップ準決勝の2試合をしっかり勝って、タギと(西尾)隆矢を決勝につれていきたい。2人のぶんも頑張りたいです。
チームとしても、個人としても、良いところ、悪いところ、いろいろな場面がありました。この試合から学べることは多いです。 --2-0からの時間帯について。もちろん集中はしていましたが、具体的にどういう試合運びをするのか。ビルドアップの配置は少し変えましたが、相手のプレスに対して、どう安定してボールを運ぶのか。相手にどうプレスを掛けるのか。出ていないメンバーで臨んでいたこともあり、そのあたりのコミュニケーションがいつもよりは薄かったかもしれないです。もっと後ろから、奥埜(博亮)選手ら経験のある選手も巻き込んで、試合中に戦い方をハッキリさせないといけなかった。2-0でリードしているぶん、リスクのあるプレーは避けるなど、そういうことはみんな身につけていると思いますが、試合運びの細かいところ(が課題)。 あとは、押し込まれても後ろが安定してドンと構えていれば、2失点はしていない。なので、試合運びと、個人のところ。ディフェンスとしては後者を意識したい。具体的に1失点目はどうだったのか、自分はカバーにいけたのか。2失点目は自分のオウンゴールですが、その前の段階でどうだったのか。映像を見て振り返りたいです。 --自身のゴールについて。僕の魅力がたっぷり詰まったゴールだと思います。自分は抜群のクオリティーがある選手ではないので、見ている人が「面白いな」と思ってもらえるような選手になるために努力しています。やはり、お客さんが来ている前で、試合で魅せることが好き。アウェイ(相手)のサポーターを黙らせるのも好きですし、ホーム(自チーム)のサポーターを盛り上げることも好き。試合に出るためにはクオリティーを上げていかないといけないですが、もっと試合をやりたいですね。
ジュビロ磐田
監督
ひさびさに、湘南戦以来となるヤマハスタジアムに戻ってきて、ホームの雰囲気がすごく良いと試合前から感じていました。いまはなかなか結果が出ない中で、ファン・サポーター、もちろんクラブ、すべての皆さんが勝利を期待して観に来ていたと思いますが、残念ながらまた前半に1失点、後半のスタートに2失点目を喫してしまった。ゲームの入りはすごく良かったと思うが、バランスというのが今日のポイントだったと思います。守備も、粘り強く戦うというところで受け入れてしまった。前半の戦いですごく良いところと、受け入れてしまって相手をラクにさせてしまったところが2失点につながったと思います。 ただ、今日は粘り強くということ、失点してもしっかりと自分たちのプレーをしてほしいと伝えていた。同じように攻撃できれば得点が入ると確信していた。2失点しても大きく崩れず、良いポジション、良いコントロール、すべてのイメージを共有して2得点取れたことは、次につなげていかなければいけない。ただ、いま置かれている状況だと勝点1では全然足りない。勝点3を取れなかったことが悔しいです。最後は粘り強く追いつけたことを次こそ勝点3にして、残留争いで他のチームとなんとか競い合えるようにやっていきたい。 --こういうゲームで勝点3を取るために必要なことは? 0-1になって後半に入って、選手にも「バランスをしっかりと取るように」と(伝えた)。ただ、気負いといいますか、2点目のカウンターを受けたシーン。あのシーンについては、もちろん得点を取りたいので人数を多くかけていたし、あれを必死に戻って最後に守ってくれた大井 健太郎のプレーは素晴らしかった。 ですが、あのような状況を簡単に作らせない、クロスのところを引っかけないようにする。リスクマネジメントをしっかりとコントロールしてやることができて、0-1で進めていけば3ポイントは取れると思います。複数得点が取れていれば、勝利に近づくのが普通です。ただ、いまは最初に2失点していることが大きな蓋になって、リスクを背負っていくところを含めると、前半から後半の戦いができるような頭の思考にしていくこと、守備も攻撃もより攻撃的にいくこと、前半を受け入れるのではなく、前半からアグレッシブに前への意識を持つことをやらなければいけないと感じている。そこには共有が必要なので、それは準備のところで高めていかないといけない。ただ、前半の修正点を後半しっかりと修正してくれたことは、非常に次につながるプレーモデルができたので、これをやり続けていきたい。
セレッソ大阪
監督
連戦が続く中で、ケガや体調不良などアクシデントがここ数日あった中、選手を思い切って替えながらフレッシュな選手たちでどれだけ戦えるか。日々良い準備をしてくれている選手たちに託しました。蓄積疲労がある選手、フレッシュな選手、いろいろなコンディション(の差)がある中で、この試合に臨みました。 2-0まで、ほぼ完璧なゲーム対応だったと思います。その後、コンディションの差や、普段やっていない11人の距離感、イメージの共有で、少しずつズレが出始めたところで、相手のパワー、重心を強く前に来たパワーに後手を踏んでしまった印象のゲームです。ただ、久しぶりにゲームをした選手たちが、一生懸命、チームの勝利のために高いパフォーマンスを発揮してくれました。チーム全体でも、困難な状況でも、準備のところから、全員で「絶対に勝つ」という素晴らしい雰囲気で戦ってくれたことを誇りに思います。次はルヴァンカップの準決勝、大一番がありますので、またこの良い雰囲気を、次の水曜日に向けてやっていきたいと思います。 --先発を入れ替えた中で、喜田 陽選手や進藤 亮佑選手など個での良さを発揮した選手もいた。2-0となったあとはゲームコントロールの部分で課題が出たが、今節の収穫と課題について。収穫としては、喜田は今季初出場、進藤もケガや体調不良でなかなかコンディションが上がってこない中、ひさびさの出場で、GKの清水(圭介)も初先発でした。舩木(翔)も含め、いろいろな選手が素晴らしい準備の中でスタートして、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた時間帯はゲームを支配する大きな要因になったと思います。 そこから、未知の世界のコンディションのところ、段々とフィジカル的にもメンタル的にもキツくなってきた。そういったところは、彼らが一番感じていると思うので、そこは大きな収穫になると思います。その中で、前は3点目を取りにいきたい選手と、後ろはフィジカル的にキツくなってきた中で、少し距離感が伸びて間延びしてしまったことはチームの課題だと思っています。また映像を見ながら、誰が出てもしっかりとゲームコントロールできるように、やっていきたいと思います --清武 弘嗣選手は復帰後初先発だったが、コンディションも上がってきた?復帰後初先発であり、次の水曜日にすぐ大一番があるということで、予定している中での出場時間となりました。随所に彼の良さが出たと思っています。先ほどの収穫の中でも、キヨ(清武)の復帰は大きな収穫の1つだと思っています。 --キム ジンヒョン選手の欠場はコンディションの問題ですか?そうですね。彼の連続出場は、私もコーチとしてずっとその時間を共有してきました。彼の努力や連続出場に懸ける思いはよく理解しているつもりです。今回、アクシデントの中で出られなかったことは残念ですが、彼もまだまだ成長している段階ですので、また連続してチームを守ってほしいと思います。本人も残念だとは思いますが、気持ちを切り替えてやってほしいと思います。
ジュビロ磐田
MF 40
金子 翔太
--個人としての振り返りは?僕のパフォーマンスが良くなかったです。ボールフィーリングの照準があまり合っていないというのと、チームとしてもなかなか前にうまくいけなかった。僕のところでもっと前に運べれば良かった。90分間通しても(ボールを)失う回数も多かったし、得点は取りましたけど、チームに迷惑をかけてしまった。 --後半最初に決定機を外していたことを含め、得点を決めたあとはどんな心境でしたか。おっしゃるとおり、前のシーンで外してしまったので、そこでうまくメンタル面を切り替えられた。確かにシュートは外してしまったけど、自分の中ではチャンスがあるときのほうがゴールを取れる確率が高い。シュートを打てているというのは、調子が良いときだと思うし、チャンスに顔を出せている。確かにあそこは決めなければいけなかったし、悔しい気持ちもあったけど、その後しっかりと決め切れた。 後半はいくつかアグレッシブにプレーできた。松原(后)のバーに当たったシーンも良いシーンだったと思います。とはいえ、勝つ確率を上げるためには後半にギアを上げて、「さあ、行こう」ではなく、僕は立ち上がりからいかなければいけないと思っています。
FW 10
山田 大記
--今日のパフォーマンスはどうでしたか? 段々とフィーリングが良くなってきて、途中からは良いフィーリングでやれたけど、1失点目は僕のところが起点になってしまったし、慣れるまでに少し時間がかかってしまった。あまり褒められる出来ではなかった。 --ご自身が入ることで守備が整理できたところがあったと思うが、やっていた感触は?前半の失点が多いので、まずゼロでというのが最優先の目標にしていた。仮に1失点しても、2点目を取られないようにというのを意識していた。最低限、守備のところを整備できたと思う。あとは前半途中くらいからは、こうやってやればもっと前向きな守備ができるなというのをチームで共通認識を持ちながらやれた。そこをさらにハーフタイムで後半は前向きな守備が増やせたので、そういう部分でのゲームコントロールは、ある程度自分たちで積み重ねながら90分間戦えたところは良かったと思う。 --勝点1について。絶対に勝点3が欲しい試合だったので、選手みんなすごく悔しい思いを感じているが、まだこの勝点1に意味をつけられる状況なので、次はダービーですし、大きな意味を持つので、悔しい引き分けに意味をつけられるようにみんなで頑張っていきたい。