豊川のゴールを守り抜いた京都。残留に向け貴重な勝点3獲得
京都サンガF.C.
--ゴールを振り返って。プロ初ゴール以来じゃないですか。(出身地の)九州ですし、勝手にホーム感を覚えながらプレーしていました。楽しかったです。ゴールの場面は無でした。映像で見てこんな感じだったんだって思ったくらいで、練習でやってきたことが無意識で出たという感じです。こういうときのほうが点を取れるなって思いますね。コースも見ていなかったです。感覚です。 --ゴール時の心境は?試合を通して全員が戦っていたし、僕がたまたまゴールを取りましたが、みんなのゴールだと思います。サポーター含めて、残留するんだという強い気持ちが乗り移ったゴールだったかなと思います。 --残留に向けて、大きな勝点3だったと思いますが。大きいと思いますし、残り4試合、どれだけ勝点を積めるかが大事。僕はゴールを取ること。そして、守備でも貢献すること。この2つをしっかりやっていきたい。
サガン鳥栖
監督
久しぶりの声出し応援ということで、最後全員で笑って終わりたかったんですが、その結果が得られず残念に思いますし、申し訳なく思います。ただ、まだ試合は続きますし、最終戦もまた同じようなシチュエーションでここでのゲームを迎えられますので、もっともっと成長していきたいなと本当に思った試合でした。 --京都のプレスが印象的でしたが、どう対応しようと思われていましたか?やはり前半は京都さんの出足が鋭くて、われわれもピンチになるようなシチュエーションをあまり感じなかったんですが、ただ、やはり圧力はあったなと思います。そこからうまく後半は修正してゲームを進めたんですけど、典型的な試合ですね。やはり1点取られて少し守られて、最後ゴール前まで行くんですけど、本当にこれは選手たちの勝ちたい意欲だったりが氷山の一角しか出ていないというわけではなかったですし、やはり最後のボールを扱う部分だったり、タイミングだったり、そういう細かい部分が足りなかったと思います。その質を次の試合のために鍛えたいと思います。
京都サンガF.C.
監督
10月に入りましたが、非常に日差しの厳しい、ある意味、サッカー日和ということも言えるかもしれない、そういう気候の中、たくさんのお客さんがここに集まって声出し応援というのを、京都としても久しぶりに、鳥栖さんも(コロナ禍以来)初めてだと聞いていました。このピッチの中で、声援が行きかう中で、お互いにハードな、インテンシティーの激しい試合になったんじゃないかなと思います。 ここ最近、インテンシティーの高さを担保したところでも、セットプレーや少しのことで失点して勝点3を取れない試合が続きましたが、選手がブレずにやってくれているのは分かっていたので、なんとか今日、勝点3を取るために、今日ここに来ていない選手も含めてですが、みんなで2週間準備したことが形になってうれしく思います。今日は勝ったので、勝てばすべてのことを肯定的に監督として言うことができるんですが、負けたあとも引き分けたあとも、自分たちが大事にしているものは何なのかという姿勢を選手たちに示し続けることが、僕が彼らに唯一提示できる一番の案件だと思っています。 こういう残留争いをしているチームですが、その中でも後ろに引かず、攻撃的に自分たちの良さを出そうということをやれる。むしろ、やってくれる選手たちを非常に頼もしく思います。リーグ戦はあと4試合、天皇杯は今度の水曜日に、いまリーグで一番力があると言ってもおかしくないくらいの広島さんとやりますが、ホームで2試合続くので、この流れをしっかり次につなげて、もっともっと良いチーム、もっともっと強いチームになりたいと思います。結果、たくさんのお客さんに喜んでもらえることを想像して、この一カ月を過ごせればいいなと思います。 --対鳥栖というところで準備してきたことは?鳥栖さんも残り3試合があるので、戦術的な狙いをここでコメントすることは差し控えさせていただきますが、同じようなことを狙っているスタイルであることは間違いないですし、機動力というか、機敏性の中で鳥栖さんはわれわれよりも上の順位で、当然、リスペクトする相手でした。自分たちの戦術的にも気持ち的にも引いてしまうと、彼らの良さが出てくるなということがここでやったルヴァンカップでも分かっていたので、そうさせないような戦術は組みました。それでうまくいった部分もありますが、後半はちょっとケガ人も出たりして押されたところがありましたが、よく粘ったと思います。 --守備では最後まで集中して守り切りましたが。決定的な場面もそんなにたくさん作られていなかったと思いますが、セットプレーの守備も含めて、守備をするだけではなくて、しっかりとはね返して攻撃に出ていけるようなことを目指してやっているつもりなので、その意識はこの2週間で高められたと思うし、それを今日、証明することができて良かったなと思います。 --勝利の瞬間はピッチに倒れ込んでいましたが。倒れちゃったんですが、誰も来なかったのですぐに立ちました。最近、こういう試合を取れなかったので、僕以上に選手が苦しかったと思います。やってきたことは間違っていないと自分では思っていたので、それを証明できて良かったです。
サガン鳥栖
FW 18
西川 潤
--互いにマンツーマン守備で、攻撃時にはあまり考える余裕がないような状況だったと思いますが。試合の入りから相手もマンツーマン気味にプレッシャーを掛けにきたので、どうやったらはがせるのかというところを探りながらという感じでした。 --個人のマッチアップが多くなるということでは、守備における個人の責任も大きかったと思いますが。相手のアンカーの選手を見ながら守備をするように言われていたので、そこは意識していました。前半に失点してから相手が守備に重きを置いたというような形になった印象です。そこでまずは失点しないこと。失点したとしても2点、3点と取れるような力をつけないといけないなと感じました。 --京都もラインを高く保ち続けて、なかなか中盤でのスペースは得られなかったと思うが。前半は相手のプレスもハマっていて難しい場面になりましたけど、後半は相手が3バックになってから、より自分たちのペース、ボール保持の時間は長くなったので、そこで点が取れていればという感じです。
MF 10
小野 裕二
--自身が投入された時点では、引く相手をどうこじ開けるかという状況でしたが。もうちょっと、やっている選手が相手のどこがウィークなのかというのを試合中に感じてプレーしないといけない。完全に引いてクリアするというチームに対しては、こじ開けるのは難しい。相手も残留が懸かっていて、失点はしないという強い気持ちでやっていたので、仕方ない部分はあるんですが、そこでもうちょっと一人ひとりがゴールを取るためにどこを狙わないといけないのかを大事にしないといけない。 --スペースがないところでどう攻めるのかという部分はまだまだ課題か?一人ひとりの立ち位置が何のためにそこに立っているのかということを考えないといけない。あとはクロスの場面でも相手のSBが両方ともあまり高さがなかったので、カキ(垣田 裕暉)が入ったとき、ジエゴが入ったときにもっと狙っていかないといけなかったんじゃないかなと思いました。シンプルにそこに上げていれば、勝つ可能性は高かったと思うし、どうしても中央へのクロスが多かった。僕が(宮代)大聖に出した場面も、大聖が見えていたというよりは中の枚数がいたので、後ろから入ってくる選手がプッシュしてくれればいいかなという感覚で入れました。そういうところをもうちょっと合わせていかないといけないのかなと思います。
MF 6
福田 晃斗
--失点はショートカウンター気味の形からになりましたが。失点の仕方はちょっと失い方が悪くなって、クリアが相手の良いところに落ちてしまった。あの1点は仕方ないというか、切り替えはできていたと思うし、まだ時間も十分に残されていたので、逆転に持っていけなかったところが、いまの自分たちの実力なのかなと感じています。 --朴 一圭選手もビルドアップに組み込み、数的優位性も打ち出す鳥栖に対しても京都は恐れることなくマンツーマンでプレスを掛けてきたが。個人的にはアウェイでやったときよりはそんなに来ているなという感じはありませんでした。ただ、Jリーグの中でも一番くらいに、ああやってハイプレスができるチーム。でも、そこでドンドン蹴ってしまうと自分たちの成長もないし、かといってそれで負けていいかと言ったらそうでもない。ただ、そこで相手のプレスをはがすことができれば、チャンスになるという裏返しでもあった。前半からつないで相手を動かしていたぶん、相手も後半は疲れてドン引きのような状況にできた。前半を0-0で進められたら後半はイケイケにできたと思うので、そういう意味では前半の失点は残念でした。