意地を見せた川崎F。逆転優勝に望みをつなぐ勝利を挙げる
清水エスパルス
この結果は受け入れられません。最初に点を決められて、どうにか逆転をしなければいけない状況で、ゴールを決めることができました。ですが、最終的にはこのように負けてしまいました。すごく残念な結果だし、降格圏から脱出しなければいけないということを考えて、今後臨まなければいけません。清水を救うために、そのことだけを考えて前進していくべきだと思っています。 --1点目、2点目の得点シーンを振り返って。1点目の場面は、(北川)航也選手からの良いパスが来て、相手の背後に走ることができました。ボールを受け取って、白崎(凌兵)選手が走ってきて、ここにボールを出せばきっと良いパフォーマンスを見せることができるのではないかと思って、タイミングよくパスを出すことができたと思います。逆転のシーンは、チアゴ(サンタナ)選手が相手を背負って、相手を動かさないようなプレーをしていました。そこで、(山原)怜音選手がパスをしてくれて、すごく良いところでボールを受けることができたと思います。それをゴールに決めたというシーンでした。 --後半良くなった理由は?後半に関しては落ち着いてプレーすることができたと思います。前半はまったく落ち着きがなくプレーしていたし、川崎Fと対戦する相手はボールより低い位置(での守備)になってしまうことがあって、ボールに追いつけないような状況になることが多い。そのようなシチュエーションが起きてしまったし、後半に関してはそれらのことを頭に入れて、落ち着いてプレーすることができたと思います。ただ、後半に関しては、落ち着きはありましたが、最後までそれを保つことができませんでした。
川崎フロンターレ
監督
試合の内容として思うところはいくつかあるが、一部だが2年半以上ぶりに等々力での声出し応援が行われ、そのサポーターの後押しが今日の結果につながったと思う。これを次につなげたい、その思いだけです。 --遠野 大弥選手、山村 和也選手と、出場機会が多いとはいえなかった選手が結果を残したことについて。うれしく思う。日頃から、出場機会がなかなかない中でもやり続けたこと、トレーニングでは100%を出してくれていて、それが終わってからも、それぞれが個人の向上のためにやり続けて、それが結果に残ったということ。それが姿を見ている中での結果であり、いろいろな選手に希望を与えた得点だったと思う。これで満足することなく、続けてほしい。 --首位・横浜FMとの勝点差が『5』に縮まったが?自分たちの立場は変わらない。2022年のラストは、このあとのホーム2つ、それもまた声出し応援が可能になると思う。そういう意味では、自分も、選手も悔いの残らない試合をしたい。あきらめている選手は1人もいない。その姿勢の部分を見せ続けたいと思うし、信じ続けたいと思う。すぐに試合があるので、そこに備えたいと思う。 --同点ゴールが生まれる前、3人の交代をしようとしていたが?少し、動かしのところもそうだが、幅と迫力、個の打開も含めてチャレンジしようという思いだった。あのタイミングで得点を取り、そこで少し息を吹き返したかなというのがあったので少し待った。追加点が取れたことは良かったが、そうでなかったら、時間がかかれば同じような形で交代していたかなと思う。
清水エスパルス
監督
非常に激しいゲームになったと思います。川崎Fを相手にここで戦うのは難しい構図だということは理解していました。だが、立ち上がりからチャンスを作ることもできていて、それをモノにできず、その後川崎Fが得意のボールを保持する流れになりましたが、そこからわれわれも逆転をするところまで持っていくことができました。ただ、残念なのはその後、インテリジェンスに欠けてしまったと思います。こちらがボールを保持して相手を苦しませる展開に持っていきたかったが、それができず、また相手に流れを渡してしまいました。ただ、最後まで戦う姿勢は欠けていなかったので、これから頭を切り替えて次に向かいたいと思います。 --ハーフタイムに修正した点は?主に守備のところ、奪い方のところ。前半からやりたかったところですが、奪い方を明確にしました。それによって後半に良い入りもできてゴールを奪うこともできました。2点を決めたあと、3点目を決めるチャンスもありましたが、それをモノにできず残念な流れになりました。ですが、先ほども言ったように、しっかりと戦ったゲームではあったと思います。この試合を見ている方にとっては、非常にスペクタクルなゲームになったと思います。それだけに良い結果を得て、このスタジアムを去りたかったが、それができず残念です。 --権田 修一選手の交代は前半終了間際の接触が原因か?まだ詳しいことは、彼自身とも、メディカルスタッフともコミュニケーションをとっていませんが、このゲームを続けることができないという判断になったと思います。残念ながらそれで交代になりました。ただ私が選手を選ぶにあたって、全選手を信頼しているし、権田自身もすべての試合に準備してくれています。そしてほかのGKは大久保 択生、永井 堅梧もいるし、2人ともハードワークを続けてくれています。権田にもまたしっかりと回復をしてほしいし、ほかのGK陣にも引き続きハードワークを続けてほしいです。
川崎フロンターレ
GK 27
丹野 研太
前半はバタバタすることなくやれた。後半に入ってからやられてしまったが、そこからも崩れることなくできたことが良かったと思う。 --3-2になってからの展開について。僕らは守ることに集中している。途中から入った選手のプレーはパワーになった。ゴールネットを揺らされながらもオフサイドになった場面はあったが、逃げ切れたのは良かった。 --終了後の思いは。逆転勝利ができたので、気持ちとしてはうれしい。等々力で勝てたこともそう。 --チョン ソンリョンが欠場の中での試合だったが?自分が出て、崩れてしまうのはイヤだった。結果を出したいと思っていた。ソンリョン選手からは「ナイス」と言われたし、(前節・)札幌戦のあとには「頼むよ」と言われていた。優勝争いの中で、負けてはいけない試合だった。自分たちから負けないこと。ここからホーム3連戦だったので、少しでも可能性がある限り、戦い続けていきたい。こういう状況で試合をやれることは幸せだし、そのことをかみ締めながらやりたい。勝利を目指して頑張っていきたい。
DF 31
山村 和也
前半に先制して、良い形で折り返すことができたので、後半にリズムが出なくなって失点したことは反省点だと思う。失点の場面で、どうケアをすれば良かったのかをもう一度全体で意識を統一させたい。1回でつぶし切るべきところや、局面でプレーを切るようなことをやっていけたら。 --同点ゴールについて。たまたま入ったという感じ。頑張ってゴールに(ヘディングを)飛ばそうと思った。良いコースに飛んでくれた。高いボールだったので、上で合わせようというところで、打点が高くなったのかなと思う。 --3点目につながったクロスについて。スペースが空いていたので、そこで受けたら良い攻撃につながると思った。そこにポジションを取って、うまくそこを使えて良かったと思う。 --丹野 研太について。ずっといっしょにやっているし、心強い存在。すごくありがたかった。
FW 11
小林 悠
結果を残さないとと思っていたし、このポジションを与えたくないと思っていた。いま、(レアンドロ)ダミアンがケガをしていて、知念(慶)と競争してやっているが、誰が出ても結果を残せるようにやっているし、結果を残せて良かった。 勝つしかなかった。後半に立て続けに失点してしまったが、なんとかオニさん(鬼木 達監督)に(対して)「(ピッチに)残してくれ、自分が決めるから」と思っていた。ヤマ(山村 和也)が決める前に3人くらいが交代を準備していたので、「マジか……」と思っていた。ヤマが決めて、この流れなら決められると思っていたが、その思いが通じたのか、オニさんが残してくれた。結果で応えられて良かった。 信じることをやめちゃいけないと思っていた。難しい状況だけど、試合前のミーティングでオニさんが「奇跡を信じることが大事で、自分たちが信じないと、サポーターもついてきてくれないだろう」と言っていた。本当にそうだと思った。他会場の結果は分からなかったが、自分たちで可能性をなくすのはやりたくなかった。なんとか勝てて良かった。