白熱のシーソーゲームは青木の決勝点で札幌が勝利。清水は無念の降格に
北海道コンサドーレ札幌
監督
今日のゲームも厳しいものになった。残留を懸けて清水は挑んできた。彼らは何がなんでも勝たなければいけない。ただし、われわれも最後のホームゲームに勝ってサポーターに勝利を届けたい。そうした両者の思いがぶつかった。そういうゲームでした。 試合のほうは、清水がいかに質が高いチームであるかということが、あらためて分かった。立ち上がり、なかなか自分たちのペースに持ち込めず、かといってチャンスも与えない。そうした中で中盤で守備がハマったときにはチャンスを作れて、そうした展開からわれわれが先に得点ができた。 後半、相手が非常に勢いを持ってきた中で、われわれはそれに呑まれるような形で逆転をされてしまい、難しくなった。1-2になってからは、落ち着きを取り戻し同点としたが、そこでまたリードを許した。ただし、選手たちの「勝ちたい」という思いが同点、逆転につながった。ただ、後半を振り返ると、波のある試合だった。力を出せる時間帯もあれば、相手の勢いに呑まれる時間帯もあった。 最後、勝利できたのはやはりサポーターの応援のおかげだと思っている。声援が力を与えてくれました。今日の大観衆の後押しが、勝利をつかみ取らせてくれました。 --あらためてシーズンの振り返りを。就任5シーズン目、一番難しいシーズンでした。キャンプ前からケガ人もいましたし、シーズンに入ってからもケガ人や新型コロナウイルスの影響で必ず誰かがいない状況だった。不運もあったと思います。試合前日、当日に起用ができなくなる選手が出るなど、難しいシーズンでした。 --今季の選手の成長についてはどう感じているか?それぞれの選手が成長してくれたが、特に岡村(大八)が成長を果たしてくれた。そしてルーカス(フェルナンデス)もそうです。終盤はとても危険な、ゴールに直結するプレーをしてくれた。(ガブリエル)シャビエルも終盤にかけて質の高いプレーを出してくれた。菅(大輝)、田中(駿汰)、高嶺(朋樹)も成長してくれたと思う。
清水エスパルス
監督
サポーターの皆さんだけでなく、清水エスパルスに関わるすべての人々にとって受け入れがたい、難しい瞬間になってしまったと思います。ペトロヴィッチ監督の作るチームは非常に良いチームということは覚悟していましたが、その相手に対して強い姿勢で臨み、最後まで勝てる可能性を追いかけながら戦いましたが、悔しい結果になりました。言葉にするのは難しいです。 --白崎 凌兵選手を前に入れたりと、メンバーの変更があったが、今日のプランは?1つは(北川)航也をケガで使えず、彼が今までトップ下のポジションでやっていたので、それをできる選手として白崎をそのポジションで使いました。また、札幌はエリア内に進入してくる動きが鋭いので、われわれの守備のときには、バイタルエリアをしっかり閉じておく必要もありました。そこは(松岡)大起に守備のところでやってもらう目的があって、その攻撃と守備をつなぐ役割として、白崎にそこをやってもらうという意図がありました。また、ポジションチェンジが必要になったときには、ベンジャミン(コロリ)を入れて1列下げるということもできると思っていた。それをやることで守備のときの相手の進入してくる動きに対して少し守備の強度が落ちることは覚悟していましたが、今日はそれが起こってしまいました。 --最近続いている終盤の失点が勝敗を分けたと思うが、どのように守るつもりだったか?終盤に失点をするというのは、われわれが何度もやってきたことです。それをやらないようにやってきましたが、悔しいのはわれわれが3点目を奪ったあと同点にされるのが早かったことです。われわれとしては、どうしても勝たなければいけない試合なので、前に前にという修正が必要になるし、それによってゲームがオープンになってしまうという展開になりました。どこでミスが起こったのか、それを見つめ直す作業があります。降格というのは受け入れがたい現実ですが、これは今日の結果だけでこうなったわけではありません。今まで終盤に失点をしてしまうミスを繰り返したことが積み重なり、今日の最終節を重圧の掛かる状態で迎えてしまいました。われわれの積み重ねてきたミスも含めて、どう修正していくかということをこれからやっていかなければいけません。
北海道コンサドーレ札幌
GK 34
中野 小次郎
とにかく勝つことができて本当に良かった。チームメートに助けてもらいながら、なんとか勝つことができたと思っている。そして、サポーターの皆さんの声援にも本当に助けてもらったと思っている。90分を通して力をもらい続けていた。チームとしても、失点したあとに崩れなかったり、逆転に持ち込むことができたのも、サポーターの皆さんの声援があってこそだったと心から感じている。自分としては今日の試合、とにかくリラックスをして試合に挑むことを心がけた。赤池(保幸)GKコーチにも励ましの言葉をもらい、力になった。あらためて、勝ってシーズンを終えることができて本当に良かった。
MF 11
青木 亮太
点の取り合いになり、本当に難しい試合だったと思う。清水には能力の高い選手がたくさんいて、そうした相手の良さを出させてしまったようなところもあり、それもまた試合が難しくなった理由だと感じている。ただし、その中でしっかりと粘り強く戦い勝ち切ることができたのは、スタジアムの雰囲気のおかげでもあったと思う。今季、自分はチーム内得点王になることができて、そこについてはうれしく思う。良いイメージでオフに入れるので、しっかりと良い準備をして来季は2ケタ得点ができるように努力していきたい。