渇望した勝利は互いに得られず。京都はPOへ回ることに
京都サンガF.C.
MF 24
相手は降格が決まっていて、僕たちが残留するためには他会場も絡んでくるなど、いろいろ考えなきゃいけない試合だったのかもしれませんが、自分たちは京都のサッカーで試合に入ることに集中しました。最初は硬さもありましたが、我慢しながら徐々に自分たちの時間を作れていったのは良かったです。その中で決め切ることや、さらに人数をかけて攻めることができれば、得点も取れたはずです。自分の中では、前に行くところやカウンターを防ぐところで、もっとハッキリとポジションを取れれば、ピンチを減らせてチャンスを増やせたのかなと感じています。 --守備について。相手は遠藤(保仁)選手などタメを作れる選手がいる中で、受け身にならずに激しく寄せることで、ボールを回されて危ないシーンを作られることはなかったと思います。自分たちの裏を狙われても、セカンドボールは取れるようにしていましたし、そこは(武田)将平くんと集中してやれました。 --80分の決定機について。チャンスだと感じて自分の本能のままに飛び出しましたが、あれは決めなきゃいけないシーンでした。あそこで決めて、チームを勝たせて残留を決めるのが一番良いシナリオでしたが、それだけの力がなかったことは真摯に受け止めます。残り1週間、次は勝ち切って残留を決められるように、もっともっと努力していきたいです。
守備で大きく崩されることはなかったですし、オープンになった状況ではスペースを使われた場面もありましたが、全体的には良かったと思います。攻撃でも良い形を作れていますし、シュートも打てている。本当に決めるか決めないかというところ、そこは勝負の運じゃないですが、サッカーにはそうした要素もあります。もう1試合、プレーオフを戦うことができるので、そこでしっかり得点を取って、勝てればいいと思います。 --ゴールを決めるためには?最後の局面における一人ひとりのプレーで、僕だとクロスを合わせることができるか、できないかという問題があります。ヤマくん(山﨑 凌吾)もゴール前で触れていたら、入っていたという場面もありました。良いプレーが重なればゴールも決まると思いますし、じれずに続けていくこと。あとは攻撃回数を増やすことも大事になります。 --攻撃参加について。前半は古川(陽介)選手が攻め残っていたことと、相手は人数をかけて守っていて僕が追い越せるスペースがなかったこともあり、なかなか前に出られませんでした。バランスを意識していました。 --終了間際のシュートブロックについて。カミくん(上福元 直人)が飛び出したところのカバーに入りましたが、うまく防ぐことができました。 --来週のプレーオフへ向けて。最後、勝って終わりましょう!
ジュビロ磐田
監督
まずは先週降格が決まったにもかかわらず、今日は12,000人のファン・サポーターが駆けつけてくれて、後押しをしていただきましたが、残念ながらまた引き分けという形で最終戦を終わったのは非常に残念です。私自身も非常に悔しい思いです。 ただ、選手たちはこの1週間、気持ちがモヤモヤしたところがたくさんあった中でしっかりと準備してくれた。今日は勝利を届けるということでハードワーク、走ること、戦う姿勢を忘れずに、本当にピッチの中で表現できたと思います。ただ、その中で残留争いをしている京都さんもわれわれの攻撃を止め、(われわれの)ピンチもありました。それでも白熱したゲームができました。選手・スタッフも含めて、今日のゲームに向けて準備してきたことが出たゲームだったと思います。 このようなゲームをしっかりと勝利することで、J1でより良いゲームができたと思います。このゲームを勝ち切れずに終わってしまったことは、今年1年の戦いがそのまま出たと感じています。最後はオープンでもいいからなんとか1点取ってという思いでしたが、勝つことができなかったのは残念です。 来季はJ2という厳しい状況下でゲームをやらなければいけないと思いますが、この選手たちがしっかりと準備して戦えば、また1年で昇格できると思うので、これから来季に向けて良い準備をしてほしいと思います。 --この最終盤で良くなってきたこともあったと思いますが、そこは渋谷監督の中ではどう捉えていますか?それは伊藤(彰)前監督のときから含めて、私になってからようやくそこが合致してきたと思います。伊藤監督も意識させてきたけど、まだ発展途上の部分でした。それがここに来てやっとできてきた部分があると思います。(伊藤前監督とは)やり方もそこまで大きく変わっていませんし、選手たちには少し大雑把じゃないけど、ボールを持ったら前に入れる、相手を追い越すということを頭に入れさせてやってきた部分がありました。もともとポジションは取れているけど、そこからのアクションの動きが少なかった。そこからアクションを多くしていこうというところで、(終盤戦で)チャンスが増えたと思っています。 --今日の試合は若手にチャンスを与えました。その狙いと評価をお願いします。選手たちには「最終戦で勝利する」と、(前節・)G大阪戦後のスタジアムで伝えました。ただ、メンバーは替わっている。普通なら今までやってきた選手でやることを考えるのも1つです。ただ、私が残り組(メンバー外組)に言ってきたのは、「君たちが出ても勝利することができる」と。そのくらい選手たちは必死にトレーニングしていました。出ていない選手たちも必死にトレーニングをやっていて、いつでも準備できていると感じていたし、トレーニングでも非常に良かった。このようなチャンスをいつか与えたいと思っていた。
京都サンガF.C.
監督
「勝点3を取らないと来年、違うリーグでプレーする」という覚悟で、私も選手も試合に臨みましたし、最後の最後まで得点を狙って、布陣も変えながら戦いましたが、残念ながら得点を挙げられず、非常に悔しく思います。ただ、もう1試合、来年の自分たちの位置を決める試合があることは間違いないし、それがサンガスタジアムで行えることはわれわれにとってメリットでしかありません。今日でシーズンがハッピーに終わるのが一番良かったと思いますが、「もう1週間、しっかりと自分たちを見つめ直して勝負へ向かっていきなさい」というサッカーの神様からのメッセージだと感じています。僕も監督として初めてのプレーオフですが、腰が引けた戦いではなく、今日以上の戦いができるようにしたいです。今日は少し硬さも見られました。そういうことも含めて、選手たちが次へ向かっていける状況を作っていきたいです。最後の白井(康介)のシュートブロックが次の試合に反映されると思いますし、ポジティブに考えて準備をしたいです。 --試合について。点を取るための形は準備していましたが、最後のところは磐田さんのファイティングスピリットに止められる場面もありました。ただ、去年からの3戦と比べれば、磐田さんの良さは出させませんでした。カウンターで何度か危ないシーンはありましたが、前半から落ち着いて、かつパワフルに戦ってくれました。 --57分の交代について。少し押されている時間帯だったので、前で突破できる選手、裏へ抜けられる選手、シュートを決められる選手を投入しました。想定内の展開になり、際どい場面もあり、いろんなコンビネーションも生まれましたが、得点がなかったことは残念です。チームとしてやろうとしたことは遂行してくれました。
ジュビロ磐田
FW 31
古川 陽介
--プロ初先発について。前節に降格が決まって、また特殊な雰囲気の中でのスタートでしたが、自分の持ち味を出すことだけに集中しようと思っていた。ゴールという結果でみんなを喜ばせたかったが、個人として思ったような形があまり出せなかったので納得していない。 --ユニットの中での連係が課題でしたが、今日先発出場して感じたことは?今日の試合で周りとの距離感は新たな課題として出ましたし、味方とスペースを共有しながらやるところも自分に足りないポイントだと思っている。そこは自分の武器を出しながら、味方と共有しながら攻めるところはこれからもやっていかなければいけない。 --ルーキーイヤーとしての1年間について。正直、ボールを持ったところはすごく自信があるし、Jリーグの中でも突出している部分だと思っていますが、それ以外のボールを持っていないときの駆け引きや球際はもっと改善できると思うし、それが今後の出場時間につながると思っています。
MF 7
上原 力也
--この試合にはどういう気持ちで臨みましたか?最後のホーム戦でサポーターに勝利を届けたいという気持ちでした。たくさんチャンスやピンチがある中で全員が体を張った。ただ、今日の0-0を1-0、また2-0でも良いですが、勝利につなげる力がないとやっぱりJ1では戦えない。今日の試合を含めて1年間を全員で振り返って、しっかりと反省して、また成長できるようにやっていきたい。 --個人として今季はどのようなシーズンになりましたか?去年はレンタルでほかのチーム(仙台)に行き、新たな刺激や経験を経て成長した姿で戻り、ジュビロの力になりたかったが、それが勝利に結びつかなかった。自分としても、もっとチャンスに絡みたかったシーンも多かったし、チームとして勝ち切れなかったのが非常に悔しい。その気持ちとともに、この1年を無駄にしないよう、全員でこの1年を反省して、もっと強くなっていきたい。 --今年1年、足りなかったことは?戦術的なことやチームとしてやらなければいけないことはたくさんあると思うが、分かりやすい簡単なことで言えば、あと一歩寄せるところや、あと一歩前でボールを触ること、あと一歩ポジショニングを意識すること、もう一声かけるところ。そういう部分を突き詰めないとJ1では勝ち切れない。そういう部分は練習から全員で意識しなければいけない。