あとわずかだった鹿島。儚く消えた8年ぶりの勝利
川崎フロンターレ
ボールは支配できていたが、決定的なチャンスまでいけていないのは感じているし、まだまだチームとして詰めていかないといけないことはある。そんな中でも勝てて良かった。 --PK、蹴り直しになる前、なったあとの違いは?心境は多少違うが、そんなには……。 --プレッシャーは2本目のほうがあった?そうですね。 --蹴り直しの2本目、「相手のイヤなところを狙った」というコメントもあったが?GKの立場に立ったら、どういうふうなボールがイヤか(を考えた)。PKは心理戦。あそこに蹴られたらイヤだろうし、そこに蹴れるのか、蹴れないのかという技量のところを考えて、蹴りました。 --一度止められたときの心情と、蹴り直しが決まったときの思いは?止められたときは仕方ない、蹴り直しはツイているかな、と。 --苦しい状況でも勝てたことについて。本当に良かった。それがすべてだと思う。 --J1通算400試合出場を達成したが?出てみると、ただの数字だと思う。大事なのは(何をやってきたかという)内容だと思うので。 --今後に向けて。楽しんでやれればいいし、そんなに大きな目標はない。
FW 20
--貴重な同点ゴールを決めたが?開幕戦では特徴をあまり出せなかったので、背後に抜け出すところなどを意識していた。今までの自分を信じて、試合に臨んでいた。監督からも「特徴を出してほしい」、「積極的にやってほしい」と言われていた。 (川崎Fアカデミー時代の後輩である)(宮城)天も鹿島戦で劇的なゴールを取っていたので、自分も決めたいと思っていたし、イメージはあった。 攻撃では独特のシステムもあるので、しっかりと頭で意識していきたい。フロンターレのサッカーをする上で、自分に課題はある。それに求められているのはゴールなので、そのあたりを意識していきたい。
鹿島アントラーズ
監督
--相手に退場者が出るまでのパフォーマンスへの評価をお願いします。おおむねゲームはコントロールできていたと思います。自分たちでボールを保持するところはもう少し出せたかなという気はしますけれども、後半のところは前半の終わりの時間のように、守り倒すのではなくしっかり自分たちでプレスを掛けたり、あるいはボールを保持して時間を進めていく、針を進めていくということを求めて、後半も非常に良かったと思います。 --数的優位になってから少し歯車がかみ合わなかった。若いチームにとっての教訓になったと捉えるべきでしょうか?ここはいま、僕も頭の中をいろいろなことが駆け巡っていて、どのようにこれを捉えるべきかというところは、安易に言葉にできないところがあります。結果論のところもあり、そこを原因と捉えなきゃいけないところもあり、これをどのようにするかというのはまだ結論は出ていないですね。ただ、同点に追いつかれたゴールですね。何気ないクリアできるボールだったと思うんですけど、それが失点につながってしまったというのはすべてがひっくり返ってしまう要因にはなりましたね。
川崎フロンターレ
監督
アウェイの中で、本当に多くのサポーターが勇気をくれた。それが最後、逆転までいけた結果につながったと思う。次に向けて、良い形で備えたい。 ゲームのほうは、立ち上がり、警戒していたクロスから失点した。それもあって少しバタバタしながらゲームが進んでしまったと思う。もっと相手の狙いを認識できれば、早い段階で、前半の最後のほうのような戦いができたと思う。それでも管理をしながら2失点目を食らわず、なかなかチャンスがなかったが、最後の時間までもっていけたからこそ、こういう形になったと思う。選手は本当に粘り強くやってくれた。アウェイの鹿島戦は難しい状況になる。選手は本当によくやってくれたと思う。 --PKを最後に決めた家長 昭博について。今日のゲームでいうと、最終ラインがかなり替わっていた。それもあって、ゲームをコントロールできる選手を何人か使ってスタートしていた。アキ(家長)はゲームを理解しながらやってくれた。最後の場面は、90分戦った状態でのあのPK。メンタルと、あとは日頃から鍛えている体のところが、精神力につながっていると思う。頼りになる存在だと思います。 --左SBの橘田 健人が中に入るビルドアップだった。攻撃の狙いは?鹿島はもう少し前から来るかなと思っていた。健人は本職がボランチであり、(右SBの山根 視来が中に入るのかどうかでいうと)どちらでも良かったが、普段慣れているほうを入れた。実際には、この言い方が正しいか分からないが、中に入る必要がなかった。そこを作らなくても、ハーフウェーラインを越えられていたので。もう少し中盤を経由してボールを動かせれば、サイドでも優位になったとは思っている。そのあたりは、ハーフタイムにならないと指示が通りづらいというのもあった。 最後のほうは選手の中で認識して、誰が前にいればいいかというのは分かっていた。相手は縦パスを引っかける守備をしていた。そこらへんは改善しながら後半に送り出した。 --初ゴールを決めた山田 新について。シンプルに自分の良さを出すというところ。なんとなく、フロンターレのスタイルというのはあるが、それはまた別の話で、彼の持っているものを出してほしい。背後に走っていくことや、体を張ることなど……。ゴール前で体を張って味方を使ったり、あとはスピードがあるので守備でも効いていたと思う。彼の特徴を出すこと、そこだと思う。前節、本人は消化不良があったと思うので、そのぶん今回はよくやったと思う。
鹿島アントラーズ
FW 13
知念 慶
チームとしても個人としても前に進まないといけないと思いますし、この結果を受け入れて次の試合で絶対に勝たないといけない。しっかり切り替えないといけない。個人的には早い段階で足をつってチームに迷惑をかけてしまった。しっかり治していければと思います。 --交代の直前に足をつった?そうです。 --ゴールについては?(鈴木)優磨が内側を向いた瞬間に「ボールが来るな」と思ったので、しっかり良い準備をできたのがゴールにつながったと思いますし、シュートも迷いなく振れたので良いゴールだったと思います。ゴールはうれしいですけど、今日の結果は人生で一番悔しいくらい受け入れられなくて、やっと切り替えられましたけど、本当に悔しさだけが残っています。
FW 40
鈴木 優磨
--我慢する時間が長かった。選手はどう感じていましたか?今日に関して言えば、回させているという意識があって、取ってからも非常に良い攻撃ができていましたし、ショートカウンターを相手もイヤがっていました。今日に関して言えば、先制点を取れて、イヤだったのは確実に相手かなというふうに思ったんですけど、さすが近年Jリーグを引っ張ってきたクラブだなというのは、最後の最後に感じました。 --若いチームにとって良い教訓。今後に生かさなければいけない?結局は個人のところなので。いくらチームで「こういったやり方をしよう」と言っても、最後の感覚は個人のところなので。途中から出てきた(仲間)隼斗くんとかは経験を積んでいるし、自分のやるべきことというのはよく分かっていますけど、途中から入ってくる若手だったりは、もちろんミスして学ぶというのはあるし、ミスしないと学べないんですけど、それを次にどう生かせるか。俺らは少なからずそうやって学んできて、次の試合、チャンスをもらえたときに絶対そういうことをもうしたくないんだというような気持ちでやってきた。 いかにそこに持っていけるかというのは、自分。俺も植田(直通)くんもみんなそうでした。ミスして負けて、(シュートを)外して負けて、自分のマークを外して負けて。それでも俺らがやっぱりここまで来れたのは、それを絶対に無駄にしたくない、次の試合で使ってもらったときに絶対そのミスはもうしたくないんだ。その気持ちで練習していたところがある。いまの空気というのは、良くも悪くも切り替えがすごく強調されますけど、俺はそこだけ強調するのは好きじゃない。そのミスを重く感じて、次が来たときにどうしたいのかを、俺も含めて、もっともっと突き詰める必要があるかなと思いました。