ゴールを認められなかった側の広島にとっては残念でならない発表となったが、仙田 信吾代表取締役社長は「サンフレッチェ広島といたしましては、試合は成立しており、JFA審判部の真摯なご対応を受けて、問題を蒸し返すことは避け、再発防止のために今後一層の審判員の練度向上を要望しました。チームは、勝点2を逃したという複雑な思いを払しょくして、来たる2月26日(日)のアルビレックス新潟戦に、気持ちを新たにして立ち向かっていきます。サンフレッチェ・ファミリーの皆さまの応援を宜しくお願いいたします」とコメントしている。
ミヒャエル スキッベ監督も至って冷静に受け止めていた。
「勝てなかったことに対してすごく残念だと思いますけど、彼らの判断がすごく難しい状況だったことも分かっています。本当にギリギリのところでしたし、もう気持ちは次の試合に向かっています。次の試合は分かりやすい形で(得点が)入るようにしていきたいと思います」 開幕戦に続いてホームで戦える広島にとって、今節はモヤモヤした思いを晴らしたい一戦になる。後ろを向かずに前を向いているクラブ、チームとともに、サンフレッチェ・ファミリーも一丸となって戦って得点と勝利を目指していきたい。
アウェイの新潟にとっても、J1復帰初勝利を目指す重要な一戦になる。開幕戦はC大阪相手に2-2のドロー。谷口 海斗のファインゴールで先制したあとに一度は逆転を許すも、80分に千葉 和彦が同点ゴールを決めた。松橋 力蔵監督も「最後に勝ち切ることができなかったのは残念ではありますが、先制をして、ひっくり返された中でまた追いつくという勝負強さは発揮できたゲームだったかなと思います」と評価している。
新潟はアウェイでの試合が続くが、開幕戦で得点を挙げた千葉にとってはホームのような場所だ。2012年から7年間プレーして、3つのタイトル獲得にも貢献してきたDFが、5年ぶりにエディオンスタジアム広島のピッチに立ってどんなプレーを見せるのかは注目だ。
佐々木 翔は「千葉さんがヘディングで点を取っていたので、ちょっと気をつけないといけないですね」と笑い、「しっかりと新潟のサッカーをしてくると思うので、もちろん対策も必要だと思いますけど、自分たちに目を向けていきたいと思います」と話し、今節に向けた準備を行っている。
アグレッシブに攻守を展開して勝利を目指す広島と、J2で培ってきたサッカーの質を高めて勝利を奪いたい新潟。エディオンスタジアム広島で自分たちのサッカーを信じて戦う両チームがぶつかり合う今節は、とても面白い90分間になるに違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]